第4回【2025年1月最新】高級腕時計時事ニュース：ロレックスの大幅値上げ

はじめに：2025年1月のロレックス大幅値上げが大きな話題に

皆さま、年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。
さて、ここ数年、高級腕時計の価格は年々上昇傾向にあり、多くのブランドで定価改定（値上げ）が頻繁に行われています。
そしてこの度、2025年1月に過去最大級とも言われる大幅な価格改定がロレックスで実施されました。
「ステンレススチール（SS）モデルでも200万円超えが当たり前」、「金無垢モデルは約20％の値上がり」など、驚きの数字がデータ分析にて明らかになりました。

背景：ロレックスはなぜこんなにも値上がりするのか

ロレックスはもともと高級時計ブランドの中でも知名度・資産性が抜群で、新作のアナウンスがあるたびに話題を集めます。しかし近年は、以下のような経済事情やブランド戦略も相まって、値上げのペースが加速しています。

• 金の価格高騰（2024年には1gあたり15,000円超を記録）
• 世界的なインフレとスイスの人件費上昇
• 円安やスイスフラン高に伴う輸入コスト増
• 需要と供給のバランス

2023年～2024年にかけては年2回の価格改定が行われ、2025年1月に実施された値上げは「5.74～19.85％」にも及びました。中でも金素材を使ったモデルや、デイトナなどの人気スポーツモデルが特に値上げ幅が大きいのがポイントです。

2025年1月の値上げ概要：具体的な数値と経済要因

「今回の値上げはどのモデルがどのくらい上がったのか？」という点が一番気になるところです。データを確認すると主だったものは以下のようになります。

金相場は2024年にかけて一時30％以上も上昇し、それに伴ってロレックスのゴールドモデルは原材料費が増大。さらに人件費や円安、スイスフラン高が重なり、ここまでの値上がり幅になったという分析です。

【初心者視点】と【コレクター視点】で見るロレックスの値上げ

初心者視点

「腕時計に何百万円もかけるなんてピンとこない…」という方もいらっしゃると思います。実際、ロレックスは機械式時計の中でも耐久性・資産性が高いことで知られ、特に中古市場が非常に活発です。
値上げ後はさらに敷居が高くなりますが、「将来手放すことも視野に入れるなら、ロレックスの強いリセールバリューは魅力」と言う声もあります。
もし購入を考えるなら、

• 正規店の在庫状況や抽選販売についてマメにチェック
• 中古市場や並行輸入店も視野に入れる
• 予算に応じて、複数モデルを比較検討

コレクター視点

すでにロレックスを数本持っている方や、他ブランド（パテックフィリップ、オーデマピゲなど）も含めてコレクションしているマニアの方は、今回の値上げによる市場動向が気になるところでしょう。
定価の上昇によって中古価格も連動しやすいため、手持ちのロレックスの資産価値が上がる一方、新たなモデルの買い増しはより高コストに。特にコレクターの方は現行モデルの価格上昇を踏まえて、価格が比較的安定しているヴィンテージ、セミヴィンテージなど、既にディスコン（廃番）となっている人気モデルにより関心を抱く契機となるかもしれません。
「今が売り時？」と考えるのか、「まだ上がる余地があるから保有し続けるのか？」は、今後の相場や円相場の動きなどを注視して判断する必要がありそうです。

正規店での購入ルール強化と中古市場の展望

2025年の値上げに先立って、正規店での購入ルールがより厳しくなりました。転売対策の一環として、

• 同一カテゴリモデルは1年間購入不可（全モデル6か月間の購入制限）
• クレジットカード情報や身分証明書の必須提示（正規販売店で情報共有）
• 本人名義のクレジットカード決済（現金併用可能）
• 過去の購入履歴のチェック

などが徹底され始めています。
一方で、中古・並行市場では、値上げ前の在庫を狙う動きが活発化するため、一時的に在庫が品薄になったり、逆にプレミア価格が跳ね上がったりと予測不能な状況です。
ただ、定価が大きく上昇すれば基本的には中古価格も上昇する傾向があるため、「もう少し様子を見たい」と思う一方で、早めに購入を決断する方も多いのが現状です。

売り時・買い時をどう判断する？今後の相場を見据えて

2025年の大幅値上げが既定路線となった今、「このタイミングで売却するか？ それともまだ保有するか？」「今買っておくべきか？」など、悩みは尽きないと思います。実際の判断材料としては、以下のような点が挙げられます。

• 世界的な経済動向：アジア圏や欧米の購買意欲が減退しないか
• 為替レート：円安が続くと海外の需要がさらに増加する可能性
• モデルの人気度：デイトナやサブマリーナーのような定番スポーツモデルは底堅い
• ロレックスバブルの再燃or調整：2023年ごろにピークアウトしたという意見もあるが、依然として高水準

「もう少し上がりそうだから売るのはまだ先」「2025年1月を機に、中古も一気に高騰する前に買っておきたい」など、人によって考え方はさまざまです。投資的に考えるのか、趣味として長く愛用するのかによっても最適解は異なります。
迷ったときは専門家や複数の店舗で査定を取ってみて、数値的に比較・検討するのがおすすめです。

今後の展望：ロレックス価格高騰はどこまで続くのか

まとめると、2025年1月のロレックス値上げはこれまで以上に大きなインパクトを与える可能性が高いです。金相場や円安など外的要因が後押しし、さらにブランド価値を保つためのロレックス独自の戦略が重なり合っています。
買い手の立場からは「高すぎて手が出ない」という声がある一方、売り手の立場からすると「今こそ資産を現金化するチャンスかも」と感じる方も少なくありません。
ただし、ロレックスがこれほどの存在感を示す背景には、世界中からの需要が衰えていない事実があります。市場が一時期に比べて落ち着いてきたとはいえ、時計愛好家にとって目が離せない状況が続くでしょう。

最後になりますが、 大幅な価格改定の情報をいち早くキャッチして、状況に応じたベストな判断を下すことがとても大切です。
とりわけ人気モデルを正規店で狙う方は購入ルールの強化にも注意しながら、中古・並行市場も含めて選択肢を広げてみましょう。また、売却を検討される方は相場が上がっているタイミングを狙うかどうか、専門家や実績豊富な店舗で査定をとって検討すると安心です。