*出典元:https://www.radiomontecarlo.net/

 

新人俳優としてインディーズ映画に出演していた25歳の頃、当時まだ無名の俳優だった幼馴染のマット・デイモンと共同で書き上げた脚本が、『グッド・ウィル・ハンティング / 旅立ち』(1997年)として映画化されたベン・アフレック。すると、本作はその年のアカデミー賞で脚本賞に輝き、脚本と主演を兼任した二人の新人俳優は一夜にして注目俳優の仲間入りを果たします。

その後は『アルマゲドン』(1998)、『パールハーバー』(2001)などのアクション超大作への主演で世界的な知名度を獲得したベン・アフレックは、監督・製作・主演を兼任した『アルゴ』(2012)がアカデミー作品賞を獲得するなど、俳優業だけに留まらない活躍を続けています。

映画やテレビなどで活躍する俳優の腕時計にフォーカスする「Actor’s Watch」。
第198弾の今回は、そんなベン・アフレックが着用した腕時計をご紹介して参ります。

 

 

ロレックス

サブマリーナー【Ref.16800

*出典元:https://la-lista.com/

 

海底人の女王と地上人の父の間に生まれたアーサーが、スーパーヒーローとして悪と戦う大ヒットアメコミ映画『アクアマン』(2018)。主役のアクアマンを演じるジェイソン・モモアが、続編『アクアマン/失われた王国』(2023)の撮影中に自らの公式インスタグラムにアップしたのがコチラの写真。ジェイソン・モモアに甘えられて微妙な顔つきのベン・アフレックがこの時に着用していた腕時計は、ロレックス サブマリーナー(Ref.16800)と思われます。

ベン・アフレック演じるバットマンがサプライズ登場する予定だった『アクアマン/失われた王国』。登場シーンは極秘に撮影されたものの、撮影現場がスクープされてしまい、もはや隠す意味がなくなったということで、公開された写真と言われています。

海を舞台にした『アクアマン』シリーズだけに、それに合わせてベン・アフレックはサブマリーナーをチョイスしたのかもしれません。なお、映画本編ではバットマンの登場シーンは全てカットされた模様です。

 

 

アルティザンドゥジュネーブ

ラ・モントーヤ【Ref.-

*出典元:https://www.glamour.es/

 

続いては2022年。パリのルーブル美術館近くのレストランでパパラッチされた、元妻ジェニファー・ロペスとベン・アフレックの2ショット写真から。この時、彼が着用していた腕時計は、アルティザンドゥジュネーブ ラ・モントーヤ(Ref.-)。

デイトナ24時間レースを3度制したレーシングドライバー、ファン・パブロ・モントーヤに敬意を表し、カスタムウォッチメーカーとして知られる「アルティザンズ ドゥ ジュネーブ」が、ロレックス デイトナ(Ref.116520)をベースにカスタマイズした世界限定50本の逸品。スケルトン加工された文字盤には、赤、青、黄のカラーリングが施されていますが、これはモントーヤの出身国、コロンビアの国旗にインスパイアされたもの。

一作品で数十億円のギャラを稼ぐハリウッドセレブに高級腕時計の愛好家は多いものの、カスタムロレックスまで所有しているスターは多くありません。この腕時計を愛用しているということは、ベン・アフレックは、かなり深めの「時計沼」に足を突っ込んでいると見てよさそうです。

 

 

フランクミュラー

サントレ カーベックス【Ref.1752QZ

*出典元:https://people.com/

 

最後もジェニファー・ロペスとの2ショットから。2003年5月、ロサンゼルスで行われた、NBAのレイカーズ対スパーズ戦の観客席に姿を見せた結婚前の二人。この時にベン・アフレックが着用していた、一見ブレスレットのように見える小ぶりな腕時計は、フランクミュラー サントレ カーベックス(Ref.1752QZ)と思われます。実はこの腕時計、ジェニファー・ロペスがベン・アフレックにプレゼントしたもので、ベルトはクロムハーツに特注したブレスレットに交換されているとの事。

ちなみにベン・アフレックとジェニファー・ロペスはこの写真の1年後、2004年に破局したものの、2021年に復縁。その年のベネチア映画祭のレッドカーペットには、この腕時計を着けてジェニファー・ロペスをエスコートするベン・アフレックの姿が目撃されています。その後、2022年に結婚した二人は、2024年に離婚。この腕時計がいまどこにあるのか気になります。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

カスタムロレックスや、特注のブレスレットに換装したフランクミュラーを愛用するなど、「人とは違う腕時計」が好みのように見受けられるベン・アフレック。サブマリーナーの、実用的でありながらヴィンテージの風合いも兼ね備える「Ref.16800」という渋めのチョイスにも、彼のこだわりが感じられます。

 

*出典元:https://www.hollywoodreporter.com/

 

2022年、親友であるマット・デイモンと共に映画製作会社「アーティスト・エクイティ」を設立し、CEOに就任したベン・アフレック(マット・デイモンはCTOに就任)。商業主義に捕らわれない、クリエイター主導の映画製作に乗り出す予定です。

そんな彼らがいま製作準備しているのは、プロレスラーのハルク・ホーガンが、自分のプライベートな性行為映像を公開したゴシップサイト「ゴーカー」を訴え、多額の賠償金により破産に追い込んだ「ゴーカー事件」を題材にした映画との事。

なんとベン・アフレックがハルク・ホーガン役を演じるという噂も流れてきており、そう聞くと、上の写真の黄色い背景やベン・アフレックのヒゲも、なんだかハルク・ホーガン役の匂わせのように思えてきます。

果たしてベン・アフレックの「イチバーーーーーーーン!!」が映画館に轟く日は来るのか、続報を楽しみに待ちたいと思います。

ではまた!

Actor's watch