人生経験を重ねるほどに、モノの価値を“本質”で見極められるようになる──時計選びもまた、そんな人生の成熟とともに深まっていくものかもしれません。
50代の方々にとって、腕時計は単なるファッションアイテムではなく、これまで積み重ねてきた時間や努力を象徴する存在とも言えるでしょう。また、“これが自分の時計だ”と思える一本を所有することは、人生におけるひとつの答えを出すことかもしれません。
今回のコラムでは、長く寄り添える一生モノの時計を5本ご紹介していきたいと思います。是非最後までお楽しみください。

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①【パルミジャーニフルリエ】『トンダ PF スケルトン「Ref.PFC912-2020001-200182」

メゾンの高度な職人技と現代的なデザインセンスが融合した『トンダ PF スケルトン』「Ref.PFC912-2020001-200182」。2021年に誕生した「トンダ PF」コレクションの中でも、特に技術の粋を感じられるスケルトンモデルとして高い人気を誇ります。

ケースは温かみのある18Kローズゴールド製で、繊細なポリッシュ仕上げとサテン仕上げを組み合わせ、絶妙なコントラストを生み出しています。スケルトンダイヤルから、自社製自動巻きムーブメント「Cal.PF777」の美しさを堪能できます。オープンワークでありながら視認性がしっかり確保されている点も魅力。40mmのケースサイズと厚さ8.5mmというバランスの取れたプロポーションが、エレガンスと実用性を両立させています。
ブランドの真髄である“静かなる美”を体現したこのモデルは、年齢を重ねた大人が纏うにふさわしい一本。派手さよりも品格を求める50代の方にこそ、ぜひ手に取っていただきたいモデルです。

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👉https://commit-watch.co.jp/products/q9jsyzxa

②【A.ランゲ&ゾーネ】『1815 クロノグラフ』「Ref.414.026」

伝統的なドイツ時計製造の美学を凝縮した名作クロノグラフ『1815 クロノグラフ』「Ref.414.026」。

2004年に初代モデルが登場、ブティック限定のこちらは、ランゲのクロノグラフ技術を最も美しく表現したモデルのひとつとして知られています。ケースは18Kホワイトゴールド製で、サイズは39.5mm。ダイヤルはシルバー仕上げで、ブルーで描かれたアラビア数字インデックス、ツーカウンタークロノグラフ、パルスメーターが視認性と上品さを両立させています。バランスの取れたシンメトリーなデザインが、ランゲらしい端正な佇まいを演出しています。
自社製手巻きキャリバー「Cal.L951.5」を搭載、クロノグラフブリッジやゴールドシャトン、ハンドエングレービングが施されたテンプ受けなど、ムーブメントの美しさはまさに芸術品。機能としてだけでなく、眺める喜びを与えてくれる仕上がりです。
クラシックなデザインと緻密な構造美が融合した『1815 クロノグラフ』は、50代からの“本物志向”を体現するにふさわしい一本。華美ではなく、静かに深みを感じさせる存在感が魅力です。

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👉https://commit-watch.co.jp/products/4ynxnoxr

③【ブレゲ】『クラシック ミニッツリピーター 7637』「Ref.7637BR/2N/9ZU」

【ブレゲ】の伝統と職人技が詰まった特別モデル『クラシック ミニッツリピーター 7637』「Ref.7637BR/2N/9ZU」。
18Kローズゴールド製の42mmケースには、ブランドを象徴するコインエッジ装飾が施され、シンプルながらも気品のある仕上がりになっています。また、ブラックのグランフーエナメル文字盤にブレゲ針とブレゲ数字のインデックスを組み合わせた、王道のクラシックスタイルが魅力。最大の特徴は、時刻を音で知らせる“ミニッツリピーター”機構。ゴングとハンマーが奏でる澄んだ音色は、まさに機械式時計の芸術と言えるでしょう。手巻きムーブメント「Cal.567.2」は、美しい仕上げと高い精度を両立しています。
派手さではなく、静かな存在感と確かな技術力を感じさせる一本。長く愛用するほどに、その価値と深みを実感できる、大人のための本格機械式時計です。

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👉https://commit-watch.co.jp/products/4x75qyfr

④【オーデマピゲ】『ロイヤルオーク』「Ref.5402ST」

1972年に登場した初代『ロイヤルオーク』「Ref.5402ST」。
デザインを手がけたのは、天才デザイナーのジェラルド・ジェンタ。八角形のベゼルに一体型ブレスレット、美しいタペストリーダイヤルを備えたデザインは、50年以上経った今でも色褪せることがありません。
ケース径は39mmで、当時としては大型ケースとされていたことから「ジャンボ」の愛称で親しまれています。薄型のケースによる上品な装着感も特徴のひとつです。ムーブメントには、当時としては驚異的な薄さを誇る自動巻きキャリバー「Cal.2121」を搭載。洗練されたデザインと革新的な技術が融合した、まさに“ラグジュアリースポーツウォッチの原点”と呼ぶにふさわしい存在です。
現行モデルでは味わえないヴィンテージの雰囲気や、時代を超えた完成されたデザインは、まさに“本物を知る大人”にふさわしい一本。50代からの時計選びとして、これほど歴史と価値を兼ね備えたモデルはそう多くありません。

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👉https://commit-watch.co.jp/products/zfmgqc8h

⑤【パテックフィリップ】『ノーチラス』「Ref.3800/1A-001」

初代『ノーチラス』「Ref.3700」をベースに、1980年代に登場したモデル「Ref.3800/1A-001」。ケース径37mmという絶妙なサイズバランスが特徴で、現行モデルにはないクラシカルな雰囲気を漂わせています。

こちらの個体は、ブラックダイヤルにアプライドのローマンインデックスを配したシックな仕様。通常の水平エンボス模様ではなく、すっきりとしたダイヤルデザインが上品さを際立たせています。ステンレススチール製のケースとブレスレットが、知的で落ち着いた印象を与え、ドレススタイルにも自然に馴染みます。派手さを抑えた端正な佇まいの中に、確かな品格を感じさせる「Ref.3800/1A-001」。流行に左右されない完成されたデザインと、実用性を兼ね備えたこのモデルは、50代からの“一生モノ”にふさわしい一本です。

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👉https://commit-watch.co.jp/products/rn9kc5jz

まとめ

いかがでしたでしょうか。

高級時計を“資産”としてではなく、“人生の相棒”として楽しむなら、50代からこそ選びたいのが本物と思える一本。
若い頃に憧れたモデルを改めて手にするもよし、これまでの経験や価値観を映す一本を新たに迎えるもよし。今回ご紹介した5本はいずれも、ただ高価なだけではなく「作り」「歴史」「デザイン」すべてに確かな理由がある時計です。流行に左右されないデザインと、使うほどに深まる愛着。
50代からの時計選びは、まさに“自分のスタイルを完成させる”ための選択と言えるでしょう。
ぜひ、自分の歩んできた時間にふさわしい一本を探してみてください!

監修者のプロフィール

根本翼の写真

根本 翼(ねもと つばさ)

高級腕時計専門店 コミット銀座 シニアアドバイザー / 鑑定士歴:2017年~現在

31歳 神奈川県出身

大学卒業後に某ブランド買取・販売店に就職。各種ブランド品を幅広く見ている中で、高級腕時計の虜に。この時、愛機Ref.16710コークに出会い、一目惚れで購入。
時計販売をメインに実績を積み、27歳でコミット銀座への転職を決意。先輩鑑定士、阿部・金子の指導の下、鑑定業務に勤しむのみならず、若さを武器に各種SNSでも得た知見を発信中。

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