本日は、【2024年最新版】機械式腕時計 “ヴァシュロンコンスタンタンのおすすめモデル10選”をお送りいたします。

【パテックフィリップ】、【オーデマピゲ】と共に世界三大高級腕時計ブランドの一つに数えられている【ヴァシュロンコンスタンタン】。2024年を迎え、人気モデル『オーヴァーシーズ』のマイナーチェンジが行われるなど、新作発表が行われる”Watches and Wonders Geneva 2024″を前に動きを見せております。

今回は、人気の現行モデルに加え、既にディスコン(廃盤)となっているモデルも含めて、おすすめの10本をご紹介していきますので、是非とも最後までお楽しみください。

①『オーヴァーシーズ』「Ref.4500V/110A-B128」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vacheron_constantin/overseas-352907/

ジュネーブサロン2016で発表された三代目『オーヴァーシーズ』「Ref.4500V/110A-B128」。

近年の【ヴァシュロンコンスタンタン】人気を牽引してきたこちらは、1996年に発表された初代『オーヴァーシーズ』から20周年となる節目でムーブメントの自社開発を達成し、ジュネーブシールが刻印されたモデルでもあります。2024年の初めにひっそりと「Ref.4520V/210A-B128」へとマイナーチェンジされていますが、大きな変更は無く、ケースが11mmから10.69mmに、重さが166gから159gへ、ブレスレットのテーパードを強調することによりシャープな印象に、そしてローターデザインの変更が入っています。ただし、新型「Ref.4520V」はまだまだ出回りが少ないということもありますので、お探しだった方は「Ref.4500V/110A-B128」を手にしてみてはいかがでしょうか。

②『オーヴァーシーズ』「Ref.42050」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vacheron_constantin/overseas-miduem-253702/

1996年に発売された初代『オーヴァーシーズ』「Ref.42050」。

マルタ十字を重ねたような独特のベゼルと、ケースバックに描かれたイタリアの探検家「アメリゴヴェスプッチ」の帆船のデザインが特徴的なモデルのこちらは、【ジラールペルゴ】製の「Cal.GP3100」がベースとなった薄型ムーブメント「Cal.1311」が搭載されており、ケース厚もわずか8.4mmを実現しています。やや小ぶりな35mm経のため、現行モデルの41mm径が大きく感じられる方にオススメです。また、このサーモン(コッパー)文字盤は色味が非常に美しく、現行モデルにはラインアップされていない色味である点もポイントです。また、初代『オーヴァーシーズ』には【ロレックス】『サブマリーナー』の”青サブ”同様、経年変化によってダイヤルがパープルに見えるブルー文字盤も存在しますので、お好みで選ばれてみるのはいかがでしょうか。

➂『オーヴァーシーズ クロノグラフ』「Ref.5500V/110A-B686」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vacheron_constantin/overseas-chronograph-370332/

「Ref.5500V/110A-B075(シルバーダイヤル)」がディスコン(廃盤)となったことで、2023年に突如登場した『オーヴァーシーズ クロノグラフ』「Ref.5500V/110A-B686」。

インダイヤルとダイヤル外周部にブラックが配されたことでメリハリが生まれ、引き締まった印象となったこちらは、第3世代の『オーヴァーシーズ クロノグラフ』から採用されているシースルーバックから、開発に約5年の歳月を要したジュネーブシール取得の自社製ムーブメント「Cal.5200」を鑑賞することができます。工具を使わずワンタッチでストラップ交換が可能な「インターチェンジャブルシステム」を備え、利用シーンや季節によってSS(ステンレススチール)ブレスレット、カーフストラップ、ラバーストラップへと容易に換装できるのも嬉しいポイントです。こちらの「Ref.5500V/110A-B686」も、2024年に「5520V/210A-B686」にマイナーチェンジされており、わずか1年あまりの製造でディスコン(廃番)となったため、今後面白い存在になっていくかもしれません。

④『オーヴァーシーズ クロノグラフ エベレスト』「Ref.5510V/000T-B923」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vacheron_constantin/overseas-chronograph-328093/

続いても『オーヴァーシーズ』から、2021年に世界限定150本でリリースされた『エベレスト』「Ref.5510V/000T-B923」。

こちらは、アメリカの写真家兼探検家「コーリー・リチャーズ」が、2019年エベレスト登頂で着用したプロトタイプから着想を得て製作された一本。クロノ針、30分積算系および12時間積算系の針に採用されたオレンジの差し色がデザイン性を高めていますね。搭載ムーブメント「Cal.5200/2」のローターに施されたエベレストの彫金装飾は、「コーリーリチャーズ」が自ら撮影した写真をもとに製作されているそうです。また、同時期にデュアルタイムモデル「Ref.7910V/000T-B922」もリリースされており、こちらも世界限定150本となっております。製造本数が少ないということもあり、既にかなりのプレミアム価格がついておりますが、資産性・実用性ともに、押さえておくべき価値のある時計の一つです。

⑤『フィフティーシックス オートマティック』「Ref.4600E/000A-B442」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vacheron_constantin/fiftysix-376081/

SIHH2018年にて発表された『フィフティ―シックス』「Ref.4600E/000A-B442」。

シンプルでありながら比較的手に取りやすい価格ということもあって、『オーヴァーシーズ』とともに【ヴァシュロンコンスタンタン】のコレクションの中でも人気を二分するモデルとなりつつあります。こちらに搭載されているムーブメント「Cal.1326」は、リシュモングループ傘下の【ヴァル・フルリエ】が、【カルティエ】製の「Cal.1904 MC」をベースに製造し、そのムーブメントを【ヴァシュロンコンスタンタン】にて仕上げ、調整を施すことで流通価格を抑えることに成功しています。ツートーンのシルバーカラーは品がありつつ、アラビア数字をインデックスに配していることで柔らかい印象も備えていますので、ドレスウォッチを検討されている方のエントリーモデルとしてオススメしたい一本です。

⑥『ヒストリーク アメリカン 1921』「Ref.82035/000R-9359」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vacheron_constantin/historiques-american-1921-274694/

1920年代を個性的に表現したヴィンテージ風のデザインが魅力の『ヒストリーク アメリカン 1921』「Ref.82035/000R-9359」。

当時のアメリカではモータリゼーションの流れが起こっており、自動車愛好家から「ハンドルを握った状態で正対する時計が欲しい」との要望を受けて誕生したと言われています。独特なスクエアケースにはレイルウェイミニッツ、針・インデックスのフォントなどのアールデコ様式が感じられる創造性豊かなデザインと、僅か8mmという薄型ムーブメント「Cal.4400AS」が特徴となっています。遊び心溢れるデザイン、一味違ったドレスウォッチが気になる方にイチオシのモデルです。

⑦『ヒストリカル クロノグラフ』「Ref.47101/000J-4」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vacheron_constantin/historiques-348153/

1940年~1960年代半ばまで製造されていた、【ヴァシュロンコンスタンタン】の傑作手巻きクロノグラフ「Ref.4178」を現代的に復刻した『ヒストリカル クロノグラフ』「Ref.47101/000J-4」。

シンプルなツーカウンターのクロノグラフですが、独特の形状を備えたラグ、文字盤外周に配されたタキメーター、37mmの程よい大きさがクラシカルな装いとなっています。搭載ムーブメント「Cal.1140」は、1942年頃に誕生した傑作オールドムーブメントであるレマニア製「Cal.2310」をベースに製作されており、【パテックフィリップ】の『クロノグラフ』「Cal.CH27-70」や、スピードマスター「Cal.321」のベースムーブメントとしても知られています。シースルーバックから美しい手巻きムーブメントの造形を堪能したい方や、クラシカルなドレスウォッチがお好みの方にオススメしたい一本です。

⑧『トラディショナル』「Ref.82172/000R-9382」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vacheron_constantin/traditionnelle-377077/

1930年~1950年代のクラシカルウォッチに着想を得た意匠が特徴の『トラディショナル』「Ref.82172/000R-9382」。

こちらは、腕馴染みの良い38mmサイズのケースに、ジュネーブシールを取得した手巻き式ムーブメント「Cal.4400AS」を搭載しており、そのパワーリザーブは約65時間を誇っています。ドーフィン針とバーインデックス、かつての懐中時計に多く採用されていたレイルウェイサークル、シンプルなスモールセコンドの組み合わせは、王道のドレスウォッチの佇まいと言えるでしょう。二次流通市場での評価は安定している印象で、クラシカルなドレスウォッチが欲しい方は狙い目の一本なのではないでしょうか。

⑨『オーヴァーシーズ トゥールビヨン』「Ref.6000V/110A-B544」

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/vacheron_constantin/overseas-388185/

2019年に発表された、人気のラグジュアリースポーツモデル『オーヴァーシーズ』初のトゥールビヨン搭載モデル「Ref.6000V/110A-B544」。

なんといっても注目したいのは、搭載ムーブメント「Cal.2160」であり、自動巻きトゥールビヨンでありながらも、厚さ僅か5.65mmに抑え、10.39mmの薄型ケースを実現しています。また、トゥールビヨンの審美性を際立たせるために、”ペリフェラルローター(ムーブメントの外周部分を回転するリング状の自動巻機構)”も採用しています。もちろん、【ヴァシュロンコンスタンタン】のシンボルでもあるマルタ十字を模したトゥールビヨンキャリッジのデザイン性も非常に優れたモノとなっています。トゥールビヨンを検討されている方に候補の一つとしてオススメしたい一本です。

⑩『ヒストリーク 222』「Ref.4200H/222J-B935」

*出典元:https://www.vacheron-constantin.com/jp/ja/collections/historiques/4200h-222j-b935.html

1977年にブランド創立222年を記念して発表されたモデルを復刻して、2022年に登場した『ヒストリーク 222』「Ref.4200H/222J-B935」。

「Watches and Wonders Geneva 2022」において、一番の話題をさらったモデルと言えるのではないでしょうか。通称”222 ジャンボ”と呼ばれた18KYG(イエローゴールド)製の「Ref.44018」に、現代的なエッセンスを加え、ケース5時位置にブランドの象徴といえる”マルタ十字”をあしらっています。ムーブメントには、このモデルのために再設計され、”222″の刻印入りローターを備えた「Cal.2455/2」を搭載。現在のところ、18KYG(イエローゴールド)仕様のみラインアップされておりますが、SS(ステンレススチール)などの異素材での展開も大いに期待したいところです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

1755年創業の伝統を守りつつ、ブランドの地位をさらに盤石にすべく取り組みを行なっている【ヴァシュロンコンスタンタン】。ここのところ、二次流通相場は少し落ち着きを見せてきておりますが、着用したいけれどプレミアム感が、、、と検討されていた方には今が手を伸ばすチャンスなのかもしれません。来たる「Watches and Wonders Geneva 2024」では、どのようなサプライズを用意して私たちをワクワクさせてくれるのか、今から楽しみで仕方ありませんね!

今回も、本記事がお気に入りの一本を見つける一助となれば幸いです。

ではまた!

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