みなさま、こんばんは!
本日は、皆さんご存知の【オーデマピゲ】『ロイヤルオーク エクストラシン』「Ref.15202ST.OO.1240ST.01.A 」について、1つ面白い発見がありましたのでお話していこうと思います。
もちろん、まだあまり知らない方もいらっしゃるかと思いますので、『ロイヤルオーク エクストラシン』の歴史やマイナーチェンジ等も順にお話ししていきますので、ぜひ最後までご覧ください!
「Ref.15202ST.OO.1240ST.01.A 」概要
歴史
2012年に『ロイヤルオーク』40周年を記念して発表された『ロイヤルオーク エクストラシン』「Ref.15202ST.OO.1240ST.01.A 」。
1972年に登場した初代『ロイヤルオーク』「Ref.5402」の復刻モデルとして登場しています。ケース径は39mm、ケース厚も8.1mmと、当時と同じ仕様で登場しており、ムーブメントには【ジャガールクルト】製の「Cal.920」をベースとした「Cal.2121」が搭載されています。
2022年には新型「Ref.16202ST.OO.1240ST.01」が『ロイヤルオーク』50周年を機に新たに登場しており、それに伴い今回ご紹介の「Ref.15202ST.OO.1240ST.01.A」は廃盤(ディスコン)となっております。
マイナーチェンジ
こちらの「Ref.15202ST.OO.1240ST.01.A」には【前期型】と【後期型】が存在しており、細かなマイナーチェンジが施されています。
・型番
【前期型】:「Ref.15202ST.OO.1240ST.01」
【後期型】:「Ref.15202ST.OO.1240ST.01.A」
・ケース構造
【前期型】:2ピース構造
【後期型】:3ピース構造
・APロゴ
【前期型】:APロゴのAとPの間隔が狭く細長い
【後期型】:APロゴのAとPの間隔が広い
・タペストリー模様
【前期型】:タペストリーの数が少なく溝が深い
【後期型】:タペストリーの数が多く溝が浅い
このように列挙してみると、意外と変更点は多い印象です。そして、ここまでは知っていた方々も多いかと思いますが、ここからが本題です。
【後期型】「Ref.15202ST.OO.1240ST.01.A」のダイヤルカラーが異なるのです!!画像を基に早速見ていきましょう!!
「Ref.15202ST.OO.1240ST.01.A」ダイヤルカラー
年代の異なる2モデルを並べてみましたが、皆様いかがでしょうか。
左が2018年頃の個体、右が2021年頃の個体になります。
明らかに左の個体の方が、ブラックに近い色味になっており、右の個体はブルーの色味が明るいように思えます(現行の3針モデルに近い)。この写真だけでも違いが明確に分かったのではないでしょうか。続いては単体ごとの写真をご覧ください。
まずは2018年頃の個体。
続いて2021年頃の個体。
それぞれアップの写真も見てみましょう。
まずは 2018年頃の個体。
続いて2021年頃の個体。
最後にもう一度別角度からの比較写真になります。
どちらも素敵な色味ではありますが、2018年頃の個体は少々グレー掛かった色味で、2021年頃の個体は爽やかなブルーと、見るからに違いがハッキリとしていますね。偶然にも同タイミングで2本入荷していたので気付きましたが、並べてみないと、意外に分からないものですね。
何年頃の個体からダイヤルカラーが変わったのかは分かりかねますが、今後『エクストラシン』入荷時に注意深く観察していけば、ある程度の移行期間がわかるかもしれません。こちらは結論が出るまで長い目で追っていきたいと思いますが、もし既に同モデルをお持ちの方がいらっしゃいましたら、店頭まで見せに来ていただけますと幸いでございます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あまり並べて見れる機会も多くないモデルですので、新鮮だったのではないでしょうか。
また、皆さまはどちらのカラーが好みだったでしょうか。グレー掛かったブルー、色鮮やかなブルー、どちらも素敵なので甲乙つけがたいところですが、購入を検討中の方はこの違いを理解したうえで時計をお探しになってみると、より理想の一本に出会えるかと思います。ぜひ店頭にお越しの際は皆様の好みをお聞かせください。
今回も本コラムを見て下さったことで、一人でも多くの方が高級腕時計に興味を持ってくだされば幸いです!
ではまた!