みなさま、こんばんは!
2024年10月17日(木)、【パテックフィリップ】から突如新作モデルの発表があったのを皆さまご存知でしょうか。その名も『Cubitus(キュビタス)』。同ブランドとしても新たなデザインでの打ち出しとなり、時計業界では大いに話題となっております。
【パテックフィリップ】が新作コレクションを発表したのは1999年の「Twenty~4」依頼であり、約25年ぶりのこと。そんな新作モデルについて、詳しく解説していきたいと思いますのでぜひ最後まで楽しんでご覧ください。
概要
*出典元:https://www.patek.com/ja/%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/cubitus
*出典元:https://www.patek.com/ja/%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/cubitus
特徴
①独特なスクエア型ケース
本コレクション最大のポイントは、名前からも想像できるスクエア型ケースでしょう。この『Cubitus(キュビタス)』と名付けられた特徴的なデザインによって、【パテックフィリップ】が追い求めていたカジュアル・エレガンスが体現されています。
正方形と8角形を組み合わせた大胆なフォルムに、柔らかな丸みを帯びたベゼルが上品さを醸し出しています。また縦サテン仕上げによるベゼルの表面とケースの上面、およびポリッシュ仕上げによるベゼル側面とケース本体の側面が生み出すコントラストによって、この独自性あるスタイルが確立しています。
そして、直径45mmあるケース径も見逃せないポイント。大ぶりなサイズが主流の現代においても、更に一回り大きいと感じるインパクトあるサイズなのではないでしょうか。しかしながら、ケース厚は8.3mmと、非常に薄く仕上げられており、腕馴染みは良いはず。その辺りは実機を早く試着してみたいものです。
②代表作『ノーチラス』を彷彿とさせるデザイン
目新しいコレクションではあるものの、どこか見慣れた雰囲気を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。それもそのはず。フィリップ・スターン氏は【パテックフィリップ】の看板モデルでもある『ノーチラス』や『アクアノート』の"いとこ"にあたる存在だと説明しており、『ノーチラス』のデザインを汲んだモデルに仕上げているのです。
私も初めて見たときは、『ノーチラス』!?という印象が強くございました。ただその美しさはやはり圧巻で、高級感や上品さが際立った、雲上ブランドに相応しい雰囲気を兼ね備えています。また、文字盤に描かれた水平エンボス・パターンは、搭載されているムーブメントのローターにも施されています。
③新ムーブメント「Cal.240 PS CI J LU」を採用
3針モデルの「Ref.5821/1AR-001」「Ref.5821/1A-001」には、ハック機能が付き、日付禁止時間帯が排除された名機「Cal.26-330 S C」を搭載していますが、唯一「Ref.5822P-001」にのみ「Cal.240 PS CI J LU」が搭載されています。
*出典元:https://www.patek.com/ja/%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/cubitus
12 時位置には瞬時送り式大型日付表示、そして6~8時位置にはムーンフェイズ&曜日表示、4~5 時位置に秒針を備えています。『ノーチラス』「Ref.5712」によく似た配置ですが、10~11時位置にパワーリザーブ表示はありません。
そして今回の新ムーブメント「Cal.240 PS CI J LU」は、6件の技術特許出願が行われていることや、新コレクションに採用されていることを考えると、次世代を担う期待感のあるムーブメントと【パテックフィリップ】も捉えているのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
約25年ぶりに登場した新作コレクション『Cubitus』は、【パテックフィリップ】の新たな柱となるのか今から注目が集まっておりますが、巷では賛否両論あるのも事実。しかしながら、そこは雲上ブランド【パテックフィリップ】、腕元に載せた時の品格は、他を凌ぐモノがあると思います。
"百聞は一見に如かず"ということで、まずは純粋にこの新しいモデルの実機を一早く見てみたいものです!新作発表されて間もないですが、既にデリバリーされているとの声もお聞きしていますので、ぜひお持ちの方は当店に自慢しに見せに来てください!!
今回も本コラムを見て下さったことで、一人でも多くの方が高級腕時計に興味を持ってくだされば幸いです!
ではまた!