2025年もいよいよ終わりが近づき、自分へのご褒美や来年に向けた一本を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。とはいえ、ラグジュアリーウォッチ市場は価格帯が幅広く、“本当に満足できる一本”を選ぶのは意外と難しいものです。

そこで今回は、500万アンダーという予算の中で、確かな満足感と資産性、そして所有する喜びを味わえるオススメの5本を厳選してご紹介いたします。ブランドの個性やデザイン、ムーブメントの完成度まで含め、専門店ならではの視点でセレクトしたラインナップとなっておりますので、ぜひ最後までお楽しみください。

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①【ウブロ】『クラシックフュージョン トゥールビヨン 5デイ パワーリザーブ ベルルッティ スクリット オールブラック』「Ref.505.CM.0500.VR.BER17」

世界限定20本という希少性を備えながら、500万円以下という価格帯では珍しいトゥールビヨン搭載モデルとして注目すべき、【ウブロ】『クラシックフュージョン トゥールビヨン 5デイ パワーリザーブ ベルルッティ スクリット オールブラック』「Ref.505.CM.0500.VR.BER17」。

異素材の融合を得意とする【ウブロ】らしく、ケースには軽量かつ耐傷性に優れたブラックセラミックを採用し、洗練されたオールブラックの世界観を完成させています。
フランスの名門レザーメゾン「ベルルッティ」とのコラボレーションにより、ダイヤルとストラップにはパティーヌ仕上げのヴェネチアレザーを採用。ベルルッティのレザーに刻まれる独特のカリグラフィがダイヤルに落とし込まれ、ラグジュアリーでありながら唯一無二の個性を放ちます。6時位置にはトゥールビヨンが配され、静かに回転する姿を正面から楽しめる構成となっています。
ムーブメントには自社製の手巻きキャリバーを搭載し、約115時間のロングパワーリザーブを確保。複雑機構を備えながらも実用性に配慮された設計で、完成度の高さも大きな魅力です。
トゥールビヨン、ベルルッティとの世界限定20本のコラボレーションモデルという点、そして500万円アンダーという価格設定。いずれの要素を取っても希少性と満足度の高い一本で、ベルルッティのバッグや小物、シューズ愛用されている方など、“ファッション性”を求める方にもオススメしたいモデルです。

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👉https://commit-watch.co.jp/products/z7am2738

②【パルミジャーニフルリエ】『トンダ PF アニュアルカレンダー』「Ref.PFC907-2020001-300182」

アニュアルカレンダー機構を搭載した、完成度の高い一本、【パルミジャーニ・フルリエ】『トンダ PF アニュアルカレンダー』「Ref.PFC907-2020001-300182」。近年のパルミジャーニを象徴する「トンダ PF」シリーズらしく、控えめで洗練されたデザインが大きな魅力となっています。
ケース径は42mmで、18Kローズゴールド製のローレット加工ベゼルとケースを組み合わせた金無垢仕様。ブラウンのアリゲーターストラップが装着されているため、主張しすぎない上品な存在感を備えており、ビジネスシーンからフォーマルな場面まで幅広く対応します。ウォームグレーダイヤルには、美しいバーリーコーンパターンのギョーシェ彫りが施され、ダイヤル外周にはレトログラード式の日付表示、3時位置と9時位置には月表示と曜日表示、さらに6時位置には122年周期のムーンフェイズを両半球で表示する、バランスの取れたレイアウトが特徴です。
ムーブメントには自社製自動巻きキャリバー「Cal.PF339」を搭載。アニュアルカレンダー機構を備えながらも高い視認性と操作性を実現しており、月末調整が年に一度で済む実用性の高さも魅力です。加えて、マイクロローターによる薄型設計と美しい仕上げを、シースルーバックから堪能できることもポイント。
シンプルなデザインの中に、確かな技術力とラグジュアリー性を凝縮した『トンダ PF アニュアルカレンダー』。派手さよりも“本質的な価値”を重視する方にオススメしたい、500万円アンダーで手に入るハイエンドウォッチです。

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③【A.ランゲ&ゾーネ】『グランド ランゲ1』「Ref.117.028」

『ランゲ1』の世界観をさらにスケールアップさせた、同社を象徴するアイコンモデルのひとつ、【A.ランゲ&ゾーネ】『グランド ランゲ1』「Ref.117.028」。通常の『ランゲ1』よりも一回り大きい41mmケースを採用することで、オフセンター配置の時分表示、アウトサイズデイト、パワーリザーブ表示といった複雑な要素を楽しむことができます。
ケース素材には18Kホワイトゴールドを使用し、控えめながらも確かな重厚感と品格を備えた佇まいが魅力です。ブラックダイヤルにはサンレイ仕上げが施され、立体的に配置された各表示が高い視認性と美しさを両立。ランゲならではのアウトサイズデイトは視覚的なインパクトを持ちながらも、全体のデザインに自然に溶け込んでいます。
ムーブメントは手巻きキャリバー「Cal.L095.1」を搭載。3/4プレート、ゴールドシャトン、青焼きネジ、そしてテンプ受けに施された手彫りエングレービングなど、ドイツ時計最高峰と称される仕上げを、シースルーバックから存分に堪能できます。約72時間のパワーリザーブを備え、実用性の面でも申し分ありません。

18Kホワイトゴールドケースの『グランド・ランゲ1』が500万円アンダーで検討できるとことは、現在の市場環境を踏まえると非常に魅力的です。ブランドの哲学と完成度、そして所有する満足感を重視する方にとって、“本質的な価値”を体現した一本。長く寄り添える一生ものの時計をお探しの方に、ぜひおすすめしたいモデルです。

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👉https://commit-watch.co.jp/products/rxtpnngq

④【ロレックス】『デイトナ エルプリメロ』「Ref.16523」

名機エル・プリメロを搭載した【ロレックス】『デイトナ』の中でも、こちらはコレクターから高い評価を受ける初期仕様の希少リファレンス「Ref.16523」。本個体はL番(1988-1989年頃)製造の初期モデルにあたり、細部に当時ならではのディテールが色濃く残されています。
ダイヤルは「ROLEX / OYSTER PERPETUAL / SUPERLATIVE CHRONOMETER / COSMOGRAPH」と4行で表記された、通称「4ラインダイヤル」。加えて、ベゼルにはタキメーター表記が200まで刻まれた、いわゆる「200タキベゼル」を備えており、後年モデルとは一線を画すヴィンテージテイストを楽しめます。
近年、ステンレススチールモデル『Ref.16520』の初期個体は相場が大きく高騰している一方で、こちらのコンビ仕様の『Ref.16523』であれば、初期レアディテールを備えた個体でも500万円アンダー、かつ保証書付きという条件で狙える点が大きな魅力です。
エル・プリメロ搭載『デイトナ』の魅力、コレクション性と実用性、そして価格面のバランスを重視される方に、ぜひおすすめしたい一本です。

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👉https://commit-watch.co.jp/products/j6tex5yz

⑤【パテックフィリップ】『カラトラバ パイロット トラベルタイム』「Ref.5524G-001」

【パテック フィリップ】のラインナップの中でも独自の立ち位置を確立したトラベルタイムウォッチ、『カラトラバ パイロット トラベルタイム』「Ref.5524G-001」。1930年代の航空時計をモチーフにした力強いデザインは、伝統的なドレスウォッチとは異なる魅力を備え、登場以来高い注目を集めてきました。
42mmケースには18Kホワイトゴールドを採用し、ネイビーブルーの文字盤には大型アラビア数字と夜光塗料を配することで、高い視認性を確保しています。スポーティさを感じさせつつも、細部の仕上げには名門らしい上質さが感じられる点も魅力です。
ムーブメントには自社製自動巻きキャリバー「Cal.324 S C FUS」を搭載。ローカルタイムとホームタイムを独立して表示できるトラベルタイム機構を備え、ケースサイドのプッシュボタン操作により、時針を1時間単位で調整できる高い実用性を誇ります。
すでに生産終了となっており、500万円アンダーで検討できる【パテックフィリップ】の腕時計として非常に魅力的な存在と言えるでしょう。個性と完成度を兼ね備えた一本を求める方に、ぜひおすすめしたいモデルです

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まとめ

今回ご紹介した5本は、いずれも500万円アンダーという価格帯でありながら、各ブランドの技術力や個性、そして確かな所有満足度を味わえるモデルばかりです。複雑機構や限定仕様、歴史的背景を備えた時計は、単なる価格以上の価値を腕元にもたらしてくれます。

ご予算の中で「何を重視するか」によって、選ぶべき一本は大きく変わります。実用性、希少性、ブランドの哲学、それぞれの魅力を比べながら、ご自身にとって最適な一本を見つけていただければ幸いです。年末の時計選びの参考として、ぜひご活用ください。

監修者のプロフィール

根本翼の写真

根本 翼(ねもと つばさ)

高級腕時計専門店 コミット銀座 シニアアドバイザー / 鑑定士歴:2017年~現在

31歳 神奈川県出身

大学卒業後に某ブランド買取・販売店に就職。各種ブランド品を幅広く見ている中で、高級腕時計の虜に。この時、愛機Ref.16710コークに出会い、一目惚れで購入。
時計販売をメインに実績を積み、27歳でコミット銀座への転職を決意。先輩鑑定士、阿部・金子の指導の下、鑑定業務に勤しむのみならず、若さを武器に各種SNSでも得た知見を発信中。

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