本日は高級腕時計 パーツ紹介~”ムーブメント”バリエーション~パルミジャーニフルリエ 編をお送りいたします。

高級腕時計のムーブメントは、職人の手作業によって数百ものパーツを組み合わせて製作されており、シンプルなニ針のモノから永久カレンダー、トゥールビヨン等の超複雑機構まで、数多のバリエーションが存在しています。また、各機能を実現しているだけのモノでなく、芸術品と呼ぶに相応しい程の美しい仕上げが施されたモノが多くあり、その造形美に心打たれて購入を検討される方も少なくありません。

そこで複数回に渡り、各ブランドの主要ムーブメントを代表的なモデルと合わせてご紹介していきたいと思います。

今回は、”パルミジャーニフルリエ“に搭載されている主要ムーブメントをお届けいたします。是非とも最後までお楽しみください。

ムーブメントのご紹介

①Cal.PF110

Cal.PF110
スペック(仕様)
直径 23.60×29.30mm 厚さ 4.90mm
振動数 21,600振動 登場年 1998年
石数 28個 駆動方式 手巻
構成 3針+デイト+パワーリザーブ表示 パワーリザーブ 約192時間
“Cal.PF110″の特徴
【パルミジャーニ・フルリエ】初の完全自社製造ムーブメント。
トノー型のムーブメントに二つの香箱を配することで、約8日間というロングパワーリザーブを実現している。
代表モデル

パルミジャーニ・フルリエ カルパ XL エブドマデール1*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/others/kalpa-2/

➁Cal.PF044

Cal.PF044
スペック(仕様)
直径 -mm 厚さ 5.30mm
振動数 28,800振動 登場年 -
石数 33個 駆動方式 自動巻
構成 3針+デイト表示 パワーリザーブ 約45時間
“Cal.PF044″の特徴
12時位置にビッグデイト、6時位置にスモールセコンドを配した自社製自動巻きムーブメント。
22Kのソリッドゴールドのローターで巻き上げ効率を確保、コート・ド・ジュネーブ仕上げが施されており、視覚的にも美しいムーブメント。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/others/tonda-gt-378093/

➂Cal.PF703

Cal.PF703
スペック(仕様)
直径 30.00mm 厚さ 3.07mm
振動数 21,600振動 登場年 -
石数 29個 駆動方式 自動巻
構成 2針+デイト表示 パワーリザーブ 約48時間
“Cal.PF703″の特徴
プラチナ製マイクロローターを搭載した自社製極薄ムーブメント。
コート・ド・ジュネーブ仕上げ、ペルラージュ仕上げを施しており審美性に優れている。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/others/tonda-pf-376696/

➃Cal.PF043

Cal.PF043
スペック(仕様)
直径 -mm 厚さ 7.40mm
振動数 28,800振動 登場年 -
石数 56個 駆動方式 自動巻
構成 3針+クロノグラフ+アニュアルカレンダー パワーリザーブ 約45時間
“Cal.PF043″の特徴
自社製「Cal.PF331」に、【デュボア・デプラ】製のモジュールを追加したムーブメント。
アニュアルカレンダーとクロノグラフの二つの複雑機構を搭載したCOSC認定クロノメーター。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/others/tonda-gt-376319/

⑤Cal.PF070

Cal.PF070
スペック(仕様)
直径 32.70mm 厚さ -mm
振動数 36,000振動 登場年 -
石数 42個 駆動方式 自動巻
構成 3針+クロノグラフ パワーリザーブ 約65時間
“Cal.PF070″の特徴
基本設計は日本人技師である浜口尚大によって手掛けられた自社製自動巻きムーブメント
一体型構造を達成するとともに、毎時36,000振動のハイビートかつツインバレルによりパワーリザーブも約65時間を確保。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/others/tonda-pf-chronograph-368919/

⑥Cal.PF339

Cal.PF339
スペック(仕様)
直径 -mm 厚さ 5.50mm
振動数 28,800振動 登場年 2018年
石数 32個 駆動方式 自動巻
構成 3針+アニュアルカレンダー+ムーンフェイズ パワーリザーブ 約50時間
“Cal.PF339″の特徴
レトログラード式デイト(月末になると瞬時に左端の1日に戻る)を搭載した自社製自動巻きムーブメント。
通常のアニュアルカレンダーは一年に一度の修正を要するが、閏年は1年間を通してカレンダー修正が必要のない機構を搭載。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/others/tonda-pf-379078/

⑦Cal.PF051

Cal.PF051
スペック(仕様)
直径 -mm 厚さ -mm
振動数 21,600振動 登場年 -年
石数 26個 駆動方式 自動巻
構成 2針+GMT パワーリザーブ 約48時間
“Cal.PF051″の特徴
「Cal.PF700」の派生ムーブメントとして登場したマイクロローター搭載の自社製自動巻きムーブメント。
GMT針は8時位置のボタンを押すと進み、リューズ同軸のプッシュボタンでリセットが可能
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/others/tonda-gmt-334069/

⑧Cal.PF517

Cal.PF517
スペック(仕様)
直径 -mm 厚さ 3.40mm
振動数 21,600振動 登場年 -年
石数 29個 駆動方式 自動巻
構成 2針+トゥールビヨン パワーリザーブ 約48時間
“Cal.PF517″の特徴
フライングトゥールビヨンを搭載しながら、厚さわずか3.4mmの超薄型の自動巻きムーブメント。
7時位置にトゥールビヨンを配したデザイン性にも優れたムーブメントで、プラチナ製マイクロローターを搭載
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/others/tonda-pf-flying-tourbillon-366306/

まとめ

いかがでしたでしょうか。

近年、人気を博している【パルミジャーニフルリエ】ですが、独自の革新的技術を搭載した自社製ムーブメントの製作にも力を入れています。「神の手」を持つ時計技師と呼ばれるミシェル・パルミジャーニのDNAが浸透しているからこそ、挑戦を続けるブランドなのではないかと思います。この機会に、あまり注目されることの多くないムーブメントに着目して愛機を探してみてはいかがでしょうか。

今回、代表モデルとしてご紹介したモノの中には、既にディスコン(廃番)となっており、正規販売店では購入出来ないモノも多くございますので、是非ともお近くにいらした際は、コミット銀座へお立ち寄りください。

今回も、本記事がお気に入りの高級腕時計を見つける一助となることを願っております。

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