*出典元:https://www.vulture.com/

 

第90回アカデミー賞の脚本賞に輝いたホラー映画『ゲット・アウト』(2017)。本作で主役を務めたダニエル・カルーヤは、この映画の大ヒット&高評価によって一躍ブレイクを果たし、その後『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』(2021)でアカデミー助演男優賞を受賞。人気と実力を兼ね備えた黒人俳優として、『NOPE/ノープ』(2022)、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023)など、コンスタントにヒット作への出演を続けています。

映画やテレビなどで活躍する俳優の腕時計にフォーカスする「Actor’s Watch」。
第189弾の今回は、そんなダニエル・カルーヤの愛用時計をご紹介して参ります。

 

 

ヴァシュロンコンスタンタン

オーヴァーシーズ クロノグラフ【Ref.5500V/110A-B481】

*出典元:https://robbreport.com/

 

2023年3月にロサンゼルスで行われた、エンターテインメント業界の黒人女性を表彰する「ブラック・ウィメン・イン・ハリウッド・アワード」の授賞式。プレゼンターの一人として出席したダニエル・カルーヤが着用していた腕時計は、ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ クロノグラフ(Ref.5500V/110A-B481)と思われます。

こちらは2018年に発表された、黒文字盤にシルバーのインダイヤルを備えた「逆パンダ」のオーヴァーシーズ クロノグラフ。エレガントな中にもカジュアルでスポーティーな雰囲気を漂わせた、いわゆる「ラグスポ」の人気モデルです。また、工具を使わずワンタッチでストラップ交換ができる「インターチェンジャブルシステム」を備えている為、様々なシーンで多彩なスタイリングと共に大衆の面前に立つ事の多いセレブには、非常にお役立ちな一本と言えるのではないでしょうか。

 

 

IWC

インヂュニア クロノグラフ【Ref.IW380803

*出典元:https://www.tatlerasia.com/

 

続いては、2018年のアカデミー賞授賞式から。自身のブレイク作『ゲット・アウト』でアカデミー主演男優賞にノミネートされたダニエル・カルーヤ。惜しくも受賞は逃しましたが、このノミネートが多くの映画製作者の注目を集め、3年後のオスカー獲得のきっかけとなったことは間違いないでしょう。そんな、この年のレッドカーペットで彼が着用していた腕時計は、IWC インヂュニア クロノグラフ(Ref.IW380803)。

インヂュニアといえば、パテックフィリップ ノーチラスや、オーデマピゲ ロイヤルオークのデザイナー、ジェラルド・ジェンタがデザインしたスポーティーな腕時計として有名ですが、こちらは1976年にジェンタがデザインする前のドレッシーなインヂュニアのルックスを踏襲したモデル。

キャメルカラーに黒の差し色という個性的なタキシードに合わせ、レッドゴールドに黒文字盤&黒ベルトのインヂュニアをチョイスしたダニエル・カルーヤ。初のオスカーノミネートとは思えない、堂々としたオシャレぶりを見せつけています。

 

 

カルティエ

サントス ドゥカルティエ スケルトン【Ref.WHSA0007

*出典元:https://www.esquire.com/

 

最後は、2021年のアカデミー賞授賞式。1960年代を舞台に、黒人解放運動を行っていた「ブラックパンサー党」とFBIの戦いを実話に基づいて描いた『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』。本作でブラックパンサー党のリーダー、フレッド・ハンプトンを演じ、見事にアカデミー助演男優賞の栄冠に輝いたのはダニエル・カルーヤでした。

会見の場では、『スリービルボード』でアカデミー主演女優賞を獲得したフランシス・マクドーマンドと熱い祝福を交わしたダニエル・カルーヤ。その腕に着けられている腕時計は、カルティエ サントス・ドゥ・カルティエ スケルトン(Ref. WHSA0007)と思われます。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

オーヴァーシーズ、インヂュニア、サントスと、エレガントな中にもスポーティーな雰囲気を漂わせたモデルが好みであることを窺わせるラインアップとなりましたね。2018年にはダニエル・カルーヤはまだ20代でしたが、それでインヂュニアをチョイスするというのは、中々に大人っぽい時計趣味の持ち主と言えるのではないでしょうか。

 

*出典元:https://www.okayplayer.com/

 

こちらは『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督と、主演のダニエル・カルーヤの2ショット。もともとコメディアンだったジョーダン・ピールが、初監督作となる『ゲット・アウト』の主役として抜擢したダニエル・カルーヤ。本作の大ヒットがお互いの人生を大きくステップアップさせたのですから、二人が深い絆で結ばれているのは当然の事でしょう。ピール監督の第三作『NOPE/ノープ』(2022)で、この二人が再びタッグを組んで大ヒットを記録したことは、ファンとして喜ばしい限りでした。

さて、2026年10月に新作映画の公開が予定されているジョーダン・ピール監督。現在のところ、出演者は明らかになっていませんが、個人的には、再び「ピール&カルーヤ」のタッグが見たいところ。続報を期待して待ちたいと思います。

ではまた!

Actor's watch