本日は、 今が狙い目!?【オーデマピゲ】『ロイヤルオーク オフショア』のオススメ時計5選をお送りいたします。

1993年に登場した『ロイヤルオーク オフショア』。発表当時、その大きさから賛否両論が巻き起こった【オーデマピゲ】が誇る柱のひとつのコレクションです。近年、多くのブランドが様々なコレクションをリリースするようになり『ロイヤルオークオフショア』のサイズ感も驚くべきものではなくなってきました。これは、多様化が進んできた証とも言えるでしょう。

誕生の背景

1972年に発表された初代『ロイヤルオーク』は、ラグジュアリー・スポーツウォッチの先駆けとして大成功を収めました。しかし1980年代に入り、より大型で迫力あるデザインを求める時代へと以降。そんな流れを受けて、1993年にジュネーブサロンで登場したのが『ロイヤルオーク オフショア』です。初代『ロイヤルオーク』のデザインを生んだジェラルド・ジェンタが当初は懐疑的だったとも言われるほど、大ぶりな42mmケースと屈強なデザインは衝撃的で、“ビースト(野獣)”の異名をとりました。これが高級スポーツウォッチに新たな流れを生み出したのです。

コレクションのコンセプト

「オフショア」の名が示す通り、より過酷な環境—つまり“沖合い”や極限の冒険—にも耐えうるタフさをテーマにしています。定番の八角形ベゼルやビス留めのデザインはそのままに、ラバーやセラミック素材のプッシュボタンや防水性能の向上、そして大胆なケースサイズによって、『ロイヤルオーク』のアイコニックなデザインをより力強く進化させました。【オーデマピゲ】はこのモデルで、ラグジュアリーとアドベンチャーを融合させ、「高級時計=繊細」という概念を覆したのです。

その後の展開

クロノグラフから始まり、ダイバーズ、トゥールビヨン、ミニッツリピーターなど多彩なコンプリケーションを搭載したモデルを次々とリリース。素材もステンレスだけでなく、チタンやセラミック、カーボンなど新素材を積極的に取り入れています。スポーティーでありながら、高度な時計製造技術を誇示するシリーズとして、現在も【オーデマピゲ】の革新性を象徴する存在となっています。

それでは、当店で在庫を有している【オーデマピゲ】『ロイヤルオーク オフショア』のオススメ時計を5本紹介していきたいと思います。是非最後までお楽しみください!

ご興味ある時計がございましたら、この機会に是非インタレスト(再入荷希望)をご登録ください

①『ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ』「Ref.26238TI.OO.A056CA.01」

基本スペック
製造年:2021年頃
ケース:42mm
素材:チタン
防水性能:100m
ムーブメント:Cal.4404

オススメポイント: 軽量なチタンケースに、カーキダイヤルとラバーストラップを組み合わせたミリタリーデザインが魅力の一本です。こちらの個体は純正のチタンブレスレットもついているオススメ品。軽快な着け心地とオフショアらしい迫力を両立しています。

②『ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ』「Ref.26420IO.OO.A009CA.01」

基本スペック
製造年:2021年頃
ケース:43mm
素材:チタン
防水性能:100m
ムーブメント:Cal.4401

オススメポイント: チタンケースにセラミックベゼルを組み合わせた、スポーティかつ耐久性に優れたモデルです。シルバーダイヤルとグレーラバーのコンビネーションはモダンな印象で、オンオフ問わず活躍。最新世代のムーブメント「Cal.4401」を搭載し、フライバッククロノグラフ機能を備えるなど実用性も抜群。視認性に優れるレイアウトも魅力です。

③『ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ』「Ref.26420CE.OO.A005VE.01」

基本スペック
製造年:2023年頃
ケース:43mm
素材:セラミック
防水性能:100m
ムーブメント:Cal.4401

オススメポイント: ケースからプッシュボタンまでオールブラックセラミックで仕上げた精悍なモデル。ブラックダイヤルにイエローを採用した針、インデックスが特徴的な一本。また、こちらはアーノルド・シュワルツェネッガーとタッグを組み、コラボレーションウォッチの先駆けともなった「エンドオブデイズ」のトリビュートモデルとなっています。『ロイヤルオーク オフショア』生誕30周年を記念して500本限定で発売された、高耐久、軽量で日常使いに適したオススメモデルです。

④『ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ』「Ref.26401PO.OO.A018CR.01」

基本スペック
製造年:2013年頃
ケース:44mm
素材:プラチナ
防水性能:100m
ムーブメント:Cal.3126/3840

オススメポイント: 重厚感あふれるプラチナケースを採用したモデル。深みのあるブルーダイヤルとアリゲーターストラップが高級感を際立たせます。針に差し色として赤を採用することで、視覚的アクセントを与えているのもポイント。オフショアらしい迫力あるサイズ感に加え、希少素材ならではの存在感が魅力です。

⑤『ロイヤルオーク オフショア ダイバー』「Ref.15720CN.OO.A002CA.01」

基本スペック
製造年:2021年頃
ケース:42mm
素材:18KWG/ブラックセラミック
防水性能:300m
ムーブメント:Cal.4308

オススメポイント: 18Kホワイトゴールドとブラックセラミックを組み合わせた特別仕様のダイバーズモデル。重厚感ある素材ながら300m防水を誇り、実用性も十分です。デザイン面での大きな特徴は、ベージュカラーの回転式ブラックインナーベゼルを備えた「メガ・タペストリー」文字盤とラバーストラップでしょう。ラグジュアリーとスポーティーさを兼ね備えた限定生産300本モデルです。

まとめ

【オーデマ ピゲ】『ロイヤルオーク オフショア』は、圧倒的な存在感と先進的な素材使いで常に進化を続けているコレクション。今回ご紹介したモデルは、それぞれに個性がありながらも共通して力強さとラグジュアリーさを兼ね備えています。スポーティーさと高級感を両立させたオフショアは、まさに日常を特別に彩る相棒となるでしょう。

また、『ロイヤルオーク オフショア』は、一時の高騰期に比べると実勢価格が落ち着いてきており、『ロイヤルオーク』に比べてプレミアム感が抑えられていることから、二次流通市場でお探しになっている方が少なくない印象です。是非この機会に注目していただけれたら幸いです。

では次のコラムで会いましょう!
ではまた!!

監修者のプロフィール

下川裕の写真

下川 裕(しもかわ ゆう)

高級腕時計専門店 コミット銀座 シニアアドバイザー / 鑑定士歴:2014年~現在

34歳 群馬県出身

大学卒業後に某ブランド買取・販売店に就職。各種ブランド品を幅広く見ている中で、高級腕時計の虜に。
高い向上心から、専門性の高い知見を有していることでも著名な鑑定士 阿部・金子が在籍しているコミット銀座へ入社。10年以上の鑑定士キャリアを持ちながらも、時計に対する勤勉で真摯な姿勢は、多くのお客様の心を鷲掴みにし、指名して来店いただくことも多数。今後のコミット銀座を担うまさに中心人物。

時計解体新書