みなさん、こんばんは。

 

 

年末年始、いかがお過ごしでしょうか。2024年-2025年の年末年始は最大で9連休ということで、海外などに行かれている方も多いのではないでしょうか。

そんな中、当店コミット銀座は、元旦を除いて営業しておりますので(縮小営業しております)、銀座に御用がある方は是非とも足を運んでいただけますと幸いです!!※年末年始の営業については、当店ホームページをご確認ください。

さて2024年の締めくくりとなる今回は、当店で2024年中に取り扱いをした【 パテックフィリップ 】の高額販売ランキングを発表していきたいと思います!
当店のホームページを普段から良く見ていただいているお客様であれば、1位は想像が付くのでは?とも思いますが、是非とも最後までお楽しみください!!

※お取り扱い当時と執筆時点(2024/12/30時点)とで市場の評価、相場が変わっている時計もございますが、ご了承ください。

 

第5位
『ミニットリピーター』「Ref.5078G-010」18KWG

 

2019年の新作として発表された『ミニットリピーター』「Ref.5078G-010」。

ブラックエナメルの上からレーザー加工でマットなアラベスク幾何学模様の細工を施した文字盤が印象的なこちらは、モデル名にもある通り、美しいミニットリピーターが奏でる音色が最大の特徴となっています。

2005年に発売された「Ref.5078」は、PT(プラチナ)ケースに伝統的な懐中時計を模倣した文字盤で、エナメル製の白文字盤とラッカーの黒文字盤の色違いでその歴史をスタートさせました。38mmのケースに、シンプルなスモールセコンドを配した『カラトラバ』にも見えがちではありますが、9時側ケースサイドのリーピーターレバーを見れば只者ならぬ時計である事が分かります。どのようなシーンでも美しく腕元を飾ってくれる、スタイリッシュさを持った一本です。 

 

販売当時の掲載価格は、60,500,000円(税込)

 

使用によるスレや小キズこそございましたが、ノンポリッシュのケース・バックルがしっかりとした印象の良個体でした。【パテックフィリップ】らしい時計でもありましたね。

 

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第4位
『パーペチュアルカレンダー スプリットセコンド クロノグラフ』「Ref.5004P-021」PT

 

三代目『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』にあたる「Ref.3970」に遅れること約10年、1990年代中頃に’’スプリットセコンド’’機構を追加搭載して登場した「Ref.5004P-021」。

ケース径は37mmと、程よい大きさになっていますが、ケース厚については’’スプリットセコンド’’機構を搭載している事により約15mmと、インパクトある仕様となっています。更には、存在感のある大きめのリューズが腕に載せた時に抜群の存在感を放ちます。また、アラビア数字のアップライドインデックス、サークル有りのインダイヤルデザイン、リーフハンドの組み合わせはとにかく’’カッコいい’’の一言につきます。

搭載しているヌーベル・レマニアベースのムーブメント「Cal.CHP 27-70 Q」は、’’パーペチュアルカレンダークロノグラフ’’に’’スプリットセコンド’’の機構が加えられるなど、高い機能性を有していますが、立体的な構造となっているため、まるで芸術品かのような素晴らしいデザイン性も兼ね備えています。

 

販売当時の掲載価格は65,650,000円(税込)

 

こちらの個体は、シールド状態でしたので、通常の中古品と比較すると少し高めの設定となっておりました。

 

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第3位
『アドバンストリサーチ アクアノート トラベルタイム』「Ref.5650G-001」18KWG

 

2017年、『アクアノート』生誕20周年を記念して世界限定500本で発売された「Ref.5650G-001」。

こちらは、【パテックフィリップ】の”ティアリースターン”社長が、父である”フィリップスターン”会長から与えられた命題《トゥールビヨン機構を使わずにそれに匹敵する精度の時計を作ること》を見事に実現した一本です。

18KWG(ホワイトゴールド)ケースにトラベルタイム機構を搭載し、文字盤8時-10時位置をオープン仕様にしたことで、【パテックフィリップ】の技術革新を余すところなく体感する事が出来る仕上がりとなっております。デザイン性、機能性、希少性と、全てにおいて唯一無二のモデルと言える特別な一本ですね。

 

販売当時の掲載価格は66,600,000円(税込)

 

先進的な調査と研究を行うことを目的とした『アドバンストリサーチ』は、【パテックフィリップ】の時計作りに対する情熱を感じられるだけでなく、高い資産性も有した夢のある一本ですね。

 

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第2位
『ミニットリピーター トゥールビヨン パーペチュアルカレンダー レトログラード』「Ref.5016R-010」18KRG

 

高級腕時計の代表的な複雑機構でもある"ミニットリピーター"、"トゥールビヨン"、"パーペチュアルカレンダー"、"レトログラード"を全て搭載した超絶モデル『ミニットリピーター トゥールビヨン パーペチュアルカレンダー レトログラード』「Ref.5016R-010」。

"超"が付く程の高価な複雑機構が4つも搭載されたこちらは、極めて希少なモデルであり、今日(こんにち)では、海外オークションでしかほぼ見かけることもございません。

また、18KRG(ローズゴールド)ケース×シルバーオパーリン文字盤という組み合わせは、ドレスウォッチでも見掛けることの多いシンプルな仕様でありながらも、温かみや深みを感じさせ、大人の色気漂うデザインとなっています。この僅か37mmのケース径に複雑機構が惜しげもなく詰め込まれていると考えると、【パテックフィリップ】の圧倒的な技術力を感じざるを得ませんね。

 

販売当時の掲載価格は79,750,000円(税込)

 

皆さんご存知かもしれませんが、【パテックフィリップ】のトゥールビヨン搭載モデルは、表から鑑賞いただけない仕様となっており、こちらのモデルも同様に6時位置のムーンフェイズ表示下部に、”TOURBILLON”の記載がなされているのみとなっています。これは、トゥールビヨンを裏に配置する事で機能面、実用面などを考慮した結果とのことですので、鑑賞したい方は裏面からで我慢しましょう。(笑)

 

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第1位
『ノーチラス TIFFANY&CO.』「Ref.5711/1A-018」SS

 

栄えある第1位は...

【TIFFANY&CO.】と【パテックフィリップ】の長きに渡る良好なパートナーシップを祝い、170周年にあたる2021年に170本限定での販売が発表された『ノーチラス』「Ref.5711/1A-018」!!

『ノーチラス』の中でも特に人気のSS(ステンレススチール)ケース、自動巻き、三針仕様の「Ref.5711/1A」をベースに、【TIFFANY&CO.】のコーポレートカラーのターコイズブルーを文字盤に配した豪華コラボレーションモデルです。一目で【TIFFANY&CO.】とのWネームモデルと分かる、色鮮やかなティファニーブルーのラッカー文字盤は、爽やかでありつつも高級感もあり、見ているだけでも高揚感が増しますね。

スケルトン仕様のスクリューバック(裏蓋)上部に、”170th ANNIVERSARY”、中央に”1851 – 2021”、下部に”TIFFANY & CO – PATEK PHILIPPE”とプリントされており、細部に至るまで特別感満載の仕様となっています。搭載されているムーブメントはもちろん、最終仕様の新型ムーブメント「Cal.26-330 S C」になります。

 

販売当時の掲載価格は198,000,000円(税込)

 

私個人としましても、是が非でもお取り扱いをしたかったモデルでした。これまで【パテックフィリップ】の素敵なモデルを多数お取り扱いさせていただきましたが、記憶と記録に残るモデルの一つとなったこと、ご共感いただけるかと思います。今後の入荷を期待するのはなかなか難しいところもございますが、来年も皆さまにご紹介が出来るよう頑張りたいと思います。文句無しの1位です!!

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

やはり【パテックフィリップ】の一級品達は凄いモノばかりだったのではないでしょうか。2025年も、2024年に負けず劣らず、みなさんに喜んでもらえる【パテックフィリップ】のモデルをたくさん取り扱い、たくさん本記事にてご紹介していきたいと思います!!

冒頭でお話しした通り、元旦以外は営業しており、ホームページにもたくさんの優良個体を掲載していますので、年末年始のお休みを利用して、店頭またはホームページにて商品をチェックしてみてください!!

では、また!

阿部泰治のパテック論