高級腕時計をお持ちの方もそうでない方も、誰もが一度は「どのモデルが人気なんだろう?」と考えたことがあるかと思います。「人気の王道モデルが欲しい!」「人と被らないモデルが欲しい!」など、皆様それぞれの動機があるなか、実際にどれが人気なのか!?は、リアルタイムに情報を得なければなかなか手に入りません。

そこで今回は、【ロレックス】のヴィンテージ(型番が4桁のモデル)を対象に、2024年下半期のコミット銀座(以下:当店)取り扱い数上位5本を公開いたします!是非とも皆様も一緒にランキングを想像しながら、楽しんでご覧ください。

 

 

第5位

デイトナ「Ref.6263」

 

第5位には、1969年頃~1988年頃に製造されていた、プラスチックベゼルが特徴の手巻き『デイトナ』の最終型「Ref.6263」がランクイン。

プッシュボタンがねじ込みスクリュー式になったことで、防水性能が30mから50mへとスペックアップし、文字盤には『デイトナ』で初めて”OYSTER”の文字がプリントされました。ムーブメントは第2世代から引き継いだ高精度の「Cal.727」を搭載。製造年に合致したオリジナル性を保っている個体は少なくなっており、6時位置インダイヤル上にレッドロゴが配された”ビッグレッド”や、レアダイヤル”ポールニューマン”等は特に希少性が高く、オークションピースと化しています。市場に出回ることは少ないですが、見つけたら即購入ではなく、まずは整合性の確認など、しっかりとお店の方に聞いてみることが大切です。

 

 

第4位

サブマリーナー 「Ref.1680」

第4位には、1969年頃~1980年頃に製造されており、同モデルで初めてカレンダー機能が搭載された『サブマリーナー デイト』「Ref.1680」がランクイン。

2.5倍に拡大表示するサイクロップレンズ付きプラスチック風防が特徴的で、初期個体にはモデル名のロゴを赤字で印字した通称”赤サブ”が存在しています。赤サブは現在6種類に分類されており、特に初期個体は非常に希少性が高くなっております。1976年頃からはモデル名のロゴが白字へと変更され、ムーブメントは「Cal.1530」をハイビート化した「Cal.1570」を搭載しています。デイト表示となったことで利便性が向上した『サブマリーナー』の中でも根強い人気を誇るこちらのヴィンテージモデル。一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

 

第3位

GMTマスター「Ref.1675」

 

第3位には、1959年頃~1980年頃に製造されていた、『GMTマスター』第二世代モデルの「Ref.1675」がランクイン

初期のギルトダイヤル、後期のマットダイヤルと、大きく分けて2つのカテゴリーに分類されるこちらは、初期モデルはポインテッドクラウンガード(PCG)などのレアポイントが数多く存在する一方、マットダイヤルは比較的経年変化が少なく、実用志向のユーザーからの注目度が高い傾向にあります。『GMTマスター』と言えば、ベゼルの色味によって大きく変化する”表情”が一番の魅力ですので、色鮮やかなモノから、薄くヴィンテージ調に変化したモノまで、お好みの個体を探してみてはいかがでしょうか。

 

 

第2位

エクスプローラー「Ref.1016」

第2位には、1960年頃~1990年頃までの約30年間製造されていたロングセラーモデル『エクスプローラー』「Ref.1016」がランクイン。

初期型は、艶のあるミラーダイヤルにゴールドのミニッツサークルが入った、通称”MMダイヤル”、1967年頃からは艶のないマットダイヤルへと変更されています。ムーブメントは2種類存在し、初期が同社独自のアジャストスクリュー方式の時間調節機能を備えた、毎秒5振動の「Cal.1560」、1965年頃から振動数を5.5振動に上げて精度を高めた「Cal.1570」が採用されています。その普遍的なシンプルなデザインは、初めて高級腕時計を購入する方から、数々の高級腕時計を所有してきた愛好家に至るまで、絶大な人気を誇っています。

 

 

第1位

サブマリーナー「Ref.5513」

栄えある第1位には、【ヴィンテージロレックス】の入門モデルとしても高い注目を集めている「Ref.5513」がランクイン。

こちらは、1963年頃〜1990年頃まで製造されていたロングセラーモデルであり、マイナーチェンジによる仕様の違いが大きな魅力を持つモデルです。6時位置にある防水表記がメーター、フィート(ft)の表記順になっている、通称”メーターファースト”や、ドットがミニッツインデックスに接していることで、キャンディーのように見える、通称”ロリポップ”の個体などは、特に探されている方が多くいらっしゃる印象です。他にも、流通個体が比較的多いことから、好みの仕様を探す楽しみだけでなく、バースイヤーの個体を探されている方も多くいらっしゃいます。この哀愁漂う風貌には、ヴィンテージの魅力が凝縮されており、男性なら誰しもが一度は手にしたいと思うモデルなのではないでしょうか。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

経年変化により独特の雰囲気を放つ【ヴィンテージロレックス】は、現行モデルに比べてサイズ感が小ぶりなモノも多く、老若男女問わず様々な方に選ばれています。また、生まれ年の時計を選ぶというのも粋な選び方のひとつ。今後は、より一層個体数が減っていきますので、ピン!ときた方はお早めに手にしておくことをオススメいたします。

本記事が皆さまの売買における参考になれば幸いでございます。次回以降の取り扱い数ランキングもお楽しみにお待ちください!

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