本日は【2024年度版】ロレックス ヴィンテージ・セミヴィンテージモデル“価格帯別おすすめモデル5選”≪300~500万円編≫ をお送りいたします。
1点、1点異なる魅力を持つヴィンテージ、セミヴィンテージモデル。個体差が出やすく、どれを選んだら良いのかなかなか分かりにくいのではないでしょうか。そこで、数多くのモデルを手に取ってきたプロの視点から、本当にオススメしたいモデルを厳選して、価格帯別にご紹介していきたいと思います!
今回は、ヴィンテージ、セミヴィンテージモデルを初めて手にしようとお考えの方で探されることの多い価格帯でもある300万円~500万円を対象に選定していますので、是非とも最後までお楽しみください!
※以下の状態を前提に選定しております。
・ヴィンテージモデル:保証書なし、パーツの整合性〇
・セミヴィンテージ:保証書あり、パーツの整合性〇
ご興味ある時計がございましたら、この機会に是非インタレスト(再入荷希望)をご登録ください
①『デイトナ』「Ref.16520」
1988年に登場した第三世代の『デイトナ』で、高級腕時計業界の中でも屈指の人気を誇る「Ref.16520」。
クロノグラフといえば『デイトナ』を真っ先に思い浮かべる方も少なくないのではないでしょうか。搭載ムーブメントは、【ゼニス】社製の”エルプリメロ”を【ロレックス】がデチューンした「Cal.4030」を採用していることから、”エルプリメロ”の愛称で知られています。今回オススメしたいのは、S番(1993年頃)~U番(1998年頃)までに存在する、トリチウム夜光とダブルバックルの組み合わせの個体。W番(1994~1995年頃)に存在するブラウンアイ、通称”パトリッツィ”だと高額になってしまいますが、インダイヤルやトリチウム夜光がほのかに焼けた個体等が特に狙い目なのではないかと思います。近年は徐々に出回りが少なくなってきているため、資産価値の目線で見ても今後が楽しみなモデルの一つです。
②『エクスプローラーⅡ』「Ref.16550」
1984年から1988年頃までのわずか4年間のみ製造されており、独特のデザイン、GMT機能やデイト表示など実用性に優れた『エクスプローラーⅡ』「Ref.16550」。
SS(ステンレススチール)製プロフェッショナルモデルの中では『デイトナ』と共に白文字盤がラインアップされている唯一のモデルですが、こちらの「Ref.16550」に限っては、”アイボリーダイヤル”が存在しており、ブラック、ホワイトの三色展開となっていました。そして今回オススメしたいのは、唯一この世代で展開されていたアイボリー文字盤。経年変化で色味が現れたかのようなアイボリーカラーは、トリチウム夜光の色味の変化同様に、現行モデルでは味わえない独特の雰囲気を持っています。セミヴィンテージモデルに分類される一本ではありますが、今後ヴィンテージのカテゴリに分類されていくことが予想されますし、益々フォーカスされる可能性を秘めているのではないでしょうか。
③『エクスプローラーⅡ』「Ref.1655」
1971年頃から1984年頃までのおよそ13年間製造されたロングセラーモデルであり、【ヴィンテージロレックス】の中でも玄人好みとも言える「Ref.1655」。
リリース当初は、その独特なデザインから販売本数が振るわなかったようで、人気モデルと言うには程遠いモデルだったそうですが、存在感が徐々に評価されるようになり、現在は特に日本で高い評価を得ています。ダイヤルはフォントやロゴ違いを含めて5型まで、ベゼルは4型(サービスダイヤル、ベゼルを除く)まで存在しており、奥深いモデルということも愛好家の心を捉えているのかもしれません。MK1×ストレート針、オレンジカラーの24時間針が経年変化により褪色してホワイトになっている”アルビノ”と呼ばれる希少個体などは予算を超えてしまいますが、今後ますます希少性、資産価値も期待できる一本です。
④『GMTマスター』「Ref.1675」
GMT機能搭載モデルの代名詞であり、【ロレックス】の数あるモデルの中でもカラーリングの豊富さで人気を博している『GMTマスター』。
1959年頃から1979年頃にかけて製造されたロングセラーモデルで、リューズガードを初めて備え、GMT針の先端が大型化された第二世代の「Ref.1675」。今回オススメしたいのは、各インデックスが文字盤中央に寄っていることが特徴のラディアルダイヤル。MK3ダイヤルにのみ見られ、王冠マークはシャープな印象となっています。マットダイヤルの中では最も二次流通相場が高く、出回りも非常に少ない仕様です。他にも、経年変化によりベゼルが褪色している個体など、ヴィンテージの風合いを存分に堪能できるのもポイントです。
⑤『サブマリーナー』「Ref.1680」
最後にご紹介するのは、1969年頃から1970年代半ばまで製造された、『サブマリーナー』初のデイトを備えたモデル「Ref.1680」。
こちらは”SUBMARINER”の表記が赤いことから、通称”赤サブ”として知られる人気モデルです。文字盤はMK1~MK6まで存在しており、経年変化によりトロピカル化するダイヤルなど、奥深いモデルとなっています。今回オススメしたいのは、MK4~MK6に見られる、フィートファーストの個体。こちらも経年変化によりベゼルが褪色、ゴースト化している個体などもあり、現行モデルにはない唯一無二の雰囲気が魅力です。年々、良個体は出回りが少なくなってきている印象ですので、早めに抑えておくことをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これまで幾度となく当店のYouTubeやコラム等で取り上げてきた定番人気モデルばかりではありますが、裏を返せばそれだけ人気があり、オススメしたいということでもあります。
今回ご紹介のモデルを所有されており、売却をご検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ当店の預かり販売・買取をご利用いただければ幸いです。