本日は【2024年度版】オーデマピゲ “価格帯別おすすめモデル5選 ~500万円編≫ をお送りいたします。
高級腕時計業界の中でも三大時計ブランドに数えられる【オーデマピゲ】。近年は様々なバリエーションで多数のモデルが販売されていますが、やはりどのモデルも基本的に流通量は少ないため、どのモデルが良いのかを実機を比較して検討するなんてことは、正規店でも二次流通店でも難しいことと思います。そこで、数多くのモデルを手に取ってきたプロの視点から、本当にオススメしたいモデルを厳選して、価格帯別にご紹介していきたいと思います!
今回は、【オーデマピゲ】のエントリー価格帯、~500万円の予算を対象に選定していますので、是非とも最後までお楽しみください!
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①『ジュールオーデマ エクストラシン』「Ref.15180OR.OO.A002CR.01」
ブランド創業者のジュール=ルイ・オーデマの名を冠したコレクションであり、クラシカルなケースと時分針のみを備えた2針のシンプルなドレスウォッチ『ジュールオーデマ エクストラシン』「Ref.15180OR.OO.A002CR.01」。
ムーブメントには、1967年に開発された【ジャガールクルト】製の「Cal.920」をベースとした「Cal.2120」が搭載されており、ケース厚僅か6.7mmの極薄仕様となっています。また、リューズが小さめに設計されていることで、鏡面仕上げのベゼルの美しさが際立つようにデザインされているのも特徴です。【オーデマピゲ】の中でも玄人好みのモデルに分類されると思いますが、ムーブメントの素晴らしさ、デザイン性も含めて、イチオシのドレスウォッチです。『ジュールオーデマ』コレクションは既にディスコンとなっておりますが、二次流通市場の相場は比較的落ち着いておりますので、シンプルなドレスウォッチをお探しの方にオススメです。
②『ミレネリー フロステッドゴールド フィロソフィーク』「Ref.77266BC.GG.A326CR.01」
2019年に発表された、針(時針)がダイヤルの周囲を楕円の軌道を描いて回るメカニズムを搭載した『ミレネリー フロステッドゴールド フィロソフィーク』「Ref.77266BC.GG.A326CR.01」。
時針が取り付けられたダイヤル上の透明ディスクと筒車が連動することで、時針は楕円型のケースとは関係なく軌道を描く、ユニークな時計となっています。また、ハンマリング調のブルーダイヤル、キャロリーナブッチがデザインを手掛けたフロステッドゴールドケースとの組み合わせが非常に美しく、目を奪われることに違いありません。もともとこちらは、女性のための機械式時計として考案されましたが、ケースサイズが39.5×35.4mmと大き目に作られているため、男性からの支持も非常に厚いモデルとなっています。2022年に発表された『ロイヤルオーク フライング トゥールビヨン』「Ref.26730BC.GG.1320BC.01」のダイヤルデザインにインスパイアを与えたとも言われており、その点も人気の要因のひとつなのかもしれません。
③『CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック』「Ref.15210BC.OO.A002KB.01」
2019年のSIHHにて『ロイヤルオーク』、『ジュールオーデマ』、『ロイヤルオークオフショア』に続いて、約26年ぶりの新コレクションとして発表された『CODE11.59』から「Ref.15210BC.OO.A002KB.01」をご紹介。
開発におよそ5年もの歳月を掛けた【オーデマピゲ】の意欲作ですが、発表当時は時計愛好家の間で「ラグジュアリースポーツモデル全盛期なのに、なぜ今ドレスウォッチなのか」などという話も挙がり、賛否両論が巻き起こりました。しかしながら二次流通市場を含めて実機が世に出回るに従い、その評価は好意的なもので占められるようになりました。こちらの美しいスモークブルーラッカーダイヤルと18KWG(ホワイトゴールド)ケースとの組み合わせは、その上品さから『CODE11.59』の中でも指折りの人気モデル。『ロイヤルオーク』が入手しづらい状況が続く中、一時期に比べてプレミアム感も抑えられており、一味違ったドレスウォッチが気になる方にオススメのモデルです。
④『ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ』「Ref.25721ST.OO.1000ST.01」
【ロレックス】『チェリーニ』のデザインも手掛けたエマニュエル・ギュエによる作品の一つ『ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ』「Ref.25721ST.OO.1000ST.01」。
1993年発売当時としては、驚異的に大きい42mmケース径に約15mmのケース厚で登場した、こちらの初代『ロイヤルオーク オフショア』は、その大きさから”The Beast”という別名が付けられました。その後ケースの大型化が進み、今でこそ違和感のない大きさと認識されるようになりましたが、当時はジェラルド・ジェンタがブースに怒鳴り込んできたという逸話が残っていたり、【オーデマピゲ】社内でも大きすぎて売れないだろうと賛否両論あったようです。また、経年変化によりダイヤルがトロピカル化した個体が存在しているのも、このモデルの面白いポイント。2018年のSIHHで発表された、エマニュエル・ギュエのオリジナルデザインをほぼ忠実に再現し、復刻したとされる「Ref.26237ST.OO.1000ST.01」とともに、『ロイヤルオーク オフショア』の中で特にオススメのモデルです。
⑤『ロイヤルオーク オートマティック』「Ref.15450ST.OO.1256ST.02」
最後にご紹介するのは、【オーデマピゲ】『ロイヤルオーク』誕生40周年記念として、2012年にSIHHで発表された「Ref.15450ST.OO.1256ST.02」。
ケース径は少し小ぶりな37mmとなっているため、41mmの『ロイヤルオーク』を大きく感じている方にとっては、腕馴染みも良く非常にオススメです。「Ref.15450ST」のダイヤルバリエーションはブルー、グレー、シルバーがラインアップされておりますが、落ち着いた印象のグレーダイヤルはビジネスシーンでも活躍してくれること請け合いです。2022年に「Ref.15550ST」へモデルチェンジされたことで、一時期に比べて二次流通市場の価格も落ち着きをみせているため、非常にオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
定番人気モデルに加え、玄人好みのモデルを選出をいたしましたが、エントリー価格とは言え、なかなか手が届く価格帯ではないかもしれません。しかしながら、一生モノとしていつかは手に入れたいとお考えの方も少なくないと考えておりますので、是非モデル選びの参考となれば幸いです。
また、今回ご紹介のモデルを所有されており、売却をご検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ当店の預かり販売・買取をご利用いただければ嬉しく思います。