みなさん、こんばんは。

 

 

早いもので、気付けば今年も残すところあと1ヶ月となりましたが、毎日が忙しいせいか、それとも歳を取ったせいか、1年の経過が本当に早いと思う今日この頃です。(笑)
さて本日は、待望の当店"初入荷"となる希少且つ人気のモデルをご紹介したいと思います!しかも、まさかの"シングルシールド"!!ぜひ最後までお楽しみください!!

 

 

「Ref.5971P-001」
『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』PT

 

2007年からの約2年間で生産終了となった『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』「Ref.5971P-001」。

大ぶりのバゲットカットのダイヤモンドが惜しげもなく36個(3.88ct)配されたベゼルが一段と目を惹くこちらは、文字盤上のカレンダー、インダイヤル、ムーンフェイズの配置、文字盤外周に書かれたタキメータースケールのバランスともはや完璧なレイアウトであると感じます。

また「Ref.5970」の派生モデルとも取れますが、本来の位置付けとしては、「Ref.3990」の後継モデルという見方が正しいと思われます。

 

 

「Ref.3990」について少しお話ししますと、ケースデザインや機構は「Ref.3970」と同じで、全ての素材(18KYG、18KRG、18KWG、PT)で展開されています。

また、基本的なデザインは、ダイヤモンドが配された文字盤インデックス、夜光が入ったリーフ型の針、バゲットカットのダイヤモンドが配されたベゼルと、非常にゴージャスな作りとなっています。ちなみに、1995年頃~2007年頃まで生産されていたと言われていますが、極めて生産数が少なく、希少なモデルと認識されています。

 

 

18KWG(ホワイトゴールド)、18KRG(ローズゴールド)、18KYG(イエローゴールド)素材のモデルは、シルバー文字盤を採用し、カレンダー表示、インダイヤル、タキメータースケール、クロノ針が黒であるのに対し、PT(プラチナ)素材のモデルでは、黒文字盤にダイヤルの各種表記が全て白で描かれており、見た目もクールで視認性も非常に良い仕上がりとなっています。

 

 

少々見づらいかと思いますが、スペシャルなモデルに相応しく、ピンバックル(尾錠)部分にも6個(約0.3ct)のバゲットカットダイヤモンドが配されています。「Ref.5970」はフォールディングバックルを採用していますが、こちらのモデルはあえてピンバックル仕様となっている点も、クラシックな雰囲気があり非常に魅力的ですね。

 

  

 

6時側のケースサイドにも、PT(プラチナ)ケースであることの証明でもある、ダイヤモンドが配されています。所有者のみが優越感に浸れるポイントの一つでもありますね。

 

 

スケルトンバックから鑑賞いただけるムーブメントは、レマニア製のクロノグラフムーブメント「Cal.2310」をエボーシュした名機「Cal. CH 27-70 Q」。

【パテックフィリップ】の技術力を駆使して作り上げられた完成度の高いこのムーブメントは、何度見ても飽きずに見惚れてしまいますね。

 

 

保証書日付は2010年5月。冊子類、クローズドバック(裏ブタ)、調整ピン等の付属品もしっかりと揃っているおススメの個体です。

  

そして、気になる販売価格は、、、と言いたいところでしたが、入荷して間もなく販売が決まってしまいました。。。 

残念ながらホームページ掲載前に販売に至ってしまったということもあり、本記事に記載した内容以外の詳細をお伝え出来ませんが、こちらのモデルを手に入れられた方は間違いなくラッキーであると思います!!! 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

当店初入荷であったことに加えて、まさかの"シングルシールド"という素晴らしい状態を保った、非常に希少な個体であったと思います。そもそも、市場での出回りも極めて少ないモデルであるため、すぐの入荷はお約束出来ませんが、是が非でもまた入荷出来るよう、誠心誠意運営して参ります!!

これからも魅力的な【パテックフィリップ】の時計を多数入荷出来るよう尽力いたしますので、毎日の新着案内を楽しみにお待ちください!!

では、また!

阿部泰治のパテック論