本日は【2023年度版】機械式腕時計 “おすすめ『クロノグラフ』5選”をお送りいたします。

クロノグラフとは、ギリシア語で”時間”を意味する「Chronos」と、”記する”を意味する「Graphos」の造語で、ストップウォッチ機能を持つ時計のことを指します。

ただ、一口にクロノグラフと言っても、ストップウォッチ機能を動作させている途中に再度クロノグラフ針をリセットし、再計測が可能な「フライバック クロノグラフ」、1つのボタンでスタート、ストップ、リセットが行える「ワンプッシュ クロノグラフ」、2つのクロノグラフ針を駆使して複数の計測が可能な「スプリットセコンド クロノグラフ」など、その種類は豊富にございます。さらには、日常においてストップウォッチ機能を使うことはあまり無いかと思いますが、クロノグラフを有した時計の魅力はなんといってもデザイン性でしょう。

今回はその点も踏まえ、『クロノグラフ』が気になっている方におすすめのモデルを厳選して”5本“ご紹介していきたいと思います!是非とも最後までお楽しみください。

*2023年4月時点の当店販売価格を参考に作成しております。

①【ヴァシュロンコンスタンタン】『オーヴァーシーズ クロノグラフ』「Ref.5500V/110A-B686」

*出典元:https://www.vacheron-constantin.com/jp/ja/collections/overseas/5500v-110a-b686.html

2016年に第3世代のクロノグラフモデルとして発売された『オーヴァーシーズ クロノグラフ』「Ref.5500V」。これまでラインアップされていた「Ref.5500V/110A-B075(シルバーダイヤル)」がディスコン(廃盤)となったことで、2023年に登場したのが、今回ご紹介する「Ref.5500V/110A-B686」です。

インダイヤルとダイヤル外周部にブラックが配されたことでメリハリが生まれ、引き締まった印象となったこちらは、第3世代の『オーヴァーシーズ クロノグラフ』から採用されているシースルーバックから、開発に約5年の歳月を要したジュネーブシール取得の自社製ムーブメント「Cal.5200」を鑑賞することができます。工具を使わずワンタッチでストラップ交換が可能な「インターチェンジャブルシステム」を備え、利用シーンや季節によってSS(ステンレススチール)ブレスレット、カーフストラップ、ラバーストラップへと容易に換装できるのも嬉しいポイントですね。この”パンダ”仕様は人気が出そうな予感しかしませんので、今の内からしっかりとチェックしておくことをオススメします。

●概算予算 5,000,000円~6,000,000円

※2023年新作モデルのため、二次流通市場の出回りはなく、上記価格から大きく変動することも予想されます。

②【A.ランゲ&ゾーネ】『1815 クロノグラフ』「Ref.401.026」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/a-lange_and_sohne/1815-chronograph-288192/

【A.ランゲ&ゾーネ】の創始者アドルフ・ランゲに捧げる時計であり、彼の生誕年をモデル名に冠した『1815』。同ブランドのクロノグラフと言えば、機械式クロノグラフの最高峰との呼び声も高い『ダトグラフ』をイメージする方が多いかと思いますが、『1815 クロノグラフ』も負けず劣らずの魅力を備えたモデルとなっております。

こちらは”ドクターズクロノグラフ”の異名を持ち、ダイヤル外周に脈拍数を表示するパルスメーターやアラビア数字インデックスを配した、クラシカル且つ特徴的なデザインとなっております。ムーブメントには、1999年に『ダトグラフ』が採用した「Cal.L951.1」から、デイト表示を省いた手巻きクロノグラフ「Cal.L951.0」を搭載。直径39.5mm、厚さ11mmと腕馴染みも良く、デザインや性能を含め、機械式時計の中でも高い評価を得ているモデルの一つです。機械式腕時計ならではの”美しさ”を堪能したい方に、是非オススメしたい一本です。

●概算予算 8,000,000円前後

➂【パテックフィリップ】『クロノグラフ』「Ref.5170G-010」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/patek_philippe/patek-philippe-other/chronograph-274333/

2015年に発表され、僅か2年で生産終了となった「Ref.5170G-010」。

18KWG(ホワイトゴールド)ケースにツーカウンターのブラック文字盤、インデックスにはブレゲ数字、そしてリーフ針搭載と【パテックフィリップ】の魅力を凝縮したこちらは、前モデルからケース径が42mmから39mmにサイズダウンし、腕馴染みが更に良くなっていることも魅力の一つ。シースルーバックから覗くムーブメントは、【レマニア】社製ベースの「Cal.CH 27-70」から、完全自社開発の「Cal.CH 29-535 PS」へ変更されておりますが、その仕上げの美しさに目を奪われることは間違いありません。上品で美しい仕上がり、且つ古き良き時代を思わせるデザイン。是非とも一度ご堪能いただきたい一本です。

●概算予算 8,000,000円前後

④【オメガ】『スピードマスター キャリバー321』「Ref.311.30.40.30.01.001」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/omega/speedmaster-287557/

名機「Cal.321」を搭載した復刻モデル【オメガ】『スピードマスター キャリバー321』「Ref.311.30.40.30.01.001」。

ムーンウォッチ以前の『スピードマスター』3rdモデルのデザインを踏襲したこちらは、腕馴染みの良い39.7mmケース径に、ホワイトエナメルのタキメータースケール、ポリッシュ仕上げのブラックセラミック製ベゼルが特徴となっています。また、『スピードマスター』において「Cal.321」を搭載したモデルのうち、シースルーバックを採用した初のモデルでもあります。この「Cal.321」は、オリジナルモデルがパワーリザーブ約36時間の純銅製だったのに対し、主ゼンマイを長いものへ変更し、パワーリザーブを約55時間へと伸長。更には耐腐食性に優れているセドナゴールドを採用しています。それほど多く二次流通市場に供給されていない印象ではありますが、高騰していた一時期に比べて相場が多少落ち着いてきていますので、狙っていた方は今がチャンスかもしれません。

●概算予算 2,800,000円前後

⑤【ロレックス】『デイトナ』「Ref.116519」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-197992/

最も有名な腕時計の一つであり、クロノグラフの王様と形容される【ロレックス】『デイトナ』。こちらは、2000年に発表されたアリゲーターストラップ仕様の「Ref.116519」。

同じものは二つとないメテオライト文字盤は、2003年に追加で発表されました。しかしながら、2023年の新作発表にてディスコン(廃盤)となりましたので、注目度の高い文字盤であるかと思います。天然石であるため、ひとつひとつの表情が異なる点や、”DAYTONA”表記と針に使用されている差し色のレッドカラー、ローマンインデックスはこの世代特有の魅力でもありますね。年々価格の高騰とともに流通量も少なくなってきている印象ですので、是非とも今のうちに手にしておくべきかと思います。

●概算予算 6,000,000円前後

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ラインアップ豊富な『クロノグラフ』搭載モデルですが、今回は定番と呼べるモノから玄人好みのモノまで幅広く選出させていただきました。しかしながら、どのモデルを選んだら良いか、やはり悩まれる方も多くいらっしゃるかと思います。当店には知識豊富なスタッフが常駐しておりますので、デザイン、機能、予算などに合わせてアドバイスさせていただきます!是非お気軽にご相談ください!

今回も、本記事がお気に入りの一本を見つける一助となれば幸いです。

ではまた!

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