みなさんこんにちは。

こればかりはなんとも致し方無いところではありますが、また東京都に緊急事態宣言が発令されました。どこか自分も含めて慣れてしまったところもございますが、強い意識の元に引き続き感染予防をしっかりして、個人個人が出来る事をして行きましょう。

さて、今回は【パテックフィリップ】「ノーチラス」のモデルが複数本在庫しておりますので、そちらをご紹介していきたいと思います。是非最後までお付き合いください。

Ref.5712/1A-001 「ノーチラス」プチコンプリケーション SS

「ノーチラス」生誕30周年記念の前年にあたる2005年に、プチコンプリケーションを搭載した「Ref.3712/1A-001」が発表されましたが、僅か1年で生産が終了となり、その翌年の2006年に発表されたのが、こちらの「Ref.5712/1A」です。

基本的なルックスやムーブメント自体の変更は今までございません。しかし、ムーブメントの規格がジュネーブ・シールからパテック・シールへ変更となり、ブレスレットのコマはネジ式から、たたいて抜くピン式に変わりました。数ある「ノーチラス」のモデルのなかでも、個人的に一番好きなモデルがこのプチコンプリケーションを搭載した「Ref.5712/1A-001」です。厳密に言うと「Ref.3712/1A-001」が欲しいんですが(笑)

理由といたしましては、シンプルで人気な三針モデル「Ref.5711/1A」と変わらない40mmのケース径に、プチコンプリケーションの複雑な機構を搭載しながら、僅か0.22mmしかケース厚が変わっていない点です。特に4時位置のスモールセコンド、6時-8時位置におさめられたデイト&ムーンフェイズ、10時位置のパワーリザーブ表示の絶妙な配置が秀逸であります。

スケルトンバックから覗くムーブメント「Cal.240 PS IRM C LU」は、マイクロローター採用の超薄型自動巻ムーブメント「Cal.240」にプチコンプリケーション機構を組み込んだモノです。

今回ご紹介している時計は、保証書の日付も2020年11月と比較的直近で、ブレスレットの調整もされていない未使用品です。付属品も完備で、メーカーでの保証期間も1年半ほど残っておりオススメできる1本であります。

気になる販売価格は、13,585,000円(税込)

国内外問わず、この年式の未使用品となると、この価格は見つからないと思います。自信もっておすすめできるプライスです。

Ref.5800/1A-001 「ノーチラス」 SS

「ノーチラス」生誕30周年の前年にあたる2005年に製造販売された「Ref.3712/1A-001」同様に製造販売された「Ref.5800/1A」は、生産期間が短く本数も少ないため、現時点では当時予測をし得ないほどに価格が上がったモデルのひとつといえます。

いずれも2ピースのケース構造に、裏蓋がシースルー仕様、リューズがねじ込み式ではない点が共通しています。パッと見た印象は先代モデルである「Ref.3800」と見分けづらいですが、インデックスが幅広で大きくなり、針が太くしっかりとした点は分かりやすい変更点です。

ブレスレットの幅も広くなり、先代の「Ref.3800」よりもしっかりとした印象です。本来であれば、スケルトンバックから「Cal.330 SC AIG.1」を覗く事が出来るのですが【パテックフィリップ】でのオーバーホールを終えてから使用がまったくされていなかった時計ですので、ご購入をいただくまではおあずけです(笑)

男性でも手首周りが比較的細めの方はおさまりが良いと思われますし、バックル部分が観音開きになっておりブレスレットの調整をバランス良く出来ますので、女性の方がはめてもカッコいいと思います。

こちらの時計ですが、2020年10月にメーカーにてオーバーホール、ケース・ブレスレットの仕上げをしており、今回入荷時に状態チェックをするためにビニールを開封したばかりの状態です。もちろん、付属品も完備。且つ微調整が可能な1.5コマも付属しており、このあたりもうれしいポイントですね。

気になる販売価格ですが、10,989,000円(税込)

国内で販売されている時計も現時点ではほぼ無いに等しく、海外サイトでの販売価格を見るとだいぶ高額な販売価格が設定されております。今回、当店ではリーズナブルな販売価格に設定しており、お探しの方にはオススメできる個体です。

Ref.5711G-001 「ノーチラス」 18KWG

今となっては珍しい、2007年に発表された革ベルト仕様の「ノーチラス」です。ケース素材は18KYG(イエローゴールド)×白文字盤、18KRG(ローズゴールド)×ブラウン文字盤、18KWG(ホワイトゴールド)×グレー文字盤の展開でした。今回ご紹介するのは、色味としても使いやすい18KWG(ホワイトゴールド)ケースのモデルです。ケースと同系色のグレー文字盤は落ち着きがあり、スーツにも似合いそうな色味ですね。

スケルトンバックのケースからは、ムーブメント「Cal.324 SC AIG.1」を覗くことが出来ます。しっかりとした18KWG(ホワイトゴールド)製のフォールディングバックルは、高級感と存在感がありますね。

軽いスレや小キズはあり、過去にポリッシングは入っていると思われますが、ケース・ベゼルはエッジも立っており、印象の良い時計です。

保証書の日付は2008年5月で、冊子類もしっかり揃っており、付属品の状態も良く完備しております。今後のことを考えると、このような点も重要だと思います。

気になる販売価格ですが、7,777,000円(税込)

こちらも、年式、状態、プライスのバランスがとれた1本で、お探しの方にはオススメの時計です。

まとめ

以上。いかがでしょうか。

ここのところコミット銀座では、【パテックフィリップ】のなかでも注目を集める「ノーチラス」や「アクアノート」の入荷が続いております。価格は以前と比べると高騰しているイメージですが、少しでもリーズナブルにお求め出来るよう常に考え、引き続き魅力的な時計をご紹介出来るように頑張っていきます。

緊急事態宣言下で、なかなか外出もしづらい状況ではございますが、お電話でも、メールでも、LINEでも、お気軽にご連絡ください。

では、また!

阿部泰治のパテック論