みなさん、こんばんは。
ヨットクルージングなどのマリンスポーツを楽しむ人をターゲットに、ハイエンドなモデルとして展開されている『ヨットマスター』。プラチナ、ゴールドといった高級素材を使用した気品あるデザインによって、1992年の登場以来、国内外で高い人気を獲得し続けています。近年ではより多くの方に親しんでもらう意図もあってか、ラグジュアリーな雰囲気はそのままに、SS(ステンレススチール)素材とのコンビネーションモデルも発売されるなど、人気は年々高まっています。
そこで今回は、【ロレックス】『ヨットマスター』の2023年発表の新型「Ref.226627」と、2022年発表の旧型「Ref.226658」を、新旧比較と題していま一度徹底比較していきます!新型モデルが気になっているという方は、市場に多く出てくる前に予習しておき、どのような点が変更となったのかをしっかりと理解していだければと思います。是非とも最後まで楽しんでご覧ください。
まずは今回比較する『ヨットマスター42』をそれぞれ簡潔にご紹介いたします。
ケース径 | 42mm | ベゼル | セラミック |
ダイヤル | ブラック | 夜光 | クロマライト |
素材 | 18KYG | ブレスレット | オイスターフレックス |
防水性 | 100m | 駆動方式 | 自動巻き |
Cal | 3235 | パワーリザーブ | 約70時間 |
2022年の新作として登場した「Ref.226658」。『ヨットマスター42』では初となる18KYG(イエローゴールド)仕様のこちらは、2019年に発表された18KWG(ホワイトゴールド)仕様「Ref.226659」にも採用されていた「Cal.3235」を搭載しています。堅牢性と柔軟性を兼ね備えたオイスターフレックス(ブレスレット)が装備されていることで、ラグジュアリーかつスポーティーさ溢れるデザインとなっています。
ケース径 | 42mm | ベゼル | セラミック |
ダイヤル | ブラック | 夜光 | クロマライト |
素材 | RLXチタン | ブレスレット | RLXチタン |
防水性 | 100m | 駆動方式 | 自動巻き |
Cal | 3235 | パワーリザーブ | 約70時間 |
2023年の新作「Ref.226627」。従来はプラチナ、ゴールドといった素材のみを使用していた『ヨットマスター』ですが、RLXチタンと呼ばれる【ロレックス】独自のTI(チタン)素材を全面に使用したモデルが、この度登場しました。素材を活かした仕上げ方法により、従来よりもより精悍な印象を与えるデザインとなっています。
続いて旧型「Ref.226658」と新型「Ref.226627」の比較をしていきましょう。
主なスペックは以下の通りです。
42mm | ケース径 | 42mm |
セラミック | ベゼル | セラミック |
ブラック | ダイヤル | ブラック |
クロマライト | 夜光 | クロマライト |
18KYG | 素材 | RLXチタン |
オイスターフレックス | ブレスレット | RLXチタン |
100m | 防水性 | 100m |
自動巻き | 駆動方式 | 自動巻き |
Cal.3235 | Cal | Cal.3235 |
約70時間 | パワーリザーブ | 約70時間 |
❶【ケース】
素材
Ref.226658 | 18KYG(イエローゴールド) |
Ref.226627 | RLXチタン |
外装仕上げ方法
Ref.226658 | ポリッシュ仕上げ |
Ref.226627 | サテン仕上げ |
従来はポリッシュ仕上げが基調であった外装は、「Ref.226627」ではRLXチタンの素材を活かすためにサテン仕上げへと変更されました。結果、ダイバーズウォッチのようなスポーティー感溢れる雰囲気へと変貌を遂げています。
ちなみに、RXLチタンとは【ロレックス】のグレード5チタン合金のことで、純正のチタンはグレード2に分類されています。チタンそのものは加工がしづらく、とりわけ高級腕時計に欠かせない”仕上げ”の難易度が高くなるとされていますが、他の金属を含有させて合金とすることで、この弱点を克服したのがグレード5チタンなのです。
❷【ブレスレット・バックル】
ブレスレット
Ref.226658 | オイスターフレックス |
Ref.226627 | RLXチタンブレスレット |
「Ref.226658」ではオイスターフレックスのベルトを採用していましたが、「Ref.226627」では”RLXチタン”のブレスレットを採用しています。軽量かつ堅牢で腐食にも強く、金属アレルギーも誘発しづらいといった特性を持っているため、ブレスレット仕様のモノが良くても「SS(ステンレススチール)だとちょっと、、、」などと考えていた方には朗報ですね。
バックル
Ref.226658 | グライドロックエクステンション搭載 |
Ref.226627 | イージーリンク搭載 |
「Ref.226658」では、2.5mm単位で最大約15mmまでの長さ調整が可能なグライドロックエクステンションシステムを搭載しており、「Ref.226627」では約5mmまでの長さ調整が可能なイージーリンクシステムを搭載しています。どちらも長さの微調整が可能となっていますので、使い勝手に関しては遜色の無い結果となっています。
❸【定価】
定価
Ref.226658 | 3,813,700(税込) |
Ref.226627 | 1,838,100(税込) |
「Ref.226658」では18KYG(イエローゴールド)を使用しているということもあり、約380万円となっていますが、「Ref.226627」では半分程度の約180万円となっています。購入のしやすさに大きく差が生まれていますね。
いかがでしたでしょうか。
そもそも使用している素材が異なるため、見た目は別物となっていたかと思いますが、『ヨットマスター』の特徴でもあるマットブラックのセラクロムベゼルや、最新技術が搭載されたムーブメント「Cal.3235」などはそのまま引き継いでいます。選ばれる際に迷われる方も多くいらっしゃるかと思いますが、機能性に差はありませんので、デザインの好みやご自身の利用シーンに合わせるのが良いでしょう。
また、新型モデル「Ref.226627」は徐々に二次流通市場に出回ってきていますが、まだ数が少ないということもあり、プレミアム価格で推移しています。ご自身のご要望に合わせて、購入時期や購入場所をしっかり吟味したうえで購入されるのが賢明かもしれません。