本日は【2023年度版】機械式腕時計 “価格帯別おすすめモデル5選”300~500万円編をお送りいたします。

高級腕時計の購入を検討する時、無理なく憧れの時計を手にするためにのひとつの指針となるのが”予算”であるかと思います。しかしながら、予算からモデルを選ぶといっても漠然としていて「どんな時計を選べば良いのだろう」と悩んでしまう方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、予算”300~500万円でお考えの方“に向けて、おすすめのモデルを厳選して”5本“ご紹介していきたいと思います!是非とも最後までお楽しみください。

*2023年2月時点の当店販売価格を参考に作成しております。

①【ロレックス】『エクスプローラーⅡ』「Ref.16550」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vintage_rolex/explorer2-256520/

GMT機能やデイト表示等、実用性に優れた『エクスプローラーⅡ』は、ステンレス製スポーツモデルの中では『デイトナ』と同様に白文字盤が発売されているモデルですが、こちらの「Ref.16550」に限っては、なんと”アイボリーダイヤル”が存在し、ブラック、ホワイトの三色展開となっていました。”アイボリーダイヤル”といえば、経年変化により褪色した『デイトナ』「Ref.116520」が有名ですが、その人気と価格の高騰ぶりは目を見張るものがあり、同様に「Ref.16550」の”アイボリーダイヤル”は非常に出回りが少なく、今日(こんにち)ではコレクター垂涎のモデルとなっております。デザイン面は、後継機である「Ref.16570」に比べ、ベゼルのフォントが太字で、ケースがやや厚く、無骨な雰囲気を味わえるのが魅力です。「Ref.16550」が販売されていた当初は、ムーブメントの開発過渡期であり、30系から31系への刷新が行われていたため、生産期間は1984年~1988年頃までのわずか4年間。近年は出回りが非常に少なくなっている印象ですので、気になる方は今のうちに押さえておくことをおすすめします。

●概算予算 ~4,500,000円

②【ロレックス】『デイトナ』「Ref.116500LN」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/rolex/daytona/daytona-280988/

続いてご紹介するのは、長きに渡りクロノグラフの王様とも呼ばれている『デイトナ』の中でも、最も完成されたデザインと称されている現行モデル「Ref.116500LN」。2016年の登場以来、セラクロムベゼルを搭載したことにより、そのデザイン性と耐傷性から人気を博しています。特に白文字盤は”パンダ”の愛称でも親しまれており、ベゼルとインダイヤルのブラックカラーが映えるデザインとなっております。2023年は『デイトナ』誕生60周年の記念すべき年となっており、ご存知のとおり新モデルが登場するのではないかとSNS等で盛り上がっております。2月現在、500万円の予算内で白黒どちらも選択することが可能となっておりますので、今のうちに押さえておくのも良いかもしれません。

●概算予算 4,500,000円前後(白文字盤)

➂【パテックフィリップ】『ワールドタイム』「Ref.5110G-001」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/patek_philippe/patek-philippe-other/worldtime-42/

続いては、世界主要都市表示を組み合わせて時刻を読み取る『ワールドタイム』です。ご紹介する「Ref.5110G-001」は2000年にバーゼルワールドで発表され、初めてリューズガードを採用した『ワールドタイム』となっています。搭載されているムーブメント「Cal.240 HU」は、1920年代~1960年代にジュネーブで活躍した独立時計師”ルイ コティエ”の開発による「Cal.515 HU」が原点となっており、中央にあるデザインがメインの時刻表示、外周にあるディスクが世界時刻を表示するという画期的な機構となっています。10時位置のプッシュボタンを押して都市ディスクを簡単に回転させることができ、極めて操作が簡単で使い勝手も抜群です。リーフ針、美しいダイヤル中央のギョーシェ彫り、そして37mmの18KWG(ホワイトゴールド)製ケースの絶妙なサイズ感が魅力のモデルです。【パテックフィリップ】のアイデンティティの一つと言える『ワールドタイム』は、二次流通市場の価格も安定しており、トラベラーのみならずデイリーユースに是非おすすめしたい一本です。

●概算予算 ~5,000,000円

④【オーデマピゲ】『ロイヤルオーク』「Ref.15450ST.OO.1256ST.02」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/audemars_piguet/royal-oak/royal-oak-263212/

続いてご紹介するのは、【オーデマピゲ】のアイコンウォッチ『ロイヤルオーク』です。男性用の現行モデルは41mm、39mm、37mmの3サイズ展開となっていますが、こちらは『ロイヤルオーク』誕生40周年記念として、2012年にSIHHでリリースされた、一世代前の37mmサイズ「Ref.15450ST」。自社製ムーブメント「Cal.3120」を搭載し、グランドタペストリーパターンのグレーダイヤルがシックな印象となった1本です。41mmの『ロイヤルオーク』が少し大きいなと感じられている方は、この少し小ぶりな37mmが腕馴染みも良く、非常におすすめです。「Ref.15450ST」のダイヤルバリエーションはブルー、グレー、シルバーとラインアップされておりますが、中でもシックなグレーや爽やかな印象のシルバーを選ばれてみるのはいかがでしょうか。

●概算予算 4,800,000円前後

⑤【A.ランゲ&ゾーネ】『サクソニア アニュアルカレンダー』「Ref.330.026」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/a-lange_and_sohne/saxonia-annual-calendar-168439/

最後にご紹介するのは、2010年に登場した【A.ランゲ&ゾーネ】初のアニュアルカレンダー搭載モデル『サクソニア アニュアルカレンダー』。『ランゲ1』のアシンメトリーなデザインとは対照的に、シンメトリーなデザインが印象的なこちらは、ブルースチール針と18KWG(ホワイトゴールド)の輝きのコントラストが美しいだけでなく、各カレンダー機能が明快に読み取りやすい形でまとめられており、さすがの出来栄えと言えるでしょう。ダイヤル6時位置にあるムーンフェイズは、122.6年に一度しか修正の必要がない程の高精度を実現し、熟練の職人によってハンドエングレービングが施された「Cal.L085.1」は、特許取得のゼロリセット機構により、リューズを引き出すと同時に秒針がゼロにジャンプして正確な時刻合わせを簡単に行うことができます。整ったダイヤルデザインだけでなく、随所に同ブランドらしい丁寧な仕事が成されているオススメの一本です。

●概算予算 4,000,000円前後

まとめ

いかがでしたでしょうか。

300~500万円というのは、人気モデルが多く並ぶ価格帯ということもあり、5本に絞るのがなかなか困難ではありましたが、デザイン性、機能性、資産性等を勘案して選出させていただきました。今回ご紹介しきれなかった時計も多くございますので、まずは当店の知識豊富なスタッフまで是非お気軽にご相談いただければと思います。

今回も、本記事がお気に入りの一本を見つける一助となれば幸いです。

ではまた!

おすすめ〇〇選