本日は【2024年度版】パテックフィリップ “価格帯別おすすめモデル5選”≪~500万円編≫ をお送りいたします。
高級腕時計業界の中でも最上級に位置し、"雲上ブランド"とも呼ばれる【パテックフィリップ】。近年は様々なバリエーションで多数のモデルが販売されていますが、やはりどのモデルも基本的に流通量は少ないため、どのモデルが良いのかを実機を比較して検討するなんてことは、正規店でも二次流通店でもなかなかに難しいことと思います。そこで、数多くのモデルを手に取ってきたプロの視点から、本当にオススメしたいモデルを厳選して、価格帯別にご紹介していきたいと思います!
今回は、【パテックフィリップ】の中ではエントリー価格とも言われている500万円未満の予算を対象に選定していますので、是非とも最後までお楽しみください!
ご興味ある時計がございましたら、この機会に是非インタレスト(再入荷希望)をご登録ください
①『カラトラバ パイロット トラベルタイム』「Ref.7234G-001」
トラベルウォッチとしては初めて女性をターゲットに制作された、2018年発表の『カラトラバ パイロット トラベルタイム』「Ref.7234G-001」。
1930年代に作られていたアヴィエーターウォッチのオマージュとして製作されたこちらは、【パテックフィリップ】のドレスウォッチらしさとは一線を画し、スポーティーでカジュアルな印象を持ち合わせたコンプリケーションモデル。メンズラインとして展開されている「Ref.5524」のケースサイズは42mmと少々大き目に作られていますが、「Ref.7234」はやや小ぶりな37.5mmとなっていることもあり、実は男性にも非常に人気のモデルでもあります。2024年にディスコン(廃番)となっている点も注目したいところで、王道から外したカッコ良さが魅力の一本です。
②『ワールドタイム』「Ref.5110J-001」
世界主要都市の時刻が瞬時に判別可能と、優れた機能を持った初代『ワールドタイム』「Ref.5110G-001」。
中央にある時計がメインの時刻表示、外周にあるディスクが世界時刻を表示するという画期的なムーブメント「Cal.240 HU」を搭載したこちらは、10時位置のプッシュボタンを押して都市ディスクを回転させるだけと、簡易な操作で使用可能な実用性の高い一本となっています。『ワールドタイム』と言えば、こちらの「Ref.5110」の他、「Ref.5130」、「Ref.5230」等、後継モデルも含めて魅力的なラインアップとはなっていますが、リーフ針、ダイヤル中央のギョーシェ彫りの美しさ、そして日本人の腕馴染みの良いケース径37mmということを踏まえ、「Ref.5110」が最もオススメしたいモデルとなっています。
③『カラトラバ』「Ref.3796G」
「Ref.96(クンロク)」の意匠を汲みつつ、1982年頃から2000年頃まで製造されていたケース径30.5mmの『カラトラバ』。
アプライドのゴールド植字インデックス、ゴールドのドルフィン針、アイボリー文字盤の組み合わせが独特な雰囲気漂う人気の一本です。日本限定モデルも発表されるなど国内で高い人気を誇る「Ref.3796」ですが、年々市場から減ってきており、全体的に相場観は上がっている印象です。経済情勢による現行モデルの定価改定も著しい今日(こんにち)ですが、アンティークやクラシカル回帰の流れも見られてきているため、狙い目なのではないでしょうか。
④『カラトラバ』「Ref.5196G-001」
続いては、『カラトラバ』「Ref.3796」の後継機として、2004年に誕生した「Ref.5196G-001」。
18KYG(イエローゴールド)、18KRG(ローズゴールド)、18KWG(ホワイトゴールド)、PT(プラチナ)の4素材で展開されていたこちらに搭載している手巻きムーブメント「Cal.215」は、ブラッシュアップを図りながらも40年以上に渡って活躍している名機としても知られています。惜しまれつつも2022年にディスコン(廃盤)となっていますが、オンオフ問わず使用できるシンプルさ、その汎用性の高さから根強い人気を誇っており、一生のパートナーになるであろうオススメの一本です。
⑤『カラトラバ』「Ref.6119R-001」
最後にご紹介するのは、「Ref.5119」の意匠を汲みつつ、ケース経39mmへとサイズアップし、2021年に登場した『カラトラバ』「Ref.6119R-001」。
こちらは、クルドパリ(ホブネイルパターン)ベゼル×アプライドのゴールド植字インデックス×ドルフィン針×縦サテン仕上げの組み合わせが上品な印象の、現行ドレスウォッチです。無駄を最大限削ぎ落としたことで、シンプルで美しく仕上げられているのはもちろん、細部の仕上げにも拘った妥協のない丁寧な作りとなっています。現行モデルでありながらクラシカルな雰囲気も楽しむことができるため、飽きのこない一本となっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
雲上と称される【パテックフィリップ】の時計ですが、エントリーモデルとは言えどもなかなか手が届く価格帯ではないかもしれません。しかしながら、一生モノとしていつかは手に入れたいとお考えの方も少なくないのではないでしょうか。是非モデル選びの参考となれば幸いです。
また、今回ご紹介のモデルを所有されており、売却をご検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ当店の預かり販売・買取をご利用いただければ嬉しく思います。