本日は【2024年度版】パテックフィリップ “価格帯別おすすめモデル5選”≪500~1000万円編≫ をお送りいたします。
高級腕時計業界の中でも最上級に位置し、雲上ブランドとも呼ばれる【パテックフィリップ】。近年は様々なバリエーションで多数のモデルが販売されていますが、やはりどのモデルも基本的に流通量は少ないため、どれが良いかを実機を基に比較するなんてことは、正規店でも二次流通店でもなかなかに難しいことと思います。そこで、数多くのモデルを手に取ってきたプロの視点から、本当にオススメしたいモデルを厳選して、価格帯別にご紹介していきたいと思います!
今回は、【パテックフィリップ】の中で中核とも言える価格帯、500~1000万円の予算を対象に選定していますので、是非とも最後までお楽しみください!
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①『アクアノート』「Ref.5167A-001」
2007年に発表されたトロピカルバンド仕様の現行モデル「Ref.5167A-001」。
【パテックフィリップ】の中でも『ノーチラス』と人気を二分するラグジュアリースポーツウォッチの『アクアノート』は、クロノグラフ、トラベルタイムなど様々な機能を持ったモデルがありますが、デイト表示のみの三針モデルはそのシンプルさから特に人気となっています。ケース径40.8mmのほど良い大きさと、ケース厚8.1mmという腕馴染みの良さは、スーツなどのフォーマルな装いはもちろんのこと、オフの日のカジュアルスタイルにも合わせやすいサイズ感となっています。トロピカルバンドの持つスポーティーさはカジュアルスタイルにもマッチし、プライベートでも活躍してくれることでしょう。二次流通市場の価格も安定しており、差をつける一本として、また資産性に優れた一本としてもオススメです。
②『パーペチュアルカレンダー』「Ref.3940G-001」
1985年に発表された『パーペチュアルカレンダー』「Ref.3940G-001」。
ケース径36mmと小ぶりながらもインダイヤルのバランスが良く、【パテックフィリップ】の名誉会長”フィリップスターン”も愛用している、時計好きを虜にさせるモデルです。1985年から2006年まで、20年以上も製造されていたロングセラーモデルですが、PT(プラチナ)、18KWG(ホワイトゴールド)、18KRG(ローズゴールド)、18KYG(イエローゴールド)の4素材で展開されており、7,000~8,000本ほど製造されたと言われています。ムーブメントには、永久カレンダー搭載の名機「Cal.240 Q」を採用。インダイヤルの窪みや分割線などによって世代分けされるダイヤルや、クローズドバックもしくはシースルーバック裏蓋の仕様など、様々なバリエーションが存在している、奥が深い名機です。
③『クロノグラフ』「Ref.5170G-010」
2015年に発表された、ツーカウンタークロノグラフを備えた「Ref.5170G-010」。
18KWG(ホワイトゴールド)ケースにブラック文字盤、インデックスにはブレゲ数字、リーフ針を採用するなど、【パテックフィリップ】の魅力を凝縮したデザインが特徴です。前モデル「Ref.5070」はケース径が42mmだったのに対して39mmにサイズダウンし、腕馴染みが更に良くなっていることも魅力の一つです。シースルーバックから覗くムーブメントは、【レマニア】社製ベースの「Cal.CH 27-70」から、完全自社開発の「Cal.CH 29-535 PS」へ変更されていますが、その美しい仕上げはさずが【パテックフィリップ】。こちらのモデルは2017年にディスコン(廃盤)と、製造期間は僅か2年あまりとなっていますが、手巻きクロノグラフの伝統を最も忠実に受け継ぐ名機としてオススメのモデルです。
④『カラトラバ』「Ref.5196P-001」
続いては、『カラトラバ』「Ref.3796」の後継機として、2004年に誕生した「Ref.5196P-001」。
全4素材で展開されているこちらのモデルには、ブラッシュアップを図りながらも40年以上に渡って活躍している名機「Cal.215」が搭載されています。惜しまれつつも2022年にディスコン(廃盤)となっていますが、アラビアインデックスにブレゲ数字を使用した文字盤デザインが特徴で、『カラトラバ』と言えばバーインデックス仕様が多く採用されていますが、特別モデルに採用されることの多いブレゲ数字に心躍るファンも多いのではないでしょうか。PT(プラチナ)素材にのみ存在する2トーンカラーの文字盤や、37mmの腕馴染みが良いケースサイズは、数ある『カラトラバ』の中でも実用性に優れており、一生のパートナーになるであろうオススメの一本です。
⑤『パーペチュアルカレンダー』「Ref.5320G-001」
最後にご紹介するのは、世界初の自動巻き永久カレンダー搭載モデル「Ref.3448」にインスパイアされて製作された、2017年発表の「Ref.5320G-001」。
落ち着いた色味のクリームダイヤルは、ラッカー仕様ながらもエナメルで作られたような透明感があり、注射器を連想させるシリンジ型の針とアラビア数字のインデックスが、古き良きヴィンテージの風合いを感じさせてくれます。また、ラグの形状も特徴的で、クラシカルなモデルで見られたトリプルステップラグが採用されています。『パーペチュアルカレンダー』の中でも比較的シンプルなデザインとなっており、ヴィンテージ感溢れるモデルをお探しの方には是非オススメしたい一本です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
雲上と称される【パテックフィリップ】の時計ですが、500~1000万円と同ブランドではコアな価格帯と言えども、高価格であるため踏ん切りをつけることが難しいことと思います。しかしながら、一生モノとしていつかは手に入れたいとお考えの方も少なくないと考えておりますので、是非モデル選びの参考となれば幸いです。
また、今回ご紹介のモデルを所有されており、売却をご検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ当店の預かり販売・買取をご利用いただければ嬉しく思います。