*出典元:https://www.independent.co.uk/

 

お留守番中の子供が自宅を狙う泥棒を撃退するコメディ映画『ホーム・アローン』(1991)。主役のケビンを演じた天才子役、マコーレー・カルキン坊やの顔をご記憶の方も多いのではないでしょうか。しかしその後、彼は若くしてアルコールやドラッグの依存症となり、また両親の裁判沙汰といった家庭トラブルによって映画への出演を休止。44歳となった今は、テレビドラマへのゲスト出演などが主な活動となっています。

そんな中、俳優として近年メキメキと実力を発揮してきているのが、彼の弟であるキーラン・カルキン。兄のマコーレーと共に『ホーム・アローン』で子役デビューを果たすと、青年時代はインディーズ映画で活躍。最近はゴールデングローブ賞やエミー賞などにたびたびノミネートされる実力派俳優として、多くの作品に出演しています。

映画やテレビなどで活躍する映画人の腕時計にフォーカスする「Actor’s Watch」。第202弾の今回は、キーラン・カルキンが着用した腕時計をご紹介して参ります。

 

 

ロレックス

デイトジャスト【Ref.126300】

*出典元:https://x.com/

 

2023年4月、スターやセレブが激辛チキンを食べながらインタビューに答えるYouTube番組『Hot Ones』に登場したキーラン・カルキン。あまりの辛さに涙目になりながら、彼が主要キャストとして出演していたTVドラマ『メディア王 ~華麗なる一族~』(2018-2023)の最終シーズンについてや、映画で何度も共演した親友、エリック・セラとのライバル関係などについて語っています。

この時に彼が着用していた腕時計は、ロレックス デイトジャスト(Ref.126300)のブルーローマンモデル。ハリウッドの若手人気俳優の多くが、ロレックスといえばデイトナやサブマリーナーなどのプロフェッショナルモデルを選ぶ事が多い中、シンプルなデイトジャストをチョイスするあたり、彼の堅実な性格が見て取れます。

 

 

IWC

IWC ポルトギーゼ オートマティック 40【Ref.IW358402】

*出典元:https://www.crownwatchblog.com/

 

ニューヨークのメトロポリタン美術館で毎年5月に行われる、ファッションアートの祭典「メットガラ」。今年行われた「メットガラ2024」に招待されたキーラン・カルキンは、「時間の庭」というドレスコードに合わせ、花をイメージさせるような、カラフルなジャケット姿で会場を訪れました。

彼がこのジャケットに合わせて選んだ腕時計は、IWC ポルトギーゼ オートマティック 40(Ref.IW358402)のブルー文字盤。デイトジャストに続き、再び青い腕時計をチョイスしているのは、彼の好みでしょうか。色数の多いカジュアルな装いに、文字盤もベルトもライトブルーの腕時計が、爽やかな遊び心を演出しています。

 

 

IWC ポルトギーゼ オートマティック 40【Ref.IW358310

*出典元:https://robbreport.com/

 

最後は、優れたテレビ番組に贈られるエミー賞の授賞式から。2023年のドラマシリーズ部門で圧倒的な強さを見せたのは、『メディア王 ~華麗なる一族~』(2018-2023)。本作で主演俳優賞の栄冠に輝いたキーラン・カルキンは、ステージ上から客席にいる妻への感謝の言葉を述べつつ三人目の子供をおねだりするなど、観客の笑いを誘うスピーチを行いました。

この時に彼が着用していたのは、IWC ポルトギーゼ オートマティック 40(Ref.IW358310)のグリーン文字盤。メットガラで着用していたモデルの色違いと思われます。

ブルー文字盤に比べ、シックな雰囲気のグリーン文字盤を黒のタキシードに合わせたキーラン・カルキン。もしかしたらIWCのアンバサダーにでも就任したかと思って調べましたがそんな事実はなく、TPOに合わせるため、個人的に「色チ」で所有していたようです。ただのお気に入りかよ!

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ロレックスやIWCのド定番な実用モデルを愛するキーラン・カルキン。幼い頃から華やかな芸能界にいながら、自分を見失わず、堅実にキャリアを重ね続けた彼の人柄をあらわしているかのようです。

 

*出典元:https://wolper.com.au/

 

そんなキーラン・カルキンの最新作は、数年ぶりに再会した従兄弟同士の二人が、亡くなった祖母を偲ぶために彼女の故郷を巡るロードムービー『リアル・ペイン~心の旅~』。

インディーズ映画の祭典「サンダンス映画祭」で賞を獲得した本作。キーラン・カルキンの演技も高く評価され、今年のアカデミー助演男優賞のノミネートは確実と言われる作品となっているようです。

日本では来年の1月末から公開予定との事ですので、ミニシアター系の映画がお好きな方は、ぜひ本作をチェックしてみてください。

ではまた!

Actor's watch