みなさん、こんばんは。

ここのところ、過ごしやすい天気が続いており、仕事の休憩の合間に銀座を散策することが増えてきました。銀座にいらっしゃった際に、もし気付いた方がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお声掛けください。怖い顔とよく言われるので話掛けにくいかもしれませんが、心は穏やかですので、ご安心ください。(笑)

また、10月22日(日)~31日(日)まで、年に数回不定期で開催している、お客様への感謝の意を込めた還元祭CTGを開催しております。お得に売買が出来ることはもちろんのこと、楽しんでいただけるようなイベントも開催しておりますので、詳細をぜひ確認してみてください。

さて今回は、私が愛してやまない希少かつ超絶なモデルが入荷してきましたので、ご紹介していきたいと思います。ぜひ最後までお楽しみください。

「Ref.5204P-011」
『パーペチュアルカレンダー スプリットセコンド クロノグラフ』PT

PT(プラチナ)ケース×黒文字盤の仕様で、2014年のバーゼルワールドで発表された、「Ref.5204P-011」。

一見よくありそうなPT(プラチナ)ケース×黒文字盤の組み合わせですが、実は上位モデルにしか存在しておらず、特別な一本となっています。また、販売開始から僅か5年程で惜しまれつつも生産終了となってしまっているため、希少性の高い一本でもあります。

閏年表示(4時~5時位置)の追加や、白と青で昼夜の判別が可能な表示窓(7時~8時位置)の追加、さらには6時位置にあるムーンフェイズの窓が、今まで上部にくり抜かれていましたが下部に変わるなど、大胆なデザイン変更がなされています。

他にもムーンフェイズ外周にある日付表示の数字や、12時位置にある曜日と月を表示するカレンダー窓のサイズアップ、時・分針と文字盤インデックスに夜光が入るなど、視認性もグッと向上しています。

クロノグラフの操作に関しては、2時位置のプッシュボタンでスタート&ストップ、4時位置のプッシュボタンで計測をリセットと、通常のモノと同様になっています。”スプリットセコンド”の操作に関しては、3時位置のリューズと一体型のプッシュボタンにて、スタート&ストップを行なう仕組みとなっています。そしてこの大きめのリューズが抜群の存在感を放っており、特別感を演出しているようにも思えます。

ケース厚は14.3mmと、重厚感ある作りとなっていますが、着用時のストレスは一切なく、むしろこのぽってりとした感じが、愛嬌があり、美しくも感じます。ちなみに、当店在庫で”スプリットセコンド機構”が付いていない『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』「Ref.5270P-001」がございますので、比べてみましょう。

*写真右:上部「Ref.5270P-001」下部「Ref.5204P-011」

“スプリットセコンド機構”が付いていない分、「Ref.5270P-001」の厚みは12.4mmと、約2mm程薄くなっており、並べて見てみると厚みの違いは一目瞭然ですね。

お約束ではありますが、6時側のケースサイドにはPT(プラチナ)ケースの証明でもあるダイヤモンドが、ムーンフェイズ調整ボタンの隣に配されています。

スケルトンバックから覗くムーブメントは、完全自社開発・製造の「Cal.CH 29-535 PS Q」。先代の「Ref.5004」では、”スプリットセコンド”に不具合が見られることも多少ありましたが、その点が改善されたように思えます。

それにしても、この美しいムーブメントをじっくり見ていると、小宇宙(コスモ)を感じますね!(笑)

保証書日付は2018年。箱が「Ref.5204」用ではありませんが、アディショナルで付属するクローズドバック(裏ブタ)、カレンダー調整用の調整ピン、レザー製の特大のパスケースが付属しております。

気になる販売価格は、、、

と言いたかったのですが、本コラム掲載前に即販売へと至ってしまいました、、、ごめんなさい!!!

商品詳細をご覧になりたい方はこちら

是非とも皆さまにご紹介して吟味していただきたい!と思ったのですが、やはり素晴らしいモデルということもあって、注目度は非常に高かったようです。お探しだった方は、次回の入荷を首を長くしてお待ちいただければと思います。

まとめ

既に販売終了していますので、本来であれば他の商品をご紹介すべきだったのかもしれませんが、「本当に素晴らしいモデルなので、なんとしても紹介したい!」という身勝手な想いだけで今回は書かせていただきました。(笑)

今後の入荷につきましては、やはり簡単には見込めない程の希少個体となりますので、入荷の折にはいち早くパテック論にてご紹介したいと思います!

そして、冒頭にお話しした通り、お客様への還元祭CTGをスタッフ一丸となって盛り上げて行きますので、この機会に是非とも当店まで足を運んでいただければと思います!

ではまた!

阿部泰治のパテック論