高級腕時計をお持ちの方もそうでない方も、誰もが一度は「どのモデルが人気なんだろう?」と考えたことがあるかと思います。「人気の王道モデルが欲しい!」「人と被らないモデルが欲しい!」など、皆様それぞれの動機があるなか、実際にどれが人気なのか!?は、リアルタイムに情報を得なければなかなか手に入りません。
そこで今回は、【ロレックス】のセミヴィンテージ(型番が5桁のモデル)を対象に、コミット銀座(以下:当店)で直近1年間に取り扱った、上位5本を公開いたします!是非とも皆様も一緒にランキングを想像しながら、楽しんでご覧ください。
第5位
『GMTマスターⅡ』「Ref.16710」
第5位は、1988年登場のロングセラーモデル『GMTマスターⅡ』「Ref.16710」がランクイン。
同時期に販売されていた『GMTマスター』と差別化する為、ベゼルカラーが”赤×黒”のみの展開であった初代『GMTマスターⅡ』「Ref.16760」に対して、こちらの「Ref.16710」では”赤×青”、”黒”が復刻し、再びその注目度がグッと上がりました。ロングセラーモデルということもあり、マイナーチェンジがいくつも施されていますが、中でも2005年〜2007年(シリアルD、Z、M番)に見られる”スティックダイヤル”は特に人気が高くなっております。こちらの年代がお子様の生まれ年に該当する方は、もちろんご自身でお使いになられたうえで、”成人の記念としてプレゼント”なんてことをお考えになってみてはいかがでしょうか。(スティックダイヤル:ダイヤル6時位置のモデル名『GMTマスターⅡ』の”Ⅱ”が、上下の横線がなく”||”と印字されている個体。)
第4位
『サブマリーナー デイト』「Ref.16610」
第4位は、ダイバーズウォッチの代名詞であり、数ある【ロレックス】のモデルの中でも世代問わず屈指の人気を誇る『サブマリーナー』から「Ref.16610」がランクイン。
今では主流のセラクロムベゼルが搭載される1つ前のモデルで、視認性、堅牢性、ステータス性と、どれを取っても抜群の人気を誇るこちらは、この世代ならではの特徴であるブレスレットのセンターリンクが中空となっており、軽くて日常使いしやすい仕様となっております。年代によってトリチウム夜光とルミノバ夜光の個体が存在しておりますので、セミヴィンテージならではの風合いを楽しみたい方は”トリチウム夜光”の個体を、綺麗にスマートな着用をお望みの方は”ルミノバ夜光”の個体を選んでみてはいかがでしょうか。
第3位
『エクスプローラーⅠ』「Ref.14270」
第3位は、人気、知名度ともに【ロレックス】でも1、2位を争う『エクスプローラーⅠ』「Ref.14270」がランクイン。
木村拓哉さんの着用によって一大ブームを巻き起こしたこちらのモデルは、比較的手にしやすい価格と、オンオフ問わず使用出来るシンプルなデザインから、”ファーストロレックス”に選ばれる方も多く、生産終了から20年以上が経った今でも根強い人気を誇ります。先代モデルの「Ref.1016」からフルモデルチェンジする形で登場し、生産初期にはインデックスの”3・6・9”の白いラインが無くメタルの数字が剥き出しとなった通称”ブラックアウト”や、シングルバックルとケースサイドに横穴が付いた希少個体なども存在しています。需要の高さと希少な仕様を多く備えていることから”ネクストヴィンテージモデル”の筆頭株となりそうですね。
第2位
『デイトナ』「Ref.16520」
第2位は、ムーブメントに【ゼニス】社製の”エルプリメロ”をブラッシュアップした「Cal.4030」を搭載した「Ref.16520」がランクイン。
こちらは、1988年に発表されて以来、長きに渡ってクロノグラフの王様と呼ばれ、通称”パトリッツィ(「ブラウンアイ」※インダイヤルがブラウンカラーに褪色した個体)など、製造年によって様々な特色を持った個体が存在しています。最終品番に近いA番・P番や、トリチウム夜光×シングルバックルの組み合わせ等は、特に需要が高く、この年代のなかでは少し値が張るモデルの一つではありますが、やはりその見た目のカッコ良さは唯一無二です。少しでも気になっている方には是非オススメしたい1本です。
第1位
『エクスプローラーⅡ』「Ref.16570」
栄えある第1位は、GMT機能やデイト表示等の実用性に優れた『エクスプローラーⅡ』「Ref.16570」がランクイン。
SS(ステンレススチール)製のスポーツモデルの中では、『デイトナ』と同様に黒文字盤と白文字盤がラインアップされているこちらは、年代によってダイヤルの質感が異なるものや、経年変化により夜光が焼けた個体など、その様々な違いから好みの風合いを探す楽しみがありますね。後継機にあたる「Ref.216570」および「Ref.226570」では、ケースサイズが42mmへと大型化されていますので、日本人の腕に馴染みやすい40mmサイズというのは、今後増々需要が高まるのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
今、注目され始めている”セミヴィンテージ”モデルは、ヴィンテージのような風合いを持ちながらも、現行モデルの機能性も持ち併せ、パーツが交換されていないオリジナルの個体も多くございます。今後、時間の経過と共にヴィンテージモデルへと移り変わり、より一層注目が集まってくることも予想されますので、まだ市場に出回っているうちに手にしておくことを検討してみてはいかがでしょうか。
引き続き、皆さまに有意義な情報やサービスを提供できるよう、スタッフ一丸となって精進してまいります!