本日は【2024年度版】パテックフィリップ “価格帯別おすすめモデル5選 1000万円~編≫ をお送りいたします。
高級腕時計業界の中でも最上級に位置し、雲上ブランドとも呼ばれる【パテックフィリップ】。近年は様々なバリエーションで多数のモデルが販売されていますが、やはりどのモデルも基本的に流通量は少ないため、どのモデルが良いのかを実機を比較して検討するなんてことは、正規店でも二次流通店でも難しいことと思います。そこで、数多くのモデルを手に取ってきたプロの視点から、本当にオススメしたいモデルを厳選して、価格帯別にご紹介していきたいと思います!
今回は、【パテックフィリップ】の中でも人気モデルが並ぶ価格帯、1000万円~の予算を対象に選定していますので、是非とも最後までお楽しみください!
ご興味ある時計がございましたら、この機会に是非インタレスト(再入荷希望)をご登録ください
①『アクアノート』「Ref.5167R-001」
人気、知名度ともに【パテックフィリップ】の中でも1、2位を争う『アクアノート』から、2009年のバーゼルワールドで登場した「Ref.5167R-001」。
こちらは、光沢感のあるブラウンエンボス文字盤と18KRG(ローズゴールド)ケース、ブラウンのトロピカルバンドの組み合わせが、スポーティーでありながらも上品で高級感のある仕上がりとなっています。『アクアノート』には様々な機能を備えたモデルがラインアップされていますが、デイトのみの三針モデルはシンプルで飽きが来ないということもあり、非常に人気が高くなっています。二次流通市場の価格も安定していますので、実用性、資産性ともに優れた一本としてオススメです。
②『アクアノート』「Ref.5168G-001」
2017年に『アクアノート』生誕20周年を記念して、42.2mmのジャンボサイズで発表された「Ref.5168G-001」。
ブラックグラデーションのブルー文字盤に、同系色のミッドナイトブルーで作られたトロピカルバントの組み合わせが、スポーティーながらも落ち着いた印象の人気モデルです。また、2022年頃からは、観音開きのホールディングバックルと新ムーブメント「Cal.26-330 S C」が採用されており、両サイドに配されたプッシュボタンによって着脱が容易になりました。また、新ムーブメントの採用により、ハック機能(ストップセコンド)の追加と日付変更の禁止時間帯が無くなり利便性が向上しています。スポーツモデルの位置付けでありながら、ドレッシーな印象を両立させ、抜群の実用性とステータスをも誇る、【パテックフィリップ】ならではのオススメの一本です。
③『ノーチラス』「Ref.5711/1A-010」
『ノーチラス』生誕30周年記念として2006年に登場した「Ref.5711/1A-010」。
2010年頃に「Ref.5711/1A-001」からマイナーチェンジされ型番が変更されました。文字盤は青みが増して光沢感が強くなり、ブレスレットのコマも両サイドネジ式から、叩いて抜くピン式へと変更されています。中でも今回オススメしたいのは、2019年以降に製造された個体に搭載されている、ハック機能(秒針ストップ)が付き、日付変更禁止時間帯が無くなっている新ムーブメント「Cal.26-330 S C」採用の個体。2019年から2021年までの数年のみ存在しているため流通量も非常に少なく、【パテックフィリップ】は高年式の個体が好まれる傾向があるのもポイントとなっています。
④『ノーチラス プチコンプリケーション「Ref.5712/1A-001」
続いては、『ノーチラス』生誕30周年記念となる2006年に発表された『ノーチラス プチコンプリケーション』「Ref.5712/1A-001」。
2005年の発売から僅か1年でディスコン(廃盤)となった前モデル「Ref.3712/1A-001」と同様に、ムーブメントには「Cal.240PS IRM C LU」を採用していますが、細かなマイナーチェンジが行われており、2008年にはパワーリザーブ48表記の横にドットが1つ追加、2009年にはムーブメントの規格がジュネーブ・シールからパテック・シールへと変更されるなど、進化を遂げています。『ノーチラス』と言えばシンプルな三針モデル「Ref.5711」もオススメではありますが、文字盤に配されたパワーリザーブ表示、スモールセコンド、デイト&ムーンフェイズのバランスが美しいこちらの『ノーチラス プチコンプリケーション』は、多機能ということもあり、所有欲を満たしてくれるに違いありません。
⑤『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』「Ref.3970」
最後にご紹介するのは、1986年頃から2004年頃まで製造されていた『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』「Ref.3970」。
こちらの「Ref.3970」は、製造初期のインデックスはバトン型、針はリーフ型、後期になるとインデックスはトライアングル型、針はバトン型に変更されるなど、多くのマイナーチェンジが行われたモデルです。ケースバックは第一世代はスナップバック(はめ込み式)、第二世代はスクリューバック(ねじ込み式)、第三世代はシースルーバック(クローズドバック付き)となっています。コンパクトな36mmケースに、パーペチュアルカレンダー機構とクロノグラフ機構がバランス良く配されており、この美しさには誰もが息を吞むのではないでしょうか。数ある【パテックフィリップ】のモデルの中でも、上がり時計の候補としてぜひオススメしたいモデルです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
定番人気モデルばかりの選出となりましたが、やはり良いモノは良い、とお伝えしたいと思います。雲上と称される【パテックフィリップ】の時計ですが、1,000万円を超える腕時計は、上がり時計として検討される価格帯だと思います。しかしながら、一生モノとしていつかは手に入れたいとお考えの方も少なくないと考えておりますので、是非モデル選びの参考となれば幸いです。
また、今回ご紹介のモデルを所有されており、売却をご検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ当店の預かり販売・買取をご利用いただければ嬉しく思います。