みなさん、こんばんは。
今回は、【パテックフィリップ】の中でも特に人気の"サーモン文字盤"搭載モデルにフォーカスを当て、ご紹介していきたいと思います!海外オークションでしかお目に掛かれないような希少モデルもございますので、ぜひ最後までご覧ください!
「Ref.5372P-010」
『パーペチュアルカレンダー シングルプッシュボタン スプリットセコンド クロノグラフ』PT
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『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』に『スプリットセコンド』 を搭載した「Ref.5004」の誕生から、20年ほど経過した2017年にバーゼルワールドで発表された『パーペチュアルカレンダー シングルプッシュボタン スプリットセコンド クロノグラフ』「Ref.5372P-010」。
クロノグラフのスタート/リセットを、2時位置に備えたシングルプッシュボタンで操作出来るこちらの個体は、ブルーのサンバースト文字盤を備えた「Ref.5372P-001」と共に発表され、2021年まで生産されました。
"超絶"複雑機構とも言える『パーペチュアルカレンダー』にシングルプッシュボタンの『スプリットセコンド クロノグラフ』機能を搭載しており、市場での出回りが極めて少ないレアモデルとして知られています。
サファイアガラスのスケルトンバックから鑑賞いただける「Cal.CHR 27-525 PS Q」は、38.3mmのケースに納められており、これまで【パテックフィリップ】が手掛けてきた『パーペチュアルカレンダー スプリットセコンド』を搭載したムーブメントの中でも最も薄いとされています。モダンでありながらも、どこかクラシカルな雰囲気を醸し出した美しいモデルですね。
保護シールは剥がされておりますが、着用されていない未使用品で、付属品も手付かずの非常に綺麗な状態となっております。今後、このようなモデルが入荷することも極めて少ないと思いますので、探されていた方は是非ご検討ください。
「Ref.5270P-001」
『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』PT
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『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』搭載モデルの第五世代として、2018年にシリーズ待望のPT(プラチナ)ケースを採用して2018年に登場した「Ref.5270P-001」。
鮮やかな"ラックグリーン文字盤"が特徴の「Ref.5270P-014」の発表に伴い、2022年に生産が終了となってしまいましたが、従来の「Ref.5270」の中でも一番カッコいいと思う方も多いのではないでしょうか。
従来の「Ref.5270」シリーズと比較すると、10時〜2時までのバー型インデックスがアラビア数字のアップライドインデックスに変更となり、クラシカルな印象が強くなりました。また、針・インデックス・インダイヤル・タキメータースケールを黒色にしたことで、高い視認性とヴィンテージの良い風合いが演出されています。
また、完全自社製ムーブメント「Cal.CH 29-535 PS Q」へと変更されたことに伴い、文字盤12時位置の下にあるカレンダー表示窓は大きくなり、5時位置に閏年の表示窓、8時位置に昼夜表示窓が配され、より分かりやすい文字盤デザインへと様変わりしました。
保証書日付は2021年12月。クローズドの裏蓋、調整ピン、シリアル入りのタグ等付属品は完備で綺麗な状態です。また、弊社提携修理工房にて外装仕上げを行なっておりますので、目立つスレやキズなども見られない綺麗な個体となっています。
「Ref.5101P-010」
『10デイズ トゥールビヨン』PT
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ミレニアムにあたる2000年に発表された『10デイズ』「Ref.5100」の派生モデルとして、2003年に登場した『10デイズ トゥールビヨン』「Ref.5101P-010」。
時計の文字盤側からは見えない"トゥールビヨン"と"10日間のロングパワーリザーブ"が特徴のこちらは、外観こそ至ってシンプルに仕上げられていますが、アールデコのデザインが施された1930年代製造の「Ref.514」をオマージュしたとされる、"階段状"になったステップドのレクタンギュラーケースを採用しています。
また、ケース径は29.6mm × 51.7mmと、迫力ある作りになっていますが、着用感は損なわれていない等、【パテックフィリップ】ならではの繊細さが詰まった一本となっています。
12時位置には10日間のパワーインジケーター、6時位置にはトゥールビヨンの搭載を示す"TOURBILLON "の記載を施したスモールセコンドが配されています。
それにしても重厚感のあるPT(プラチナ)ケースに、酸化させた黒色の針、アプライドのブレゲ数字のインデックスを配したローズ文字盤と、本当に美しい組み合わせですね。
サファイアガラスのスケルトンバックからは、トゥールビヨン搭載の「Cal.TO 28-20 REC 10J PS IRM」を鑑賞いただくことが可能です。
ちなみに、こちらのムーブメントのベースとなっている「Cal.28-20/220」は、『10デイズ』「Ref.5100」に搭載されて発表されましたが、その当時、手巻き時計のパワーリザーブは約48時間が主流だったため、10日間ものパワーリザーブを有しているとのことで一躍話題となったのを覚えています。
保証書こそ付属しておりませんが、ビニール未開封"シングルシールド"の見事な状態の一本です。お探しの方にはこの機会でのご購入をオススメいたします。
「Ref.5236P-010」
『インライン パーペチュアルカレンダー』PT
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2021年発表の「Ref.5236P-001」の文字盤違いとして登場した『インライン パーペチュアルカレンダー』「Ref.5236P-010」。
アントラサイトのホワイトゴールドファセット仕上げが施されたバトン型のアプライドインデックスをローズゴールドオパーリン文字盤に配し、そこにPT(プラチナ)ケースを採用することでエレガントな雰囲気漂う一本となっています。また、"PATEK PHILIPPE GENEVE"のロゴ、ミニッツスケール、スモールセコンドのカウンターが黒で描かれていることで、視認性に長けた仕様となっています。
こちらのモデルの一番の特徴は、なんといっても12時位置のブランドロゴ下に一列に表示されたカレンダー。一見すると、ただカレンダーの表示が一列に並んでいるだけとも思われますが、2枚の日付表示ディスク(1枚は10の位、もうひとつは1の位の数字を表示)に曜日と月の計4枚の回転ディスクで構成されており、その4枚すべてが同一平面上に配置された新たな機構となっているのです。ちなみに、この機構のために新たに3つの特許を取得しており、しかも従来のパーペチュアルカレンダー表示と比較して、118個の部品を追加しているとのことです。
常に革新的なことにチャレンジしているその飽くなき探究心は、さすが【パテックフィリップ】と言ったところですね。
また、【パテックフィリップ】の名作であるパーペチュアルカレンダー「Ref.3448」を彷彿とさせるケースデザインを採用したこちらには、当モデルのために新たに開発された「Cal.31-260 PS QL」を搭載しています。従来の『パーペチュアルカレンダー』のムーブメントと比べてパーツが118個増え、総数503個もありながら、厚みも僅か5.8mmに抑えられているなど、【パテックフィリップ】の技術力の高さが感じられる一本となっています。
保証書日付は2024年12月。保管時に付いたと思われる微細なスレこそございますが、着用されていない未使用品です。調整ピン、交換可能なクローズドバックの裏蓋は未開封で、時計同様、付属品も完品で手付かずの非常に綺麗な状態です。市場での出回りも少ない上に販売価格も大変魅力的ですので、お探しの方には特にオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
"サーモン文字盤"ということで、どのモデルの色味も非常に綺麗だったと思いますが、実は全く同じ色味ではなく、少しずつ異なっております。そのちょっとした違いで雰囲気も大きく異なってきますので、ぜひ店頭で直接その色味を確認していただければと思います!
引き続き、今まで以上に魅力的でオススメ出来るモデルを一本でも多くご紹介して参りますので、次回もお楽しみにお待ちください!
では、また!