みなさん、こんばんは。

 

 

2025年2月の初めに、公式ホームページから、SSケース・ブレスレット仕様の『ノーチラス プチコンプリケーション』「Ref.5712/1A-001」、同じくSS(ステンレススチール)ケース・ブレスレット仕様の『アクアノート』「Ref.5167/1A-001」が消え、事実上の生産終了となりましたね。長らく『ノーチラス』と『アクアノート』人気を牽引してきたモデルであったため、私としては寂しさが残る発表でありました。

一方で、2025年4月に新作モデルが発表されましたが、皆さまご覧になられましたでしょうか?気になったモデルがいくつもありましたので、今回は私が特に気になったモデルをピックアップし、みなさまにご紹介したいと思います!ぜひ最後までお付き合いください!

 

 

「Ref.5524G-010」
『カラトラバ パイロット トラベルタイム』18KWG

*出典元:https://www.patek.com/en/collection/complications/5524G-010

 

『パーペチュアルカレンダー』「Ref.5320G-001」を彷彿とさせる、ラック アイボリー文字盤を採用し、針・インデックスのフチ取りやレターを黒で統一して登場した、『カラトラバ パイロット トラベルタイム』「Ref.5524G-010」。

ベルトもこれまでには無いカーキグリーンのファブリック柄コンポジットを採用し、従来からはガラッと印象が変わりながらもミリタリーテイストを持ち合わせた、私的に"イチオシ"のモデルであります。

 

*出典元:https://www.patek.com/en/collection/complications/5524G-010

 

冒頭では触れませんでしたが、2025年の生産終了モデルに含まれていた一つに、2015年の新作として発表された『カラトラバ パイロット トラベルタイム』「Ref.5524G-001」の名がありました。

こちらのモデル、発表当時は【パテックフィリップ】らしくない斬新なルックスに時計業界はかなりざわついていました。ちなみに、他ブランドで似たようなモデルを見た覚えがあると思った方も多かったのではないでしょうか。ミリタリー好きの私としては、マット調のネイビー色の文字盤に、上品なカーフベルトの組み合わせがとても好みでしたので、新作発表の喜びと同時に残念でもありました。

 

 

「Ref.6196P-001」
『カラトラバ』PT

*出典元:https://www.patek.com/en/collection/calatrava/6196P-001

 

『カラトラバ』「Ref.5196」の生産終了から約3年、待望の後継機として登場した『カラトラバ』「Ref.6169P-001」。

ケース径は38mm、ケースはPT(プラチナ)を採用し、ローズゴールドメッキのオパーリン文字盤が美しいこちらは、アントラサイトに加工されたホワイトゴールドの針、オビュ(弾丸)の形をしたアワーマーカがセットされており、メリハリの効いたデザインとなっています。

 

*出典元:https://www.patek.com/en/collection/calatrava/6196P-001

 

2021年の新作として「Ref.6119R-001」、「Ref.6119G-001」が発表された時、「Ref.5196」の後継機ではないのかと、どこか肩透かしを食らった感があった方も多いと思いますが、ようやく「Ref.96」を踏襲する新モデルが発表されましたね。

今回「Ref.6119」にも採用されている手巻きムーブメント「Cal.30-255 PS」を搭載したことで、「Ref.96」を踏襲するモデルとしてはほぼ初と言える"裏スケ"となり、ムーブメント見て楽しむことが出来るようになりました。実機を早くみてみたいですね。

 

 

「Ref.7128/1G-001」
『キュビタス』18KWG
「Ref.7128/1R-001」
『キュビタス』18KRG

*出典元:https://www.patek.com/en/collection/cubitus/7128-1G-001
*出典元:https://www.patek.com/en/collection/cubitus/7128-1R-001


ケース径40mmのミディアムサイズで新たに登場した『キュビタス』「Ref.7128/1G-001」、「Ref.7128/1G-001」。

2024年の秋に25年ぶりの新作として発表された『キュビタス』は45mmと、迫力あるケースサイズで、3モデルが登場しましたが、今回は腕馴染みの良い40mmで18KWG(ホワイトゴールド)ケース×ブルーグレー ソレイユ文字盤、18KRG(ローズゴールド)ケース×ブラウン ソレイユ文字盤の2つの仕様で登場しました。

 

*出典元:https://www.patek.com/en/collection/cubitus/7128-1G-001

 

7から始まる型番なので、【パテックフィリップ】内での位置付けとしては、レディースモデルに当たると思いますが、男性の方でももちろん遜色無いと思われます。

 

*出典元:https://www.patek.com/en/collection/cubitus/7128-1R-001

 

まだ実機を見ておりませんが、18KWG(ホワイトゴールド)ケースに採用されたブルーグレーソレイユ文字盤の色味は、どこかSS(ステンレススチール)ケースの『ノーチラス』「Ref.5711/1A」を彷彿とさせるところがあります。また同様に、18KRG(ローズゴールド)ケースに採用されたブラウンソレイユ文字盤も『ノーチラス』「Ref.5711/1R-001」!?と思ったのは、私だけでは無いと思います。(笑)

 

*出典元:https://www.patek.com/en/collection/cubitus/7128-1G-001

 

ちなみに、搭載されている自動巻ムーブメントは、既発である『キュビタス』と同じ物が使用されていると思ったのですが、メーカーサイトを確認してみると、マイナーチェンジされているようです。
※「Cal.26-330 S C/430」⇒「Cal.26-330 S C/434」へ変更されており、部品総数が212個から219個へ増え、ムーブメントの厚みは3.32mmから3.59mmに。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

2025年の新作として"15本"のモデルが発表されましたが、中でも特に気になった4本を今回ご紹介させていただきました。皆さまも気になったモデルはございましたでしょうか?デリバリーにはまだ時間が掛かるかと思いますが、どのモデルもいち早く実機を手に取ってみたいところです!

引き続き、今まで以上に魅力的でオススメ出来るモデルを一本でも多くご紹介して参りますので、次回もお楽しみにお待ちください!

では、また!

阿部泰治のパテック論