本日は【2023年度版】機械式腕時計 “価格帯別おすすめモデル5選”100~200万円編をお送りいたします。
高級腕時計の購入を検討する時、当然”予算”をお考えになるかと思いますが、「予算内で選ぼうとした時にどんな時計があるのだろう」と分からない方も多くいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、予算”100~200万円でお考えの方“に向けて、おすすめのモデルを厳選して”5本“ご紹介していきたいと思います!是非とも最後までお楽しみください。
*2023年2月時点の当店販売価格を参考に作成しております。
①【ロレックス】『エクスプローラーⅡ』「Ref.16570」
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/explorer2/explorer2-257541/
GMT機能やデイト表示等、実用性に優れた『エクスプローラーⅡ』は、ステンレス製スポーツモデルの中では、『デイトナ』と同様に白文字盤がリリースされているモデルです。『エクスプローラーⅡ』の白文字盤は、年代によってダイヤルの質感が異なるものや、経年変化により夜光が焼けた個体などが存在し、今回ご紹介するこちらは、ダイヤルがアイボリー(クリーム)化した、トリチウム夜光+シングルバックル仕様の個体です。当店でも事あるごとに”シングルトリチ”とオススメしているセミヴィンテージ感満載な一本です。「Ref.216570」および「Ref.226570」は、ケースサイズが42mmに大型化され、日本人に馴染みやすい40mm最後のモデルということも人気の要因となっています。ご予算とお好みの仕様で選ばれてみてはいかがでしょうか。
●概算予算 1,500,000円~
②【ロレックス】『エクスプローラーⅠ』「Ref.1016」
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vintage_rolex/explorer-257224/
続いてご紹介するのは、【ヴィンテージロレックス】の中でも絶大な人気を誇る『エクスプローラーⅠ』「Ref.1016」。根強い人気を誇り、価格も高騰している「Ref.1016」を200万円以内で購入することができるのかと、疑問に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、”オールニュー”と呼ばれる個体や部品交換されている個体であれば購入することが可能です。
(*ちなみに”オールニュー”とは、ケースやダイヤル、ブレスレット等が【ロレックス】でのメンテナンス時にオリジナルのものから交換されている個体を指します。)
部品の整合性によって評価に変動あるのが【ロレックス】の特色であり、面白いところでもありますが、かえって”フチなし”のルミノバ夜光を備えたダイヤル、交換ケース・ブレスだからこその”バキバキ”感が味わえる為、支持している方も多くいらっしゃいます。ヴィンテージの時計は、防水性など気を遣いながら使用せざるを得ないと考える方も多いですが、購入資金を抑えたい方、”ガシガシ”使いたい方は、こちらのような”オールニュー”個体をあえて狙ってみてはいかがでしょうか。
●概算予算 ~2,000,000円前後
➂【A.ランゲ&ゾーネ】『サクソニア フラッハ』「Ref.201.027」
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/a-lange_and_sohne/saxonia-255599/
創業者”アドルフランゲ”の故郷であり、ドイツでは技術開発の先進地としても知られる、ザクセン州を意味するモデル名を冠した『サクソニア』。こちらの、2016年に手巻きモデルとして登場した『サクソニア フラッハ』は、シンプルさを追求した完璧なデザインの一本です。オンオフ問わず使うことができる18KWG(ホワイトゴールド)ケース×シルバーダイヤルの組み合わせが上品な印象で、ケースサイズは37mm、ケース厚は僅か5.9mmの驚くべき薄さとなっており、腕馴染みの良い設計となっています。シースルーバックからは手作業で美しく彫刻された手巻きムーブメント「Cal.L093.1」を堪能することもでき、シンプルでありながらも細部までこだわりの詰まった一本。是非選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか。
●概算予算 2,000,000円前後
④【ロレックス】『サブマリーナー』「Ref.5513」フチあり
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/submariner/submariner-269464/
続いてご紹介するのは、ダイバーズウォッチの代名詞である『サブマリーナー』から、【ヴィンテージロレックス】の入門モデルとしてオススメしたい「Ref.5513」。こちらは、1963年頃~1990年頃まで製造されていた『サブマリーナー』きってのロングセラーモデルであり、マイナーチェンジによる仕様の違いが大きな魅力を持つモデルです。数々の映画に登場するだけでなく、有名俳優が愛用していることでも知られる『サブマリーナー』ですが、こちらの「Ref.5513」は初期のミラーダイヤルをはじめ、マットダイヤルへ変更された後も数々のバリエーションが存在しており、それゆえコレクターの心を捉えて離さない不滅の人気ダイバーズウォッチとなっています。ヴィンテージ感溢れる”フチなし”インデックスの魅力も捨てがたいですが、”フチあり”の精悍な顔つきを好まれる方も多くいらっしゃる印象です。デイト表示のないシンプルなデザインは飽きることがなく、長い目で見てもおすすめしたい一本です。
●概算予算 2,000,000円前後
⑤【ロレックス】『デイトジャスト36』「Ref.126234」
*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/datejust/datejust36-274989/
最後にご紹介するのは、31mm、36mm、41mmと、多様なケースサイズを持つ『デイトジャスト』から、36mmサイズの「Ref.126234」。ドレスウォッチの定番とも言えるこちらは、ダイヤルバリエーションが豊富で、”ファーストロレックス”として選ばれる方も多い不動の人気モデルです。2022年の新作で発表されたミントグリーン文字盤や、通称”ウィンブルドン”と称されているスレートローマン文字盤、フルーテッドモチーフの文字盤は特に高い人気を誇ります。36mm径のラインアップとして、スムースベゼルの「Ref.126200」と、フルーテッドベゼルの「Ref.126234」等がございますが、お好みで選べるのはポイントの一つですね。正規販売店では、人気のスポーツモデルだけでなく、『デイトジャスト』や『デイデイト』などのドレスウォッチも購入困難な状況が続いているため、スポーツモデルと比較してプレミアム感が抑えられている点も、人気たる所以ではないでしょうか。
●概算予算 ~1,500,000円
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、少し異なる趣向を取り入れ、”オールニュー”という選択肢のご提案もさせていただきました。ご承知のとおり、ヴィンテージに分類されているモデルは、メンテナンス時に部品交換されている個体も少なくありません。オリジナル性が高い個体はもちろん高評価ですが、二次流通市場での出回りも少なくなってきており、今後はオリジナル性を尊重しつつも、雰囲気を損なわない程度に部品交換されている個体に注目が集まってくる可能性があります。実用性や今後の資産性を鑑みて、ご購入を検討してみてはいかがでしょうか。
当店では知識豊富なスタッフが常駐しており、デザイン、機能、予算などに合わせてアドバイスさせていただきますので、是非お気軽にご相談いただければと思います。
今回も、本記事がお気に入りの一本を見つける一助となれば幸いです。
ではまた!