本日は【2025年度版】インデックスが美しい時計5選をお送りいたします。
時計の顔とも言える文字盤。その中でもインデックスは、見た目の印象を大きく左右する重要な要素です。アラビア数字のフォントや太さ、バーの立体感、ローマ数字の配置バランス。インデックスにこそ、その時計の個性と美意識が表れていると感じたことのある方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなインデックスに注目して「思わず見惚れてしまう美しさ」が感じられる時計を5本セレクトいたしました。ぜひ最後までご覧ください。
ご興味ある時計がございましたら、この機会に是非インタレスト(再入荷希望)をご登録ください
①【モリッツ・グロスマン】『ベヌー エナメルアラビック』「Ref.MG-001405」
上質なシンプルさの中に、職人技と哲学が詰まった『ベヌー エナメルアラビック』「Ref.MG-001405」。
最高峰の丁寧な仕上げを追求する、年間生産本数わずか約200本というドイツの希少ブランド【モリッツ・グロスマン】において、本モデルは世界限定18本という極めて希少な一本です。
ホワイトエナメルの文字盤に配された、力強く均整の取れたアラビア数字のインデックスは、視認性に優れるだけでなく、文字盤全体の美しいバランスを生み出しています。立体感のないフラットな印字でありながら、エナメル特有の艶と光の陰影がその数字に深みを与え、見る者を惹き込む存在感を放っています。
ケースはステンレススチール製で直径41mm。搭載されるのは自社製手巻きムーブメントCal.100.1で、シースルーバックからは、【モリッツ・グロスマン】ならではの緻密で美しい仕上げが堪能できます。
インデックスの美しさに惹かれる方にこそ、ぜひ手に取っていただきたい、非常に希少な逸品です。
②【ロレックス】『1908』「Ref.52509 」

2023年に誕生したロレックスの新ドレスライン『1908』。
ケースは39mm径の18Kホワイトゴールド製で、厚さ約9.5mmというスリムなフォルムが特徴です。搭載ムーブメントは新開発の自社製自動巻き「Cal.7140」で、約66時間のパワーリザーブを備えています。裏蓋には、ロレックスとしては非常に珍しいシースルーバックを採用。丁寧に仕上げられたムーブメントやローターの動きを、視覚的に楽しむことができます。
マットな質感のブラックダイヤルに映えるのは、12・3・9位置のアラビア数字とバーインデックスの組み合わせで、視認性と上品さを両立させたバランスの良いデザインです。アプライドインデックスの立体感が、落ち着いたマットダイヤルと調和し、控えめながら奥行きのある表情を生み出しています。
現代的でありながら、どこか懐かしさも漂うこのインデックスの美しさは、新たなロレックスのドレススタイルにふさわしい、静かな魅力を放つ一本です。
③【オーデマピゲ】『CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ』「Ref.26393BC.OO.A002KB.02」
2021年に登場した『CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ』「Ref.26393BC.OO.A002KB.02」。
一見シンプルに見えるブラック文字盤には、艶やかで深みのある天然石「オニキス」を採用。インデックスにはバゲットカットのダイヤモンドがセッティングされており、直線的でシャープな輝きが漆黒のオニキスダイヤルに美しく映える、魅力あふれる一本です。
ケースは18Kホワイトゴールド製でサイズは41mm。搭載されるのは、自社製の自動巻きクロノグラフムーブメント「Cal.4401」。ラウンド型ケースと八角形のミドルケースを組み合わせた精巧な立体構造が特徴で、複雑な形状の風防は、角度によって渦巻き状の模様を浮かび上がらせます。デザインと技術の両面で、【オーデマ ピゲ】の美学が凝縮された一本です。
④【パテックフィリップ】『ネプチューン』「Ref.5080/1A-010」
1990年代に登場した【パテック フィリップ】『ネプチューン』「Ref.5080/1A-010」。
ドレッシーさとスポーティーさが絶妙に融合した、今なお根強い人気を誇るモデルです。
ケースはステンレススチール製で、サイズは37mm。立体感のあるベゼルと、放射線状にラインが施されたブレスレットが特徴で、ドレスとスポーツの中間に位置づけられるような独自の存在感を放ちます。ムーブメントには、信頼性の高い自動巻き「Cal.315 SC」を搭載。
文字盤はシンプルながらもデザイン性に優れており、12・6・9時位置にローマ数字を配し、内側に設けられたサークルには分表示が記されています。視認性にも優れ、全体に落ち着いた印象をもたらしています。
フォーマルにもカジュアルにも溶け込む絶妙なバランスと、ディテールに宿るさりげない遊び心が魅力の、知る人ぞ知る一本です。
⑤【パテックフィリップ】『カラトラバ』「Ref.5053G-001 」
2001年に登場した『カラトラバ』「Ref.5053G-001」。
懐中時計にラグを取り付けた初期の軍用腕時計をオマージュしており、玉ねぎ型のリューズ、ネジ付きのラグ、ハンターケースといったディテールが、腕時計の黎明期を思わせるクラシカルな雰囲気を漂わせています。
ケースは18Kホワイトゴールド製で、サイズは36mm。アイボリーカラーの文字盤には、ブレゲ数字のインデックスと優雅なブレゲ針が配され、落ち着きと品格を備えた表情を見せます。
ムーブメントは自社製自動巻き「Cal.315 SC」を搭載。最大の特徴は、裏蓋が開閉可能なハンターケース仕様である点です。裏蓋を開くと、22Kゴールド製ローターが輝くムーブメントの美しい仕上げを鑑賞できる構造となっており、視覚的な楽しみも味わえます。
控えめなサイズ感と細部に宿るこだわりが、【パテックフィリップ】ならではの伝統を感じさせる逸品です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
インデックスは、時刻を示すだけでなく、その時計の個性や美意識を映し出す大切な要素です。アラビア数字、ローマ数字、バーなど、配置やフォントの違いによって受ける印象は大きく異なり、そこにはブランドごとの哲学が込められています。
“文字盤の顔つき”に惹かれて選んだ一本は、きっと長く愛着を持って付き合える存在になるはずです。時計選びの視点として、ぜひインデックスにも注目してみてはいかがでしょうか?