高級腕時計をお持ちの方もそうでない方も、誰もが一度は「どのモデルが人気なんだろう?」と考えたことがあるかと思います。「人気の王道モデルが欲しい!」「人と被らないモデルが欲しい!」など、皆様それぞれの動機があるなか、実際にどれが人気なのか!?は、リアルタイムに情報を得なければなかなか手に入りません。

そこで今回は【A.ランゲ&ゾーネ】のモデルを対象に、2024年下半期のコミット銀座(以下:当店)取り扱い数上位5本を公開いたします!是非とも皆様も一緒にランキングを想像しながら、楽しんでご覧ください。

 

 

第5位

1815 クロノグラフ「Ref.414.026」

第5位は、創業者”アドルフ・ランゲ”の生誕年を名に持ち、品格ある重厚な作りが特徴的な『1815 クロノグラフ』「Ref.414.026」がランクイン。

文字盤外周部にパルスメーター(脈拍計測用目盛)を備えていることで、別名”ドクターズクロノグラフ”とも称されるこちらは、ケース厚が11mmと腕馴染みが良く、39.5mmのダイヤルには上品な印象の2カウンタークロノグラフが絶妙なバランスで配されています。名作『ダトグラフ』と同様に、”プレジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター”を採用している為、クロノグラフ計測時の精度が非常に高くなっております。
(※プレジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター:60秒ジャストの位置で積算計の目盛が動く仕組みのこと。通常のクロノグラフは、60秒”前後”で目盛りが動き出してしまう為、60秒ジャストで止めた際にカウンターが進んでいるのか、進んでいないのか読み間違いを起こしてしまう可能性がある。)

この高精度な機能を実現しているのは、約60時間のパワーリザーブを誇る手巻きムーブメント「Cal.L951.5」。この高い機能と芸術品と呼ぶに相応しい美しい彫金は、ケースバックから鑑賞することも出来ます。時計愛好家達も唸る程のハイクォリティなモデルですね。

第4位

ランゲ1 タイムゾーン「Ref.116.032」

第4位には、ホームタイムと第二時間帯の時刻を読み取ることが可能な”ワールドタイム機能”を有した『ランゲ1 タイムゾーン』「Ref.116.032」がランクイン。

こちらには、ワールドタイムの機能のみならず、2つのタイムゾーンの両方にデイ&ナイト表示が存在しており、昼と夜の区別も一目で分かるなど技術力の高さが伺える一本となっています。また、シースルーのケースバックから鑑賞いただける自動巻ムーブメント「Cal.L031.1」は、約72時間のパワーリザーブを有しており、その性能に関しても文句無しといったところ。デザインに関しても、18KPG(ピンクゴールド)ケースにシルバー文字盤と、『ランゲ1』ならではの上品さをそのままに、クラシックな印象からモダンな雰囲気へと様変わりしています。他の人とは少し違ったモデルをお探しの方や、海外を飛び回る方には是非ともオススメしたい一本です。

第3位

ランゲ1「Ref.191.032」

第3位には【A.ランゲ&ゾーネ】の顔とも言える『ランゲ1』「Ref.191.032」がランクイン。

新ムーブメント「Cal.L121.1」の採用や、一瞬で日付表示を切り替えられる仕様へとアウトサイズデイトがアップデートされていることが大きな特徴です。黄金比で形成されているアシンメトリーなダイヤルレイアウトに視覚的な美しさを感じることはもちろん、18KPG(ピンクゴールド)ケースとシルバーダイヤルのコンビネーションは、主張がありつつも上品な大人の印象を与えてくれます。品格や風格を表現出来るモデルをお探しの方は、ぜひ一度手に取ってみていただきたい一本です。

第2位

ランゲ1「Ref.191.039」

第2位には、【A.ランゲ&ゾーネ】のアイコンウォッチとも言える『ランゲ1』の発表より約20年の時を経て、2015年にリニューアルされた「Ref.191.039」がランクイン。

デザインはそれまでの『ランゲ1』をほぼ継承している一方で、ムーブメントには自社生産の新パーツをふんだんに使用した「Cal.L121.1」を搭載し、精度がグッと向上しています。更には、同ブランドの特徴でもある”アウトサイズデイト”も進化しており、従来のゆっくりと日付が切り替わる仕様から、瞬時に切り替わる仕様へと変更されています。黄金比によって美しく配された文字盤デザインに最新技術を詰め込んだこちらは、もはや芸術品と言っても過言ではない魅力的な一本です。

第1位

オデュッセウス「Ref.363.179」

 

栄えある第1位には、同ブランド初となるラグジュアリースポーツモデルとして誕生した『オデュッセウス』から、2019年発表の「Ref.363.179」がランクイン。

こちらは、ミドルケース、ベゼル、ケースバックの3ピース構造を採用したことで、従来の『ランゲ1』や『1815』などの30m防水から120m防水へと一気に機能が飛躍し、実用性が高まったモデルです。18KWG(ホワイトゴールド)の針、インデックスが映えるダークブルー文字盤の3時位置には大きなアウトサイズデイトが配され、デザイン性のみならず視認性にも優れた仕上がりとなっています。【A.ランゲ&ゾーネ】の中でも最も価格が高騰しているコレクションであり、デザイン性、機能性、資産性そのどれもが優秀な一本と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

【A.ランゲ&ゾーネ】のアイコンウォッチ『ランゲ1』に軍配が上がると思いきや、様々なコレクションのモデルがランクインしていましたね。やはり同ブランドの商品は、そのどれもに目を惹く個性があり、甲乙つけがたいことからこのような結果になったのでしょう。とにもかくにも、やはり高級腕時計は実物を見ることが一番です。是非ともお近くにいらした際には、コミット銀座へお立ち寄りください。

本記事が皆さまの売買における参考になれば幸いでございます。次回以降の取り扱い数ランキングもお楽しみにお待ちください!

Other column