最近の20代の方は「腕時計をしない」という方も多いそうです。確かにスマートフォンの普及で時間を確認する行為は時計がなくても容易になりました。
かつてビジネスマンに腕時計が必須とされたのは「どこでも時間を確認できるから」という大きなメリットがあったからです。携帯・スマホと育った世代からすれば、その必要性を感じることが難しいことも理解できます。
しかし、時間を確認すること以外にも実は20代だからこそ腕時計をつけるメリットはあります。
今回の記事では、20代でも腕時計を付けることによるメリットとそれを満たしながらも、気を付けるべきポイント、金銭的にも優しい100万円以下で買える腕時計ブランド・モデルをご紹介していきます。
20代でも腕時計をつけるメリット
腕時計をつけるその最たるものが「時間をスマートに確認できる」というところでしょう。
想像してみてください。
例えばあなたが500万円の高級車を購入しようとディーラーを訪れたときに、担当者が時間を確認するのにスマートフォンをいちいち出していたら、どう思いますか?また、同じくその担当者がヨレヨレのスーツだったらいかがでしょうか?
「……ここで買って大丈夫かな?」そうは思いませんか?
このようにビジネスにおいて目に見える「見た目」というのは存外重要です。時計を付けるということはある意味、自分をアピールすることとスマートさの演出をすることに繋がります。
他にも「年数が経っても資産価値が高い」ことや「経済力の指標になる」などといったメリットがあります。腕時計をつけることは単に「時間を確認するだけ」以上にメリットがあるのです。
20代が腕時計を選ぶ際に気を付けたいポイントは?
腕時計は原則好きなものを買ってもらうのが一番良いのですが、使うシーンによっては失敗となり得るケースもあります。そんな最低限頭に入れておきたいポイントをご紹介します。
機械式かクォーツかを選ぶ
腕時計には大きく分けて「機械式」と「クォーツ式」があります。安い腕時計などではほとんど気にする問題ではありませんが、価値の高い時計では重要な選択です。
機械式は、電池を必要としない内部構造のみで時計を動かす仕組みです。これには大きく分けて「自動巻き」と「手巻き」があります。簡単にいえば、自動で巻かれるゼンマイと手動で巻くゼンマイの違いです。
機械式は、電池交換を必要としないためエコな点とハイブランドの時計の多くが機械式であるという点です。「機械式=高級時計」といってもいいかもしれません。デメリットは2~3日ほど時計を付けない期間があると止まってしまう点です。
クォーツ式は、電池を動力として動く時計のことです。クォーツは水晶という意味で、一秒間に数万回に及ぶ水晶振動を利用して時計を動かしています。
このクオーツ式は機械式と違い、電池が続く限り動き続けることです。デメリットは電池が切れると交換する必要があるため、電池交換費用が発生することです。
どちらでもライフスタイルに合ったものを選ぶのが一番ですが、せっかくの高級時計ですので安値で買えるクォーツ式よりも、職人の技術が体感できる機械式を当記事では推奨します。
実物資産として考える
実物資産として時計を持っておくことによるメリットは売却した時点のお金の価値で販売することが可能な点です。
消費税の引上げ、最低賃金の引き上げなど現在、世の中のお金の価値は段々と下がっています。時計は数ある資産の中でも非常に価値が下がりにくいものです。価値ある時計は投資商品としても扱われる側面があるのです。
購入したときの金額、売却するときの金額を考慮しておくことにより、手放す際に最低でも85%〜90%、物によっては購入時より高値で売却できる可能性もあります。
ただし、そういった観点で選ぶ際には独自判断は禁物です。将来性や中古市場に詳しい信頼できる鑑定士がいるお店などでよく相談をすることをおすすめします。
もちろん、鑑定士が常駐するコミット銀座であれば親身にご相談に乗らせていただきますので、ぜひ足を運んでいただければ幸いでございます。
使うシーンを想像する
腕時計はどこでも同じものを使用すればよいというわけではありません。ビジネス用、プライベート用など様々なシーンに合わせて時計を選ぶことが必要となります。
例えば、ビジネスのシーンで色彩が派手でカジュアルなデザインの時計を付けていくのは逆効果です。逆にプライベートであまりにフォーマルな時計をしていくのはあまりふさわしくありません。
例えていうならビジネスの場でジーパンで行く、カジュアルな遊びの場にスーツで行くようなものです。
このように時計一つとっても、その使用シーンによって使い分ける必要があるのです。一本で済ませたいということであれば、ビジネスとプライベート両方に使える腕時計を選定しておく必要があります。
相手の反感を買わないように気を付ける
20代の若い人が高級すぎる時計をしているというのは反感を買う恐れがあります。「それならば高い時計をしないほうが良いのでは?」と感じる方もいるでしょう。しかし、時計というのは「その人のこだわり」を見せる絶好の機会です。
大事な仕事を任せるのならば、こだわって仕事をしてくれる人に任せたいものです。時計の選定というのは、ファッションと同じでその人の個性を分かりやすく表現してくれます。そこまで高いものではなくくても「ああ、この人はいろいろこだわりがありそうだな」と嫌味にならずにアピールできるような時計が選定できれば最高です。
ポイントとしては、歴史が深いものを選定することをおすすめします。時計に目がいく方は時計にこだわりを持っている方がほとんどですので、話題として使うこともできますし、ただ高級だから購入したというわけではないことをアピールする機会にもなります。
20代が狙うべき100万円以下の高級腕時計5選
では、いよいよ20代が狙うべき100万円以下で購入可能な高級腕時計ブランドを5つ紹介するとともに、その中でもおすすめのモデルをご紹介していきます。いずれも自分の頑張り次第で手が届くモデルばかりですので、ぜひ、時計選びの参考にしてみください。
ロレックス
1905年に創業したスイス時計ブランドで、日本での知名度はご存知の通り随一のものを誇ります。日本の「高級時計ブランド」の代名詞ともいうべき存在ですが、その魅力はブランド力だけにとどまりません。
資産価値の高さ、頑丈さ、幅広いTPOに対応したデザインといった実用性・機能性だけでなく、100年以上世界的ハイブランドに居続けるだけの実績と技術力があります。
サブマリーナー
ロレックスは防水機能を世界で初めて発明しました。その圧倒的な防水性を武器に1953年にプロダイバー向けに作られたプロフェッショナル用の時計が開発されました。それがサブマリーナ―です。事実、深海でも動き続けるサブマリーナの防水性の高さに、ロレックスは世界中から驚嘆と喝采を浴びました。
今でもファンが多く、ビジネスシーンにも人気があります。定番モデルは文字盤・ベゼルが黒い「黒ベゼル」と言われるモデルです。
エクスプローラーⅠ
1953年に発売したモデルでその名の通り「エクスプローラー(探検家・冒険者)用」に作られたモデルです。シンプルさと強い耐久性が必要とされ、文字盤は非常に見やすいロレックスの中でも代表的なモデルです。
その用途からかビジネス・プライベート・ファッションなどシーンを選ばないデザインをしています。
オメガ
「初めて」の高級時計に選ばれることが多いメーカー。とはいっても若い人用のモデルというわけではなく、その深い歴史から「玄人」のコレクションとしても愛用されています。
スピードマスター
アポロ11号のクルーが着用していたとされる初めて月に降り立った時計、それがスピードマスターです。ビジネスの場でも話題にすることができますし、このエピソードが琴線に触れて購入したということを伝えればこだわりや好印象を伝えられるでしょう。
OMEGA DE VILLE アワービジョン コーアクシャル アニュアルカレンダー S/S Ref.431.33.41.22.06.001
2007年に発売されたモデルで、タイムピースに精微な職人技を感じさせます。サファイア・クリスタルで保護されています。機能には、クロノメーター、マニュアルカレンダー、シースルーケースバッグを搭載しています。
洗練されたデザインと精微な職人技が施されたこのモデルは、ビジネスの場ではもちろん、プライベートでもこだわる大人を魅了すること間違いありません。
ジラールペルゴ
「史上初めて腕時計の量産を行ったメーカー」として知られるジラールベルゴ。80にも及ぶ特許を持っていたその確かな時計技術は現代でも発揮されています。現在でも完全自社生産を貫くブランドで、世界で4番目に古い歴史を持つ時計ブランドです。
長方形の特徴的なモデルが多く、上品でありながら、それでいて伝統と独創性を感じさせるデザインが高いこだわりを感じさせます。
ロレアート S/S Ref.81005-11-431-11A
スポーツウォッチとして生まれたのは1970年代。2016年に創業225年モデルとして復活し、その後正式にコレクションとして採用されました。ベゼルは八角形といった特徴的なデザインを残し、ビジネスの場はもちろん、アウトドアでも活躍する時計になっています。
パネライ
イタリアの特殊潜水部隊の計器として使用された時計で軍事用として開発されました。そのためか力強いデザインが多く、とにかく大きく厚みがあるのが特徴です。デカ厚時計ブームの火付け役ともなったパネライは、軍事用らしく非常に頑丈で正確な時を刻みます。夜になると光る蓄光塗料が採用されているのもパネライならではです。
ラジオミール ブラックシール ロゴ 45mm PAM00380(手巻き)
1936年に試作品が作られたという歴史的にも価値の高いラジオミールシリーズ。クッション型ケースの特殊な構造により高い防水性を実現し、蛍光塗料が使われているので夜間でも高い視認性を確保できます。
海軍ガンマ部隊の功績を讃えたモデルで、この部隊が第二次世界大戦中に使用した魚雷の作戦名「ブラックシール」から名前がきています。高い防水性はもちろん、独自の技術の蛍光塗料は当時の軍事作戦を大いに助けました。
ラジオミール ブラックシール チェラミカ 45mm PAM00292
チェラミカには酸化ジルコニウムが用いられ、粉末から成形されます。非常に高い耐久性が特徴で温度・耐腐食性など様々な耐久性をもつモデルです。
ジャガールクルト
他のメーカーにはないデザイン、筆頭に貴族階級に愛されてきたジャガールクルト。歴史のある時計ブランドで、王道から複雑機構まで様々なモデルを展開しています。洗練されたデザインは、ワンランク上の男性を演出します。
ビッグ レベルソ S/S Ref.270.840.622B
ポロと呼ばれる競技に耐えうる時計を1931年に完成させた。そのシリーズこそが今なおジャガールクルトのロングセラーであり顔ともいえる「レベルソ」シリーズです。その中でもビッグレベルソ(約26mm)は、レベルソの中でも近年の標準的なサイズで人気もあります。
ビジネスシーンはもちろん、おしゃれでいて上品なデザインはTPOを問わずつけられます。
まとめ
今回は20代で選ぶべき腕時計のブランドについてご紹介しました。
20代の方が腕時計を着けることで相手からの信用を得るチャンスが増えることが考えられます。選ぶ際のポイントとしては以下の通りです。
- 機械式(自動or手巻き)かクォーツ(電池)式かチェック
- 高級時計ならば電池がいらず技術を感じられる機械式がおすすめ
- TPOを考えて購入する
- 実物資産としての価値があるものか考える
- 高級すぎるものは嫌味になる可能性が高い
- お手頃でも歴史やこだわりを見せられる時計がおすすめ
そして、20代で選ぶべき腕時計ブランドを5つご紹介しました。
- ロレックス
- オメガ
- ジラールベルゴ
- パネライ
- ジャガールクルト
20代で腕時計を購入する人は昔に比べて少なくなりました。しかしだからこそ、今こだわりの腕時計をつけることは周りと一歩差をつけることにも繋がります。
ぜひ、これからの30代・40代を迎えるにあたり、周りから一目置かれるような一本を今のうちに選んでみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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