時計マニアの7タイプ診断
〜あなたはどのタイプ?漫画でわかる!〜
「好きな時計は?」と聞かれて、一本だけに選べない——そんな人は、すでに立派な“時計マニア”。
一言で時計好きと言っても、ロレックスに全ベットする人、複雑機構にしか興味がない人、国産しか愛さない人、ヴィンテージの風合いにロマンを感じる人……タイプはさまざま。
この漫画では、時計好きの性格を7つのタイプに分類して、それぞれの「あるある」「選びがちなブランド」「やりがちな失敗」「プロ目線のアドバイス」を物語形式で紹介します。
登場人物:ユウ/センパイ(コレクター)/ショップスタッフ。
時計マニアの世界へようこそ
ユウ:うわ…ロレックス多すぎて、どれ選べばいいのかわからん……。
センパイ:迷ってるね〜。その感じ……もう立派な“時計マニア”の入り口だよ。
ユウ:え、まだ1本も持ってないんですけど?
センパイ:関係ない。“何を軸に選ぶか”で、人はちゃんとタイプ分けできるんだ。
ナレーション:「実は“時計好き”は、大きく分けて7タイプ。
・ロレックス一本集中型
・複雑機構オタク
・国産愛派
・ヴィンテージロマン派
・無垢ゴールド沼
・実用ガジェット派
・永遠に“最後の一本”を探す放浪者
あなたはどれに一番近い?」
セルフチェックのすすめ
センパイ:これから7タイプを紹介するから、“これ自分っぽい!”ってやつを数えてみて。
ユウ:2タイプ以上当てはまったら?
センパイ:時計沼にはまるかもな。安心してこっち側へ。
ユウ:安心なのか、それ……。
ナレーション:「これから登場する7つのタイプのうち、“これは自分だ”と刺さる項目が一番多いタイプが、あなたのメインタイプ。
2タイプ以上に当てはまる場合は、ミックス型の“マニア”です。」
TYPE1:ロレックス一本集中型投資家タイプ
ナレーション:「TYPE1:ロレックス一本集中型投資家タイプ。」
人物A:とりあえずロレックス買っておけば安心でしょ。
人物A:価格.comとChrono24チェックは、毎日のルーティン。
人物A:ふーん、為替動いたな……ってことはスポロレの相場は……。
【性格・行動あるある】
- 「値落ちしないモデル」が口癖
- 保証書日付や状態の差に敏感
- 「上がるモデル」を探すのが好き
【よく選ぶブランド・モデル】
- ロレックス全般
- サブマリーナ/デイトナ/GMTマスター/エクスプローラー
- ステンレススポーツの未使用・保証書日付の新しい個体
ユウ:たしかに「ロレックス買っておけば安心」ってよく聞く…。
センパイ:このタイプはね、市場全体の動きに強くなるのが良いところだよ。
【良いところ】
- リセールを意識して買うので、大きな損をしにくい
- コンディション・付属品の重要性に詳しくなる
【やりがちな失敗】
- 「完璧条件の個体」を求めすぎて、いつまでも買えない
- 相場ばかり見て、“ときめき”を忘れがち
スタッフ:相場を見るのは大事ですが、“自分が本当に好きか”も同じくらい大事です。高値圏では「完璧な個体」、調整時期には「長く持つ前提でコンディション重視」など、スタンスを決めるとブレにくいですよ。
TYPE2:複雑機構オタクタイプ
ナレーション:「TYPE2:複雑機構オタクタイプ。」
人物B:この永久カレンダーのレイアウト、たまらん……。
人物B:このキャリバーはさ、1990年代に……(ここから長い解説が始まる)。
【よく選ぶブランド・モデル】
- パテック フィリップ
- A.ランゲ&ゾーネ
- オーデマ ピゲ
- ヴァシュロン・コンスタンタン
- グランドセイコーのスプリングドライブやハイビート系
【性格・行動あるある】
- カレンダーの表示だけでテンションが上がる
- ミニッツリピーターなど“名前”だけでワクワクする
- 裏スケを眺めながら1時間平気で潰せる
【良いところ】
- 機械そのものを愛している
- レアなモデルを選び、コレクションが個性的になりやすい
【やりがちな失敗】
- オーバーホール代・期間に驚く
- 市場がニッチで、ロレックスほど手放すことが容易でない場合も
ユウ:かっこいいけど、維持費がちょっと怖い……。
センパイ:だからこそ「長期で付き合う相棒」を選ぶのが、このタイプ向きなんだ。
スタッフ:複雑機構は、メーカー正規のメンテ環境やパーツ供給の継続性も要チェックです。「どこで、どのように面倒を見てもらえるか」までセットで選ぶのがおすすめです。
TYPE3:国産愛派タイプ
人物C:この仕上げ、この精度、この価格……日本ほんとすごい。
【よく選ぶブランド・モデル】
- グランドセイコー(メカ・クオーツ・スプリングドライブ)
- クレドール
- シチズンの高精度クオーツ
- 限定G-SHOCKなどもサブで所有しがち
【性格・行動あるある】
- 「日本のものづくり精神」に強く共感
- スペック表の数字を眺めるのが好き
- ブランド名より“中身”を重視
ユウ:グランドセイコーって、実物見ると説得力すごいよね。
センパイ:そう、このタイプは「実用品としての満足度」がめちゃ高い。
【良いところ】
- 精度・仕上げ・コスパのバランスが優秀
- 日常使いとしての安心感が抜群
【やりがちな失敗】
- 海外ブランドとのリセール差にモヤっとする
- 良さを語りすぎて、周囲がついてこないことも
スタッフ:国産は「買ってからの満足度」が非常に高いジャンルです。リセールも意識するなら、限定モデルや人気ダイヤル、ケースサイズなど“ツボ”を押さえた選び方をすると良いですよ。
TYPE4:ヴィンテージロマン派タイプ
ナレーション:「TYPE4:ヴィンテージロマン派タイプ。」
人物D:この小傷と焼け具合……たまらん。歴史を感じる……。
【よく選ぶブランド・モデル】
- ヴィンテージ ロレックス
- ヴィンテージ オメガ、IWC、ロンジン
- 70年代〜のドレス系ヴィンテージ
【性格・行動あるある】
- 同じリファレンスでも個体差を比べるのが楽しい
- 「オリジナル至上主義」になりがち
- 「同じ個体は二度と出会えない」が口癖
ユウ:写真で見た時と、実物の雰囲気が全然違ったりするよね。
センパイ:そう、それが良さでもあり、難しさでもある。
【良いところ】
- 「物語のある一本」を見抜く目が育つ
- 経年変化を“味”として楽しめる
【やりがちな失敗】
- リダイヤルやパーツ交換を見抜けずに買ってしまう
- コンディションが良すぎると「逆に怪しい?」と疑いすぎる
スタッフ:ヴィンテージは「信頼できるお店と担当者」がほぼすべてと言っていいジャンルです。年代とパーツ構成の整合性など、一緒に確認しながら選ぶと安心して楽しめます。
TYPE5:無垢ゴールド沼タイプ
ナレーション:「TYPE5:無垢ゴールド沼タイプ。」
人物E(心の声):どのシーンでも、つい腕元を見ちゃう……。
【よく選ぶブランド・モデル】
- デイデイト、金無垢デイトナ、サブ・GMTの金無垢
- パテックの金無垢
- ランゲの金無垢&プラチナ
【性格・行動あるある】
- ステンレスだけでは満足できなくなってくる
- ケースだけでなく「ブレスまで無垢」に惹かれる
- 「一度ゴールドを着けると戻れない」を実感し始めている
ユウ:かっこいいけど、重そう……。
センパイ:その重さ込みで、沼なんだよ。
【良いところ】
- 圧倒的な所有欲と満足感
- スーツでもカジュアルでも“主役”になれる
【やりがちな失敗】
- 重さ&使用シーンの制限で、出番が限られる
- 保管・安全性をちゃんと考えないと不安が増す
スタッフ:無垢を選ぶなら、サイズと厚みを自分のライフスタイルに合わせるのが最重要です。「普段使いのステンレス」と「ここぞの無垢」の使い分けもおすすめですよ。
TYPE6:実用ガジェット派タイプ
ナレーション:「TYPE6:実用ガジェット派タイプ。」
人物F:平日はスマートウォッチ、週末は機械式。出張はGMTで。
【よく選ぶブランド・モデル】
- エクスプローラーII、GMTマスターII
- オメガ シーマスター/スピードマスター
- G-SHOCK、スマートウォッチ
- 高防水・チタンケースのツールウォッチ
【性格・行動あるある】
- 防水性能・耐衝撃・視認性などスペック大好き
- 出張・旅行でGMTやワールドタイムに惹かれる
- 時計と一緒に行った旅の写真が多い
ユウ:スマートウォッチと機械式、両方ってアリなんだ?
センパイ:むしろ今の時代、それが一番合理的かも。
【良いところ】
- 「ちゃんと使う」前提で選ぶので稼働率が高い
- 旅やアクティビティと時計の相性を楽しめる
【やりがちな失敗】
- スマートウォッチの便利さに負けて、機械式の出番が減る
- 機能を盛り込みすぎて、デザインの好みから離れることも
スタッフ:「スマートウォッチ+1本の機械式」は、現代のベストバランスのひとつです。仕事用・旅用・フォーマル用など、シーンごとに役割を決めると無駄なく揃えられます。
TYPE7:永遠に“最後の一本”を探し続ける放浪者タイプ
ナレーション:「TYPE7:永遠に“最後の一本”を探し続ける放浪者タイプ。」
人物G:今度こそ「最後の一本」にするぞ。
人物G(数ヶ月後):……やっぱりあのモデルも気になるな。
【よく選ぶブランド・モデル】
- ロレックス、オメガ、チューダーなど売買しやすいブランド
- 人気どころを一通り経験しがち
- たまにドレスやマイナーブランドに浮気
【性格・行動あるある】
- コレクションが入れ替わり続ける
- フリマアプリやECサイトのウォッチリストが常にパンパン
- 実際に腕に乗せて“経験”していきたいタイプ
ユウ:これ、ちょっと自分に刺さるんだけど……。
センパイ:悪くないよ。いろいろ経験するのも、立派なスタイルだから。
【良いところ】
- 多くのモデルの着け心地・雰囲気を体感で理解できる
- 「あの時計はあの頃持ってたなあ」という自分ヒストリーが濃くなる
【やりがちな失敗】
- 売却前提で回しすぎて、手数料や税金、メンテ費がじわじわ効いてくる
- 「一生モノ」のつもりが、“一生探し続けるモノ”になる
スタッフ:放浪期を楽しみつつ、「長く付き合う一本候補」も頭の隅に置いておくとバランスが良いです。下取りや買取をうまく使えば、負担を抑えながら経験値も増やせます。
診断結果:“次の一本”へ
センパイ:さあ、どのタイプが一番当てはまった?
ユウ:うーん……ロレックス投資型と放浪者タイプのミックスっぽい……。
センパイ:それなら「売りやすいロレックスをベースにしつつ、長く付き合える候補も探す」って方針が良さそうだね。
ナレーション:「自分の“時計マニアタイプ”を知ると、
・買ったあとに後悔しにくくなる
・“今の自分に合う一本”が見えやすくなる
・売り時・買い時の判断もブレにくくなる
というメリットがあります。」
ユウ:じゃあ、僕のタイプに合う“次の一本”、一緒に探してもらっていいですか。
スタッフ:もちろん。タイプに合わせて候補をいくつかご案内しますね。
ナレーション:「あなたはどのタイプだったでしょうか?自分のタイプに合った一本を選ぶと、時計との付き合い方がもっと楽しくなります。」