賢治
鑑定士さん、大変です。
中古時計の商品説明に「防水」って書いてありました。
これはもう、海でもプールでも温泉でも無敵ってことですよね?
僕、今からこの時計をつけてウォータースライダーに挑戦してきます。
中古時計の商品説明に「防水」って書いてありました。
これはもう、海でもプールでも温泉でも無敵ってことですよね?
僕、今からこの時計をつけてウォータースライダーに挑戦してきます。
鑑定士
まず挑戦をやめようか。
「防水」と書いてあっても、ダイバーズモデルはさておき、水辺での使用を積極的に推奨しているわけではない。
大事なのは、どの程度の水に、どんな状態で耐えられる想定なのかを見ることだ。
レインコートを着ているからといって、滝行に参加していいわけではないからね。
「防水」と書いてあっても、ダイバーズモデルはさておき、水辺での使用を積極的に推奨しているわけではない。
大事なのは、どの程度の水に、どんな状態で耐えられる想定なのかを見ることだ。
レインコートを着ているからといって、滝行に参加していいわけではないからね。
賢治
レインコートで滝行……。
確かに、最初は「雨対策してます」って顔してても、3秒後には人生を反省する濡れ方になりそうです。
確かに、最初は「雨対策してます」って顔してても、3秒後には人生を反省する濡れ方になりそうです。
鑑定士
(今日は時計より、賢治くんの水辺テンションを防水したいね……)

① “防水”は「水なら全部OK」ではなく「使える場面が決まっている」
鑑定士
まず、防水という言葉を見たら、水の種類と使う場面を分けて考える。
雨や手洗いの水しぶき。
水仕事。
プールや海。
素潜り。
スキューバダイビング。
これらは全部、時計にとって負担が違う。
同じ「水」でも、コップの水と台風の日の横なぐりの雨では、ほぼ別キャラだ。
雨や手洗いの水しぶき。
水仕事。
プールや海。
素潜り。
スキューバダイビング。
これらは全部、時計にとって負担が違う。
同じ「水」でも、コップの水と台風の日の横なぐりの雨では、ほぼ別キャラだ。
賢治
たしかに。
僕も「ちょっと水浴び」と「滝に打たれる」は別物です。
前者は夏の思い出。
後者は前世の罪を洗い流すイベントです。
僕も「ちょっと水浴び」と「滝に打たれる」は別物です。
前者は夏の思い出。
後者は前世の罪を洗い流すイベントです。
“防水”でまず分けたい水の場面
- 雨・汗・洗顔の水滴:日常生活で水が少しかかる程度
- 水仕事:水に触れる時間や回数が増える使い方
- 一般水泳:プールや海で泳ぐ使い方
- 素潜り・マリンスポーツ:水圧や動きの負担が増える使い方
- スキューバ・飽和潜水:専用のダイバーズ性能が必要な領域
鑑定士
つまり「防水」とだけ見て、水辺で急に強気になってはいけない。
防水は水への無敵宣言ではなく、使用場面の説明なんだ。
防水は水への無敵宣言ではなく、使用場面の説明なんだ。
② 「生活防水」は、海パンを履いた瞬間に強くなるわけではない
賢治
でも「生活防水」って、なんか強そうじゃないですか?
生活を守ってくれるんですよね?
家賃、電気代、寝坊、上司の無茶ぶり。
そういうものから守ってくれる響きがあります。
生活を守ってくれるんですよね?
家賃、電気代、寝坊、上司の無茶ぶり。
そういうものから守ってくれる響きがあります。
鑑定士
残念ながら、生活防水は家賃までは守らない。
一般的に、日常生活用防水は、雨や汗、洗顔時の水滴など、日常で少し水がかかる程度を想定することが多い。
ここを「泳げる」と勘違いすると危ない。
たとえるなら、生活防水は折りたたみ傘だ。
夕立には助かるけれど、折りたたみ傘で台風中継に出る人はいない。
一般的に、日常生活用防水は、雨や汗、洗顔時の水滴など、日常で少し水がかかる程度を想定することが多い。
ここを「泳げる」と勘違いすると危ない。
たとえるなら、生活防水は折りたたみ傘だ。
夕立には助かるけれど、折りたたみ傘で台風中継に出る人はいない。
賢治
折りたたみ傘で台風中継……。
たぶん一瞬でコウモリ傘になって、僕はずぶ濡れになりますね。
たぶん一瞬でコウモリ傘になって、僕はずぶ濡れになりますね。
防水表記のざっくり見方
- 非防水:水滴や汗が多い場面も避けたい
- 日常生活用防水・3気圧防水:雨、汗、洗顔時の水滴などが目安
- 5気圧防水:水仕事や一般水泳に使える分類もあるが、個体状態の確認が必要
- 10気圧・20気圧防水:水泳、マリンスポーツ、素潜りなどに対応する分類もある
- ダイバーズ表示:潜水用途を想定した専用表記。用途や仕様を必ず確認する
※中古時計では、表記だけでなく、年式・整備状況・パッキン・リューズ・ケース状態によって実際の安心度が変わります。

③ 「30m防水」は30m潜っていい券ではない
賢治
じゃあ「30m防水」って書いてあったら、30m潜れるんじゃないんですか?
僕、もう頭の中でイルカと友達になってました。
名前はタカシです。
僕、もう頭の中でイルカと友達になってました。
名前はタカシです。
鑑定士
タカシには申し訳ないけれど、そこは注意が必要だ。
「30m」「50m」「100m」といった数字は、単純にその深さまで日常的に潜ってよいという意味ではない。
実際の使用では、水圧だけでなく、腕の動き、水流、衝撃、温度変化、経年劣化などが関係する。
数字だけを見て海に飛び込むのは、身長170cmの人が170cmの穴なら安全に落ちられると言っているようなものだ。
「30m」「50m」「100m」といった数字は、単純にその深さまで日常的に潜ってよいという意味ではない。
実際の使用では、水圧だけでなく、腕の動き、水流、衝撃、温度変化、経年劣化などが関係する。
数字だけを見て海に飛び込むのは、身長170cmの人が170cmの穴なら安全に落ちられると言っているようなものだ。
賢治
それは全然よくないですね。
数字が合ってても、状況が終わってます。
「身長と穴の深さが一致しました。おめでとうございます」じゃないですもんね。
数字が合ってても、状況が終わってます。
「身長と穴の深さが一致しました。おめでとうございます」じゃないですもんね。
数字表記で勘違いしやすいこと
- m表記:その深さで自由に泳げる保証と読み替えない
- BAR・気圧表記:使用できる場面の目安として見る
- 新品時の設計性能:中古では現在の個体状態が重要
- 一瞬の水圧:飛び込み、水流、シャワーなどで負担が増える場合がある
- 保証内容:表記と販売店の保証範囲は別で確認する
鑑定士
防水の数字は、期待値を上げるための飾りではない。
どんな使い方まで想定されているかを読むための表示なんだ。
どんな使い方まで想定されているかを読むための表示なんだ。
④ 中古時計の防水は「昔強かった人」問題がある
賢治
でも裏蓋に「WATER RESISTANT」って刻印があります。
時計本人がそう言ってるなら、かなり信頼できませんか?
まるで自分で「俺、昔は足速かった」って言ってるおじさんみたいです。
時計本人がそう言ってるなら、かなり信頼できませんか?
まるで自分で「俺、昔は足速かった」って言ってるおじさんみたいです。
鑑定士
そのたとえはかなり近い。
裏蓋や文字盤の防水表示は、その時計が持つ仕様を知る大切な手がかりだ。
ただし中古時計では、パッキン、リューズ、風防、ケース、裏蓋の状態によって、現在の防水性は変わる。
つまり「昔は足速かった」と「今、町内運動会で全力疾走できる」は別なんだ。
裏蓋や文字盤の防水表示は、その時計が持つ仕様を知る大切な手がかりだ。
ただし中古時計では、パッキン、リューズ、風防、ケース、裏蓋の状態によって、現在の防水性は変わる。
つまり「昔は足速かった」と「今、町内運動会で全力疾走できる」は別なんだ。
賢治
わかります。
僕も高校時代は50m走がそこそこ速かったです。
今走ったら、たぶん20m地点で靴ひもと人生の意味を確認します。
僕も高校時代は50m走がそこそこ速かったです。
今走ったら、たぶん20m地点で靴ひもと人生の意味を確認します。
中古時計で防水性が変わる主な要素
- パッキンの劣化:ゴム素材が硬くなったり、弾力を失うことがある
- リューズの摩耗:ねじ込みや密閉に関わる部分の状態が重要
- 風防・ガラスの傷や欠け:わずかな隙間が浸水リスクにつながる場合がある
- ケースや裏蓋の歪み:過去の衝撃や修理履歴の影響を受けることがある
- 整備履歴:防水検査やパッキン交換がいつ行われたかが判断材料になる

⑤ 水中でリューズを触るのは、嵐の日に窓を開けるようなもの
賢治
防水時計なら、水の中で時刻合わせしても平気ですか?
プールで「いま何時かな?」ってリューズを引いて、
水中でスマートに調整する男。
ちょっと映画みたいじゃないですか。
プールで「いま何時かな?」ってリューズを引いて、
水中でスマートに調整する男。
ちょっと映画みたいじゃないですか。
鑑定士
その映画は、たぶん修理見積もりで終わる。
水中や濡れた状態でリューズやボタンを操作するのは絶対にNG。
リューズは時計内部への入口でもある。
そこを水の中で開けるのは、嵐の日に「換気しましょう」と言って窓を全開にするようなものだ。
水中や濡れた状態でリューズやボタンを操作するのは絶対にNG。
リューズは時計内部への入口でもある。
そこを水の中で開けるのは、嵐の日に「換気しましょう」と言って窓を全開にするようなものだ。
賢治
換気のタイミングが終わってますね。
家の中に風、雨、葉っぱ、近所のビニール袋まで入ってきそうです。
家の中に風、雨、葉っぱ、近所のビニール袋まで入ってきそうです。
水まわりで避けたい操作
- 濡れたままリューズを引く:内部に水分が入り込む原因になる場合がある
- 水中でボタンを押す:クロノグラフなどの操作はNG
- ねじ込みリューズの閉め忘れ:防水性を発揮できない
- 手洗い後すぐの時刻合わせ:水分を拭き取ってから行う
- 違和感があるリューズ操作:無理に回さず点検相談をする
鑑定士
防水時計でも、入口を開けたら話は別だ。
家に鍵がついていても、自分で玄関を開けっぱなしにしたら、防犯性能を語れないのと同じだね。
家に鍵がついていても、自分で玄関を開けっぱなしにしたら、防犯性能を語れないのと同じだね。
⑥ お風呂・温泉・サウナは、時計にとって“癒やし”ではない
賢治
じゃあお風呂はどうですか?
時計も一日の疲れを流したいかもしれません。
僕だけ湯船で「あ〜」って言うの、時計に申し訳ないです。
時計も一日の疲れを流したいかもしれません。
僕だけ湯船で「あ〜」って言うの、時計に申し訳ないです。
鑑定士
時計にその気遣いは不要だね。
お風呂、温泉、サウナ、熱いシャワーは避けたほうがいい。
温度変化、蒸気、石けん、温泉成分などは、時計にとってやさしい環境とは言えない。
時計からすると、癒やしの温泉旅行ではなく、湿度と熱の合同合宿なんだ。
お風呂、温泉、サウナ、熱いシャワーは避けたほうがいい。
温度変化、蒸気、石けん、温泉成分などは、時計にとってやさしい環境とは言えない。
時計からすると、癒やしの温泉旅行ではなく、湿度と熱の合同合宿なんだ。
賢治
合同合宿……。
しかも顧問が「湯気」と「石けん」なんですね。
それは時計も部屋の隅で正座します。
しかも顧問が「湯気」と「石けん」なんですね。
それは時計も部屋の隅で正座します。
水より怖いことがある場面
- 温水:温度変化が部品やパッキンに負担をかける場合がある
- サウナ:高温環境は時計向きではない
- 温泉:成分や熱の影響を考えたい
- 石けん・シャンプー:水だけとは違う汚れや成分が付着する可能性
- シャワーの水圧:直接強く当てる使い方は避けたい

⑦ 「防水検査済み」と「防水保証あり」は同じではない
賢治
中古の商品説明で「防水検査済み」って書いてある時計を見つけました。
これはもう、水辺でダンスしても大丈夫なやつですか?
僕、振り付けはクロールと盆踊りの中間で考えてます。
これはもう、水辺でダンスしても大丈夫なやつですか?
僕、振り付けはクロールと盆踊りの中間で考えてます。
鑑定士
その踊りは一度忘れよう。
「防水検査済み」は、検査を行ったという意味では安心材料になる。
ただし、それがどのレベルの検査か、いつの検査か、販売後の水入りまで保証するのかは別問題だ。
健康診断を受けたからといって、そのままフルマラソン、徹夜、替え玉3杯が保証されるわけではないからね。
「防水検査済み」は、検査を行ったという意味では安心材料になる。
ただし、それがどのレベルの検査か、いつの検査か、販売後の水入りまで保証するのかは別問題だ。
健康診断を受けたからといって、そのままフルマラソン、徹夜、替え玉3杯が保証されるわけではないからね。
賢治
健康診断を免罪符にするタイプ、いますね。
「血圧よかったから今日は唐揚げ山脈いきます」って人。
それ、検査結果が泣いてます。
「血圧よかったから今日は唐揚げ山脈いきます」って人。
それ、検査結果が泣いてます。
“防水検査済み”で確認したいこと
- 検査時期:いつ検査したのか
- 検査内容:何気圧相当で確認したのか
- 検査後の整備:パッキン交換やリューズ確認まで行ったのか
- 保証範囲:水入りが保証対象なのか、防水非保証なのか
- 使用条件:水泳・入浴・マリンスポーツなどを想定しているのか
鑑定士
特に中古時計では、商品説明に「防水非保証」と書かれていることもある。
「検査済み」と「水入り保証あり」は、同じ顔をした別人だ。
ここを混同すると、雨の日に革靴で田んぼへ入るくらい後悔する。
「検査済み」と「水入り保証あり」は、同じ顔をした別人だ。
ここを混同すると、雨の日に革靴で田んぼへ入るくらい後悔する。
⑧ “防水非保証”は小さい文字で出てくる大ボス
賢治
商品ページの下のほうに「防水非保証」って小さく書いてあることがあります。
あれ、見なかったことにしてもいいですか?
僕の心は、もう上の大きな「防水」の文字と結婚してます。
あれ、見なかったことにしてもいいですか?
僕の心は、もう上の大きな「防水」の文字と結婚してます。
鑑定士
その結婚は一度、親族会議を開こう。
中古時計の商品説明では、上に「防水」や「防水検査済み」と書かれていても、注意書きで「防水非保証」とされている場合がある。
その場合、使用中の水入りは保証対象外になる。
小さい文字ほど大事なことを言っている。
料理写真の下にある「写真はイメージです」と同じくらい、人生に影響する。
中古時計の商品説明では、上に「防水」や「防水検査済み」と書かれていても、注意書きで「防水非保証」とされている場合がある。
その場合、使用中の水入りは保証対象外になる。
小さい文字ほど大事なことを言っている。
料理写真の下にある「写真はイメージです」と同じくらい、人生に影響する。
賢治
写真はイメージです、強いですね。
写真ではエビが主役なのに、実物ではエビがおまけ程度しか入っていないみたいな時あります。
写真ではエビが主役なのに、実物ではエビがおまけ程度しか入っていないみたいな時あります。
商品説明で見落としたくない防水ワード
- 防水非保証:水入りトラブルが対象外
- 現状販売:購入後の対応範囲が限られる場合がある
- 日常使用程度:どの程度の使用を想定しているか確認する
- 水濡れ厳禁:古い時計や特殊な時計で特に注意
- 保証対象外条件:入浴、海水、サウナ、リューズ操作などが除外される場合がある

⑨ 革ベルトは水辺で急に機嫌が悪くなる
賢治
防水ケースなら、ベルトも大丈夫ですよね?
革ベルトの時計でプールサイドに行ったら、ちょっと大人っぽくないですか?
こう、リゾートに慣れてる人みたいな。
革ベルトの時計でプールサイドに行ったら、ちょっと大人っぽくないですか?
こう、リゾートに慣れてる人みたいな。
鑑定士
時計本体とベルトは分けて考えよう。
ケースに防水性があっても、革ベルトは水や汗で傷みやすい。
変色、におい、硬化、ひび割れなどが起きることがある。
革ベルトをプールに連れていくのは、スーツで流しそうめんに参加するようなものだ。
できなくはないけれど、あとで本人が静かに傷つく。
ケースに防水性があっても、革ベルトは水や汗で傷みやすい。
変色、におい、硬化、ひび割れなどが起きることがある。
革ベルトをプールに連れていくのは、スーツで流しそうめんに参加するようなものだ。
できなくはないけれど、あとで本人が静かに傷つく。
賢治
スーツで流しそうめん……。
なんか麺より先に、社会人としての自尊心が流れていきそうです。
なんか麺より先に、社会人としての自尊心が流れていきそうです。
水辺でベルトも確認したい理由
- 革ベルト:水や汗で変色・におい・硬化が出ることがある
- 金属ブレス:使用後の汗や海水を放置すると汚れや腐食につながる場合がある
- ラバーベルト:水に強いものも多いが、劣化やひび割れは確認したい
- 社外ベルト:時計本体の防水表記とは別に素材を確認する
- 中古の状態:におい、割れ、汚れ、穴の広がりも査定や印象に関わる
鑑定士
防水を見るときは、時計本体だけでなく、身につける全体の状態を見る。
水辺では、ケース、リューズ、裏蓋、風防、ベルトまでチーム戦なんだ。
水辺では、ケース、リューズ、裏蓋、風防、ベルトまでチーム戦なんだ。
⑩ もし水が入ったら、振る・温める・米に埋めるはやめる
賢治
もし時計の中が曇ったり、水が入った気がしたらどうすればいいですか?
とりあえず振ります?
ドライヤー当てます?
米びつに入れます?
僕の家電トラブル対応は、だいたい米と祈りです。
とりあえず振ります?
ドライヤー当てます?
米びつに入れます?
僕の家電トラブル対応は、だいたい米と祈りです。
鑑定士
時計に米と祈りは向いていない。
水入りや曇りが疑われる場合は、使い続けず、できるだけ早く専門店やメーカーに相談する。
振る、温める、リューズを何度も動かす、自己流で乾かすと、かえって内部にダメージを広げることがある。
お腹が痛い時に、腹筋して治そうとするようなものだ。
水入りや曇りが疑われる場合は、使い続けず、できるだけ早く専門店やメーカーに相談する。
振る、温める、リューズを何度も動かす、自己流で乾かすと、かえって内部にダメージを広げることがある。
お腹が痛い時に、腹筋して治そうとするようなものだ。
賢治
腹筋で腹痛を治す……。
それは体が「今じゃない」って言いますね。
時計も、困ってる時に振られたら人間関係なら絶交です。
それは体が「今じゃない」って言いますね。
時計も、困ってる時に振られたら人間関係なら絶交です。
水入りが疑われるときの基本対応
- 使い続けない:内部の腐食や故障が進む可能性がある
- リューズやボタンを触りすぎない:水分を広げる可能性がある
- ドライヤーで加熱しない:熱で部品やパッキンに負担がかかる場合がある
- 自己流で分解しない:修理難度が上がることがある
- 早めに相談する:専門店やメーカーで点検・修理の判断をしてもらう

⑪ 買う前に聞くべきは「水いけますか?」ではなく、具体的な質問
賢治
じゃあ中古時計を買う前に、お店には何て聞けばいいですか?
「これ、水いけます?」だと、なんか居酒屋で「この魚、泳げます?」って聞いてる感じがします。
「これ、水いけます?」だと、なんか居酒屋で「この魚、泳げます?」って聞いてる感じがします。
鑑定士
いいところに気づいたね。
防水の質問は、具体的に分けるといい。
「現在、防水検査はされていますか?」
「何気圧相当で確認されていますか?」
「水濡れは保証対象ですか?」
「リューズやパッキンは交換されていますか?」
「入浴や水泳での使用は想定されていますか?」
こう聞くと、販売店側も答えやすい。
防水の質問は、具体的に分けるといい。
「現在、防水検査はされていますか?」
「何気圧相当で確認されていますか?」
「水濡れは保証対象ですか?」
「リューズやパッキンは交換されていますか?」
「入浴や水泳での使用は想定されていますか?」
こう聞くと、販売店側も答えやすい。
買う前の質問テンプレート
- この個体は現在、防水検査済みですか?
- 何気圧相当の検査を行っていますか?
- 検査日はいつ頃ですか?
- パッキン交換やリューズ確認はされていますか?
- 水入りは保証対象ですか? それとも防水非保証ですか?
- 水泳・入浴・海・サウナでの使用は想定されていますか?
- 裏蓋や文字盤の防水表記と、現在の販売店判断に差はありますか?
賢治
なるほど。
「水いけます?」じゃなくて、検査・保証・使用場面を聞くんですね。
たしかに「辛いのいけます?」って聞くより、
「唐辛子何本ですか?」「翌日予定ありますか?」って聞くほうが現実的です。
「水いけます?」じゃなくて、検査・保証・使用場面を聞くんですね。
たしかに「辛いのいけます?」って聞くより、
「唐辛子何本ですか?」「翌日予定ありますか?」って聞くほうが現実的です。
鑑定士
(その質問は、時計より激辛ラーメンの鑑定に向いているね……)
⑫ 売る側は「防水です!」より、整備と使用状況を正直に
賢治
逆に売る側はどうしたらいいですか?
時計を持って行って、胸を張って「防水でございます!」って言えばいいですか?
ちょっとデパートの店員さんっぽく。
時計を持って行って、胸を張って「防水でございます!」って言えばいいですか?
ちょっとデパートの店員さんっぽく。
鑑定士
胸を張るより、情報を整理しよう。
いつ整備したか。
防水検査を受けたか。
パッキン交換をしたか。
水辺で使っていたか。
曇りや水入りの経験があるか。
わかる範囲で正直に伝えることが大事だ。
防水は盛るより、履歴を出すほうが信頼されやすい。
いつ整備したか。
防水検査を受けたか。
パッキン交換をしたか。
水辺で使っていたか。
曇りや水入りの経験があるか。
わかる範囲で正直に伝えることが大事だ。
防水は盛るより、履歴を出すほうが信頼されやすい。
売る前にまとめたい防水まわりの情報
- 整備履歴:いつ、どこで整備したか
- 防水検査:検査を受けたことがあるか、結果が残っているか
- パッキン交換:交換歴がわかるか
- 使用環境:海、プール、入浴、サウナで使ったことがあるか
- 不具合歴:ガラスの曇り、水入り、リューズ違和感があったか
- 資料:修理明細、保証書、点検控えなどが残っているか
賢治
売る時も、武勇伝より履歴ですね。
「この時計、海でモテました!」より、
「2024年にパッキン交換しました」のほうが、鑑定士さんには刺さるわけですね。
「この時計、海でモテました!」より、
「2024年にパッキン交換しました」のほうが、鑑定士さんには刺さるわけですね。
鑑定士
その通り。
時計の査定で大事なのは、ロマンより確認できる情報だ。
もちろんロマンも楽しいけれど、査定の現場では「いつ・どこで・何をしたか」が強い。
時計の査定で大事なのは、ロマンより確認できる情報だ。
もちろんロマンも楽しいけれど、査定の現場では「いつ・どこで・何をしたか」が強い。

⑬ 覚え方は「表記・状態・場面・保証」
鑑定士
今日のまとめは、表記・状態・場面・保証だ。
まず、文字盤や裏蓋の防水表記を見る。
次に、現在の個体状態を見る。
そして、自分がどんな場面で使いたいかを考える。
最後に、販売店の保証範囲を確認する。
この4つを押さえれば、「防水」という言葉に振り回されにくくなる。
まず、文字盤や裏蓋の防水表記を見る。
次に、現在の個体状態を見る。
そして、自分がどんな場面で使いたいかを考える。
最後に、販売店の保証範囲を確認する。
この4つを押さえれば、「防水」という言葉に振り回されにくくなる。
賢治
表記・状態・場面・保証。
なんか防水の四天王ですね。
「表示だけ見る賢治」は、四天王の1人目で負けるタイプでした。
なんか防水の四天王ですね。
「表示だけ見る賢治」は、四天王の1人目で負けるタイプでした。
鑑定士
でも、今日で2人目以降にも進めるようになったね。
中古時計では、防水表記だけで判断しない。
今の状態と、実際の使い方と、保証内容まで見る。
それが大切だ。
中古時計では、防水表記だけで判断しない。
今の状態と、実際の使い方と、保証内容まで見る。
それが大切だ。
防水チェックの4ステップ
- 表記:文字盤・裏蓋・商品説明に何と書いてあるか
- 状態:パッキン、リューズ、風防、ケース、裏蓋の状態はどうか
- 場面:雨、手洗い、プール、海、入浴、サウナなど、何に使いたいか
- 保証:水入りが保証対象なのか、防水非保証なのか
結論:“防水”は海への招待状ではなく、使い方の注意書き
鑑定士
「防水」と聞くと、つい安心したくなる。
でも中古時計では、表記だけでなく、現在の状態、検査履歴、使用場面、保証範囲まで見る必要がある。
覚え方はこうだ。
防水は“海への招待状”ではなく、“使い方の注意書き”。
特に、生活防水で海に飛び込むのはやめたほうがいい。
レインコートで滝行に行くようなものだからね。
でも中古時計では、表記だけでなく、現在の状態、検査履歴、使用場面、保証範囲まで見る必要がある。
覚え方はこうだ。
防水は“海への招待状”ではなく、“使い方の注意書き”。
特に、生活防水で海に飛び込むのはやめたほうがいい。
レインコートで滝行に行くようなものだからね。
賢治
今日から僕は、「防水」と書いてあってもすぐ海パンになりません。
まず見ます。
表記・状態・場面・保証。
そして水辺でテンションが上がったら、自分に言い聞かせます。
「これは時計であって、カッパではない」と。
まず見ます。
表記・状態・場面・保証。
そして水辺でテンションが上がったら、自分に言い聞かせます。
「これは時計であって、カッパではない」と。
鑑定士
(その標語、意外と中古時計選びの核心を突いているね……)

今日からできる:“防水”で失敗しない4つ
- 文字盤・裏蓋・商品説明の防水表記を確認する
- 中古ではパッキン・リューズ・風防・ケース状態を意識する
- 入浴・温泉・サウナ・水中操作は避ける前提で考える
- 「防水検査済み」と「防水保証あり」を分けて確認する




