本日は【2023年度版】機械式腕時計 “おすすめ『プラチナ』モデル8選”をお送りいたします。

時計の印象を大きく左右する”素材”。そんな”素材”は、時計の印象(表情)だけでなく、耐傷性や重量をも左右するため、時計を選ぶ際の重要なポイントでございます。

そこで全5回に渡り、おすすめの”コンビネーションモデル”、”ホワイトゴールドモデル”、”ローズゴールドモデル”、”イエローゴールドモデル”、”プラチナモデル”をご紹介していきたいと思います。

最終回となる今回は、”プラチナ“モデルから厳選した”8本“をご紹介していきます。是非とも最後までお楽しみください。

*2023年8月時点の当店販売価格を参考に作成しております。

①【ロレックス】『チェリニウム』「Ref.5241/6」アイスブルー文字盤

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/rolex-other/cellinium-304251/

初めにご紹介するのは、アイスブルー文字盤の爽やかな色合いと、PT(プラチナ)の輝きが美しい『チェリニウム』「Ref.5241/6」

PT(プラチナ)素材のみに採用されているアイスブルー文字盤が美しいこちらは、6時位置にスモールセコンドを配したシンプルなデザインとなっておりますが、アプライドの王冠やインデックスなど【ロレックス】にはあまり無い仕様から、玄人好みのドレスウォッチと言える1本です。出回りが少ない文字盤のひとつですが、相場は比較的落ち着いており、お求めやすくなっていますので、他人と異なる【ロレックス】をお探しの方におすすめのモデルです。

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/rolex-other/cellinium-304251/

●概算予算 2,000,000円前後

②【オメガ】『スピードマスター キャリバー321』「Ref.311.93.42.30.99.001」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/omega/speedmaster-calibre321-275605/

続いてご紹介するのは、名機「Cal.321」を搭載した『スピードマスター』「Ref.311.93.42.30.99.001」。

「Cal.321」の復刻モデル第一弾として2019年に登場したこちらは、漆黒のオニキス文字盤に配されたメテオライトのインダイヤルが上品な印象の希少モデルです。最大の特徴は、天才時計技師アルベールピゲが設計し、数ある高級腕時計の中で唯一月に上陸したムーブメントとしても知られている「Cal.321」を搭載している点。美しい仕上がりであることはもちろんのこと、”オマージュ”ではなく”復刻”として再現し、現代のモデルへ搭載していることから、当時から【オメガ】の技術力が高かったことを感じられる1本かと思います。【オメガ】ファンの方には、是非1度手に取ってみていただきたい代物です。

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/omega/speedmaster-calibre321-275605/

●概算予算 7,500,000円前後

③【ヴァシュロンコンスタンタン】『パトリモニー トラディショナル』「Ref.82172/000P-9811」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vacheron_constantin/patrimony-155883/

続いてご紹介するのは、1930年~1950年代のモデルに着想を得た、クラシカルで伝統的なデザインが特徴の『パトリモニー トラディショナル』「Ref.82172/000P-9811」。

こちらは、PT(プラチナ)の輝きと落ち着いた印象のグレー文字盤が共存した、ツウ好みのドレスウォッチです。ドルフィン針、バーインデックス、スモールセコンドを配した王道とも言えるシンプルな文字盤、立体的な造形で製作されたケースサイド、コインエッジ装飾が施されたケースバックのフチなど、至るところに同ブランドの意匠を搭載しています。アイコンモデル『オーヴァーシーズ』の陰に隠れがちではありますが、PT(プラチナ)素材のモデルは特に出回りが少なく、オフはもちろんのこと、ビジネスユースにもおすすめしたい1本です。

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vacheron_constantin/patrimony-155883/

●概算予算 2,800,000円前後

④【A.ランゲ&ゾーネ】『1815』「Ref.303.025」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/a-lange_and_sohne/1815-298699/

続いては、創業者である”アドルフ・ランゲ”の誕生年をコレクション名に持つ『1815』からPT(プラチナ)仕様の「Ref.303.025」をご紹介。

こちらは、レイルウェイミニッツ×アラビア数字インデックスのシンプルな組み合わせが、【A.ランゲ&ゾーネ】のアイデンティティを忠実に反映した人気モデルです。更には、時分針やスモールセコンドに採用されたブルースチール針がアクセントとなり、より魅力的なデザインへと昇華させています。搭載ムーブメント「Cal.L921.2」は、秒針が瞬時に帰零するゼロリセット機構を備え、容易に時刻合わせが可能となっていますので、日常使いにも最適です。37mmのケースサイズも腕馴染みが良く、PT(プラチナ)素材のドレスウォッチをお探しの方に是非おすすめしたい1本です。

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/a-lange_and_sohne/1815-298699/

●概算予算 3,500,000円前後

⑤【パテックフィリップ】『カラトラバ』「Ref.5196P-001」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/patek_philippe/calatrava/calatrava-85/

続いてご紹介するのは、通称”クンロク”の呼び名で親しまれている「Ref.96」を彷彿とさせるデザインで、2004年に登場した『カラトラバ』「Ref.5196P-001」

2022年にディスコン(廃番)となったこちらは、アラビアインデックスにブレゲ数字を使用した文字盤デザインが特徴の1本。『カラトラバ』と言えばバーインデックスの仕様がほとんどであり、このブレゲ数字に心躍る【パテックフィリップ】ファンも多いのではないでしょうか。PT(プラチナ)素材にのみ存在する2トーンカラーの文字盤や、37mmの腕馴染みが良いケースサイズは、数ある『カラトラバ』の中でも実用性に優れたイチオシのモデルです。

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/patek_philippe/calatrava/calatrava-85/

●概算予算 5,000,000円前後

⑥【パテックフィリップ】『ワールドタイム』「Ref.5110P-001」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/patek_philippe/patek-philippe-other/worldtime-323746/

続いては、世界主要都市の時刻が瞬時に判別可能な『ワールドタイム』「Ref.5110P-001」。

中央にある時分針がメインの時刻表示、外周にあるディスクが世界主要都市の時刻表示という画期的な仕様のこちらは、1920年代~1960年代にジュネーブで活躍した独立時計師”ルイ コティエ”の開発によるムーブメント「Cal.240 HU」が搭載されています。また、PT(プラチナ)素材のみに見られる6時位置に埋め込まれたダイヤモンドはもちろんのこと、美しいギョーシェ彫りが施されたブルー文字盤を備え、特別感のある一本となっています。2023年に日本で開催されたエキシビジョンのみならず、過去に開催された各都市のほとんどの展示会でも限定モデルが発表されている『ワールドタイム』は、【パテックフィリップ】のアイデンティティの一つとも言えるモデルですね。

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/patek_philippe/patek-philippe-other/worldtime-323746/

●概算予算 6,600,000円前後

⑦【パテックフィリップ】『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』「Ref.5270P-001」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/patek_philippe/patek-philippe-other/perpetual-calendar-chronograph-262584/

続いてご紹介するのは、サーモンカラーとも称されるゴールデンオパーリン文字盤を採用し、2018年に登場した『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』「Ref.5270P-001」

搭載されている「Cal.CH 29-535 PS Q」は、クロノグラフに加えて永久カレンダー機構を搭載しながらも、厚さ僅か7mmに抑えられた、【パテックフィリップ】の技術の粋を集めた完全自社製手巻きムーブメントです。文字盤レイアウトについては、歴代の『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』を踏襲しつつも、新たに4時~5時位置の間に閏年表示、7時~8時位置の間に昼夜表示が追加されており、PT(プラチナ)モデルのみに採用されているアラビア数字インデックスが、その特別感を最大限に表しています。出回りが少ないコレクター垂涎のモデルであり、上がり時計の一本とも言えるのではないでしょうか。

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/patek_philippe/patek-philippe-other/perpetual-calendar-chronograph-262584/

●概算予算 30,000,000円前後

⑧【A.ランゲ&ゾーネ】『ダトグラフ』「Ref.403.035」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/a-lange_and_sohne/datograph-309748/

最後にご紹介するのは、1999年に発表された【A.ランゲ&ゾーネ】を代表するクロノグラフ搭載モデル『ダトグラフ』「Ref.403.035」

PT(プラチナ)ケース×精悍な印象のブラック文字盤の組み合わせが重厚感ある仕上がりのこちらは、搭載しているクロノグラフムーブメント「Cal.L951.1」が最大の特徴です。スケルトンバックから覗かせるその造形美は、”機械式時計の中で最も美しい”と称されており、誰しもが見惚れてしまうこと請け合いです。また、特許技術の”プレシジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター”を搭載し、クロノグラフ計測時の精度が非常に高くなっているため、その機能性も抜群。見事なデザインと技術力が詰め込まれた至高の一本と言えるのではないでしょうか。
(※プレジョン・ジャンピング・ミニッツカウンター:60秒ジャストの位置で積算計の目盛が動く仕組みのこと。通常のクロノグラフは60秒”前後”で目盛りが動き出してしまう為、60秒ジャストで止めた際にカウンターが進んでいるのか、進んでいないのか、読み間違いを起こしてしまう可能性がある。)

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/a-lange_and_sohne/datograph-309748/

●概算予算 11,000,000円前後

まとめ

いかがでしたでしょうか。

PT(プラチナ)モデルはその色味の使いやすさから、18KWG(ホワイトゴールド)に並び、最も使い勝手が良い金無垢モデルとして選ばれております。SS(ステンレススチール)モデルとは大きく異なる高級感や重厚感もございますので、特別な日の一本として持っておくのも良いかもしれませんね。是非ともご自身の”お気に入りの1本”を探してみてください。

どのモデルを選んだら良いか「分からない」「悩んでしまう」なんて方!当店には知識豊富なスタッフが常駐しており、デザイン、機能、予算などに合わせて、的確にアドバイスさせていただきますので、まずはお気軽にご相談いただければ幸いです。

今回も、本記事がお気に入りの高級腕時計を見つける一助となることを願っております。

ではまた!

おすすめ〇〇選