みなさん、こんばんは。

昨年は沢山のお客様にコミット銀座(※以下:当店)をご利用いただき、非常に楽しい一年となりました。ご愛顧いただいたみなさま、誠にありがとうございます。

私のコラムでは【パテックフィリップ】に特化してお送りしておりますので、今年も魅力的な【パテックフィリップ】の時計をご紹介出来るよう日々精進してまいります。また、ご来店、お電話をいただく方から、いつも”COMMIT TV(YouTube)”見てますよ!とお声がけいただき大変嬉しく思います。こちらも更に有益な情報をお届けしていくためにも、是非ともたくさんのコメントを頂けますと幸いです。

さて、新年明けて一回目のパテックフィリップ論ですが
”今年【パテックフィリップ】でこんな事が起きる!?勝手に大予想”
と題し、お送りしていきたいと思います。もちろん、根拠はございませんので、気楽にお読みいただければと思います。是非とも最後までお付き合い下さい。

新作『ノーチラス』の登場!?

※参照:patek.com

先ず初めに絶対に話題となるだろう、新作『ノーチラス』の登場の有無。

昨年の比較的早い段階で、これまで『ノーチラス』人気を牽引してきたSS(ステンレススチール)ケースの三針モデル「Ref.5711/1A-010」の生産終了が決まり、新たに登場したグリーン文字盤の「Ref.5711/1A-014」とベゼルバゲットダイヤ仕様の「Ref.5711/1300A-001」。その生産期間は一年のみと発表されました。

当店では運良く「Ref.5711/1A-014」を1本入手する事が出来たのですが、今となっては本数的にも金額的にも入手するのが極めて困難なモデルとなってしまいました。

私としては、18KRG(ローズゴールド)仕様の三針モデル「Ref.5711/1R-001」の生産終了アナウンスが早々にあるのではないかと思っております。ちなみに、昨年新作モデルが出る!と噂が立った時は、ケース径が41mmになるのでは?と言われていましたね。そう思うと、合致がいきますし、新作モデル発表の伏線でもあるのではないかと思います。

『アクアノート』のディスコン

※参照:patek.com

続いてご紹介するのは、生誕25周年を迎える『アクアノート』。

気がつけば現行モデルの三針、SS(ステンレススチール)ケースでトロピカルバンド仕様の「Ref.5167A-001」も、2007年に発表されたロングセラーモデルですね。しかも、発表から15年とキリのいい数字。これは『ノーチラス』と同じ流れで、現行モデルの生産終了アナウンスからの、違う文字盤色(今のトレンドのグリーン)での短年生産、もしくは『ノーチラス』同様、新型ムーブメント「Cal.26-330 S C」の搭載!?何かありそうな予感ですね。

ちなみに、以前パテックフィリップ論で触れた事がありますが、スペシャルオーダーで現行の”ジャンボサイズ”に似たカーキ・グリーン文字盤の『アクアノート』「Ref.5167A-010」が存在しているようです。過去の海外オークションで出品が確認されております。興味深く調べてみると、僅か10本程の生産であったようです。個人的にはこのサイズ(40.8mm)が一番しっくりくるので、是非とも新作モデルで発表して欲しいです。また、『ノーチラス』のようにプチコンプリケーションやアニュアルカレンダー、はたまたパーペチュアルカレンダー機構搭載モデルが発表されたりするかもしれませんね。

『カラトラバ』「Ref.6196」!?

※参照:patek.com

最後は、昨年新作モデル「Ref.6119G-001」「Ref.6119R-001」が発表され話題となった『カラトラバ』。

「Ref.6119」は、65時間のパワーリザーブを備えた新開発ムーブメント「Cal.30-255 PS」が搭載され、ケースサイズは39mmとなりました。《クルー・ド・パリ》ベゼルもインパクト大で、今まで以上に高級感があり、完成度が増した『カラトラバ』であると思います。

実はこの『カラトラバ』シリーズの「Ref.5196」は、2004年に発表されたロングセラーモデルです。しかも、今年は元祖『カラトラバ』「Ref.96」が発表(1932年)されてから90周年を迎える年でもあります。これは!もしや?後継モデル「Ref.6196」となり、「Ref.6119」に搭載されている新開発ムーブメントが搭載され、ケース径も37mmから39mmサイズアップし、ケースバックもスケルトン仕様で登場か、、、!?妄想が膨らみます(笑)

歴代の「Ref.96」を踏襲するモデルでケースバックがスケルトン仕様はないのですが、新開発ムーブメントは見せるに値するものであり、あり得なくはないのでは?と、私の予想は空振りで終わるかもしれませんが、いつになく話題が盛り沢山の年になるかもしれないですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

色々と予想してみましたが、私が予想しなくとも、魅力的なモデルが登場することは間違いありませんね。そして一方で、惜しまれながらも生産終了となるモデルも。楽しく書かせていただいたのですが、なんだか色々な思いが入り混じりました。(笑)

そういえば最後に、ひとつ楽しみな事がございます。それは、「パテック フィリップ・ウォッチアート・グランド・エキシビジョン」の次回開催地が日本と言われていることです。それが今年なのか、はたまた来年以降なのかは定かではありませんが、話題性に富んだモデルが発表されるのは間違いないでしょうし、それらの争奪戦も必至であると思われます。いまからワクワクしますね。

ということで、2022年一回目のパテックフィリップ論は、こんな感じで締めさせて頂きます。
今年もたくさんのお客様と【パテックフィリップ】のお話が出来ますように!

では、また!

阿部泰治のパテック論