みなさん、こんばんは。

 

 

本日は、私の大好きなグランドコンプリケーションから、待望の初入荷モデルをご紹介したいと思います!初めて実機を見ましたが、文字盤の色味も良く、とにかく"カッコいい"です!いつにも増して熱が入っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください!!(笑)

 

 

「Ref.5204R-011」
『パーペチュアルカレンダー スプリットセコンド クロノグラフ』18KRG

 

2021年秋の新作として「Ref.5204」史上初となる、ブラック、シルバー色以外の文字盤を採用して登場した、『パーペチュアルカレンダー スプリットセコンド クロノグラフ』「Ref.5204R-011」。

スレートグレーのソレイユ文字盤に、同色のベルト、温かみのある18KRG(ローズゴールド)ケースとの組み合わせは、スタイリッシュかつ高貴な印象を与える仕上がりとなっています。

※2016年の新作として、18KRG(ローズゴールド)ケース×シルバー文字盤である「Ref.5204R-001」が発表されています。

まず本題に入る前に、「Ref.5204」について簡単にお話ししたいと思います。

 

 

2012年、完全自社開発製造の新水平クラッチ式スプリット秒針クロノグラフ機構を搭載した手巻ムーブメント「Cal.CHR 29-535 PS Q」を備え、PT(プラチナ)ケース × シルバー文字盤で登場した「Ref.5204P-001」。

『パーペチュアルカレンダークロノグラフ』「Ref.5270」(2011年)に搭載された、自社製手巻クロノグラフをベースにスプリット秒針機構が追加されています。

ちなみに「Ref.5204」のモデルは当店でも多数取り扱いございますが、初代のモデルを見た事はこれまでにございません。諸説ありますが、最近になってこちらのモデルが、ほぼプロトタイプに近い存在であるということが分かってきました。それは、お目に掛かれない訳ですね。(笑)

 

 

そして、初代モデルである「Ref.5204P-001」のマイナーチェンジ(市販モデル)にあたるのが「Ref.5204P-010」。

「Ref.5204」シルバー文字盤の色味は高級感があって、視認性も良く、性能も文句無しと、高い実用性を有しています。

見た目の違いとしては、文字盤インデックスの縁取り、時・分針の色が黒からシルバーに変わったところではないかと思います。おそらく、黒文字盤「Ref.5204P-011」と同時期、もしくはその少し前に発表されたと推測されます。

 

 

2年後にあたる2014年には、バーゼルワールドにてPT(プラチナ)ケース×黒文字盤の仕様で「Ref.5204P-011」が登場します。

ちなみに、PT(プラチナ)ケース×黒文字盤の組み合わせは『グランドコンプリケーション』、とりわけ『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』搭載モデルにおいては、格別とされており、誰が見ても非常にカッコ良いのではないでしょうか。


 

2017年の新作として発表された、18KRGケース、ブレスレット仕様の「Ref.5204/1R-001」。

「Ref.5204」唯一のブレスレット仕様モデルで、当店でのお取扱いもございましたが、市場での出回りは少なかった印象です。(※2022年に生産が終了しています。)18KRG(ローズゴールド)ケースに黒文字盤の組み合わせは、上品でありながらも大人の色気をふんだんに感じさせてくれます。やや艶のあるエボニーブラックソレイユ文字盤が、更に妖艶な雰囲気を漂わせていますね。

 

 

そして、2021年の新作として発表されたのが、今回ご紹介する「Ref.5204R-011」。

18KRG(ローズゴールド)ケースにスレートグレーの文字盤の組み合わせは、落ち着いた印象の、まさに大人のモデルと言えますね。従来の"クラシカル"な印象からは一変して、洗練されたスレートグレーのソレイユ文字盤により、新鮮でありつつも若々しい"モダン"な印象を与えています。

 

 

40mmケースにスプリットボタンを搭載したリューズがインパクト大のこちらは、先代の「Ref.5004」のほうがケース径に対して、ラグが太い印象ではありますが、ラグの形状などは共通するものがあります。より洗練されてシャープになりましたね。

 

 

スケルトンバックから鑑賞いただけるムーブメントは、完全自社開発・製造の「Cal.CH 29-535 PS Q」。一つ一つのパーツの仕上げが細かく丁寧で、【パテックフィリップ】の技術力の高さを感じることができます。

 

 

保証書日付は2022年。付属品も完品で手付かずの状態となっています。保証書類を納めるレザー製のパスケースも高級感ある仕様で、アディショナルで付属しているクローズドバック(裏ブタ)と、カレンダー調整用のセッティングピンも未使用となっています。

 

気になる販売価格は、32,780,000円(税込)

 

商品詳細はコチラ

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

現在、「Ref.5204」シリーズ唯一の現行モデルとして販売されている「Ref.5204G-001」の国内正規販売価格が53,340,000円(税込)となっておりますので、当店の販売価格設定がいかにリーズナブルであるかがお分かりいただけるかと思います。

また、2025年4月から価格改定との噂もございますので、お探しの方にはぜひこの機会でのご購入をオススメいたします。

引き続き、今まで以上に魅力的でオススメ出来るモデルを一本でも多くご紹介して参りますので、次回もお楽しみにお待ちください!

では、また!

阿部泰治のパテック論