第7話 サムネイル
賢治
店主、聞いてください。
僕、相場を調べてきました。
この時計、相場は“120万”です(ドヤ)
ドヤっているケンジ
店主
いいね。…で、質問。
その“相場”、どこを参考にしたの?
賢治
え、相場って相場じゃないんですか?
相場はひとつしかないと思ってました。
店主
相場はね…
“同じ名字で3人いる親戚”みたいなもの。
全員、顔が似てるようで実は似ていないんだ。
店主
(上手く伝わっているだろうか…)

① 相場は“1人”じゃない:買取・販売・ネット(海外)で別人格

横長16:9。『相場』と書かれた同じ顔の3人(買取相場・販売相場・ネット/海外相場)が並び、名札だけ違う。賢治が混乱、店主が説明。文字なし。くっきり線画、淡い彩色、上品なコメディ。
店主
ざっくり言うと、相場はこの3人。
(1)買取相場:お店が“買う”価格帯
(2)販売相場:お店が“売る”価格帯
(3)海外オークション相場:条件が違いすぎる別世界
賢治
え、同じ時計なのに…別人!?
じゃあ僕が見た120万って…
店主
たぶん販売相場か、ネットの“強そうな価格”だね。
買取はそこからいろいろ引いて成立する。

② なんでズレるの?:相場は「同じカレー」でも店によって値段が違う理論

横長16:9。カレーが3皿(高級店・食堂・屋台)並んで、同じカレーでも値札が違う。店主が例え、賢治が『なるほど…』の顔。文字なし。
店主
カレーで例えると…。
同じ“カレー”でも、
高級店は家賃とサービスが乗るし、
食堂は回転と仕入れが違うし、
屋台は条件(場所・時間)でも変わる
時計の相場も似てる。
賢治
たしかに…色々な条件によって変わりますね…。

③ 相場より買取が低く見える理由:販売から“引かれるもの”がある

横長16:9。店主が『販売価格』の大きいケーキから、手数料・整備・保証・在庫リスク・相場変動・利益のスライスを切り分ける。賢治が『そんなに切るの…』と驚く。文字なし。
店主
販売相場から買取相場が生まれるまでに、
だいたい“引かれるもの”がある。
・整備(オーバーホール/点検)
・保証(販売後の対応)
・在庫リスク(売れるまで現金化できない)
・相場変動
・手数料/決済/物流
つまり、買取と販売は別生態
賢治
そこは意識してなかったな…
実際は、別の生態だ。

④ 相場比較でやらかすポイント:条件が混ざると“会話が別番組”になる

横長16:9。テレビが3台(新品・中古・並行/海外)で別番組が流れている抽象表現。賢治が全部同じ番組だと思ってメモしている。店主がツッコミ。文字なし。
賢治
じゃあ相場を見るとき、何が混ざりがちなんです?
店主
混ざるのはこの辺。
・新品/未使用/中古
・保証書の有無・年式
・付属品の有無(箱/コマ/冊子)
・状態(研磨・傷・劣化)
・ブレス/ストラップ交換
・相場の時点(いつの価格?)
これが混ざると、“別番組”のようになる。
店主
たとえば、君が見てるのが
「未使用・保証書あり・フルセット」で、
こっちが見てるのが
「中古・保証書なし・付属品欠品」だったら…
それ、同じ時計でも別物
賢治
違う条件を同じ土俵で考えてた…。

⑤ 今日からできる:相場を見るときの“5点セット”でバグを止める

横長16:9。店主がチェックリスト(5項目)を指さし、賢治がスマホにメモ。背景に『バグが止まる』ような抽象エフェクト。文字なし。
店主
相場を調べるための“5点セット”はこれだね。
調べるとき、メモにこの形で残すだけで強い。
相場メモのテンプレ(コピペ用)
  • ① 参照元:買取?販売?個人売買?海外?(どこ)
  • ② 条件:未使用/中古、保証書年、フルセット/欠品、状態(研磨・傷)
  • ③ 価格の性質:表示価格?成約価格?手数料込み?税別/税込?
  • ④ 時点:いつの価格?(相場は“天気”)
  • ⑤ 数:何件見た?(1件は“例外”になりやすい)

※「表示価格=相場」になりがちなので、可能なら“成約”や“売り切れ”を重視。難しければ「複数件」で傾向を取るのが安全です。

⑥ お店で話が早くなる:相場の質問テンプレ(店主が喜ぶやつ)

横長16:9。賢治が『質問テンプレ』の紙を差し出し、店主の目がキラッと光る(好感度UP演出)。文字なし。上品なコメディ。
賢治
じゃあ僕、お店に行って
「相場いくらですか?」って聞くより、どう聞けばいいです?
店主
これ言ってくれると、話が早くなる。
「中古・保証書◯年・付属品◯◯で、販売相場はこの辺を見ました。
同条件だと買取はどのくらいになりますか?」

これ、店主の脳内CPUが喜ぶ。
店主
(“どこの相場?”の往復が消える。)

⑦ リスクと懸念:相場の“強そうな数字”に吸い寄せられる罠

横長16:9。『強そうな数字』のネオンに賢治が吸い寄せられ、店主が安全ロープで引き戻す。背景に“注意”の抽象マーク。文字なし。
店主
ここ大事。相場を見るときの罠。
・“高い表示”=相場と思い込む(売れてないかも)
・条件が違うのに同列比較(別番組)
・海外/個人売買をそのまま国内店に当てる(土俵が違う)
・相場が動いてるのに固定値だと思う(天気予報の否定)
賢治
“相場は天気”…
昨日が晴れでも、今日は台風かもしれない…。

結論:相場は3人いる。まず“どこの相場か”を揃えると会話が噛み合う

横長16:9。3人の相場が一列に整列し、賢治の頭の上の『?』が消えて『!』になる。店主は満足げ。文字なし。
賢治
今日の学び。
相場は三者の顔がある。
店主
いいね。
“どこの相場?”か言えると、会話が弾むかも。
覚え方:買取=買う、販売=売る、海外=別ルール
今日からできる:相場で迷わない3つ
  • 参照元(買取/販売/海外)を先に言語化(相場の正体を確定)
  • 条件(保証書/付属品/状態/年式)を揃えて比較(別番組を混ぜない)
  • 質問テンプレで店に聞く(会話が速い・精度が上がる)

※相場は日々動きます。特に短期で上下しやすいモデルほど「いつ時点の相場か」を揃えると、誤解が減ります。

NEXT EPISODE
第8話:その“保証書”、どこまで効く?
〜保証書・明細・アーカイブ…“書類の強さ”を誤解して爆死しない回〜
  • 保証書があれば無敵…じゃない?「強い書類」「弱い書類」
  • “店の保証”と“メーカー保証”は別生物だと気づく瞬間
  • 店主の例え「保険証のコピーを握って病院に突撃」理論
次回、書類、増殖ゥ
※次回予告は演出です(でも内容はだいたい本当)。

監修者のプロフィール

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コミット銀座

2015年の会社設立以来、"高く買い、安く売る"をモットーに、顧客第一主義を徹底。価格面におけるメリットのみならず、お客様が安心して買い物出来る環境づくり、お客様に最適な時計の提案も実現。
徐々にお客様からの信頼も得て、多くの顧客様を抱えることに成功。高い知識を要するヴィンテージロレックスや、パテックフィリップを始めとするハイエンド商材の取り扱いを得意とする、新進気鋭の高級腕時計専門店。

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