みなさんこんにちは。

気付けば8月も今週で終わりですね。週末は少し天気も崩れ、気温も若干下がりましたが、いかがお過ごしでしたでしょうか。来週には9月となり2020年も残り4カ月。本当にあっという間ですね。私も悔いの残らないよう1年間しっかりとお客様の為に時計の有益な情報を届け続けねばと、改めて気を引き締めて参ります。

さて、今回は以前のブログでも書きましたWネームについて「Tiffany&Co.」に特化して少し書いてみたいと思います。

Wネームのモデルと聞くと、誰しもが心躍るような高揚感を覚えると思います。ましてや【 パテックフィリップ 】のモデルで、自分が欲しい(はめたい)と思う時計が「Tiffany&Co.」とのWネームだったら、、、想像するだけでその高揚感と、差別化された優越感に思わず垂涎してしいそうですよね!?(笑)

今日はそんな高揚感と優越感にどっぷりと惹かれるような記事にしていきますので、是非最後までお付き合いいただければと思います。

【 パテックフィリップ 】と「Tiffany&Co.」の関係性

「Tiffany&Co.」と言えば、アメリカで創業され銀(シルバー)製品が有名なブランドとしての認知が高いのではないかと思います。

そんな「Tiffany&Co.」【 パテックフィリップ 】の歴史はとても深く、1851年から現在にいたるまで【 パテックフィリップ 】の時計を「Tiffany&Co.」のブティック(店舗)で取り扱い、販売しております。

みなさんもご存知の「ノーチラス」「アクアノート」をはじめ「カラトラバ 」や「ゴンドーロ」「アニュアルカレンダー」「パーペチュアルカレンダー」など数々の名モデルが米国内の限られた「Tiffany&Co.」ブティックで販売されており、そのすべての時計の文字盤上に“Tiffany&Co.”と入っているんです。

通常のモデルと比べると、Wネームのモデルのほうが価格設定は高くなっており、人気モデルや希少モデルとのWネームは驚くほどの価格で取引が行われています。

人気モデルのWネーム

今でこそ超人気モデルとして価格も高騰している「ノーチラス」や「アクアノート」のWネームも数多く見てきました。コミット銀座でもSS(ステンレススチール)モデルで人気の「Ref.5167A/1A」や「Ref.5167A」の販売実績がございます。

Ref.5167A Tiffany

今思うと自分でゲットしておくべきだった!!と若干後悔もしつつ、そこはお客様が喜んで買っていただいておりますので、良しとしたいと思います(笑)

その他にも話すとキリがないのですが「ノーチラス」のSS(ステンレススチール)ケースの超人気モデル「Ref.5711 /1A」(且つ未使用品)のWネーム「Tiffany&Co.」は、数年前では驚きの250万円前後で取引されていました。

*参照:PHILLIPS

また、当時は老舗質店で18KWG(ホワイトゴールド)ケースの「3711/1G」も350万円前後、、、

*参照:sotheby’s

今となっては、通常モデル(SSモデル)でも1000万円超えは当たり前ですので、18KWG(ホワイトゴールド)仕様はいったい幾らの価値があるの!?って感じですね。

希少モデル×「Tiffany&Co.」 ケースサイド刻印

また変わり種としては、2000年に復活を遂げたワールドタイム「Ref.5110」の18KYG(イエローゴールド)仕様とPT(プラチナ)ケース仕様。アクアノート「Ref.5066」。

どちらもケースサイドに「Tiffany&Co.」の文字がイングレービングされていて、非常に希少なモデルとされています。当時もですが、今となっては考えられないくらい”レア”な仕様ですね。

150周年限定モデル

2001年には「Tiffany&Co.」とのパートナーシップ150周年を祝い「T150 Ref.5150」をハンターケースにアニュアルカレンダーを搭載し発表いたしました。

*T150 Ref5150G 参照:CHRISTIES

こちらはWネームというところではおさまらず、モデル自体が「Tiffany&Co.」のために作られたものです。このモデルも一時期は売られているのを見かけることもありましたが、今はほとんど見なくなりましたね。

2008年 「Tiffany&Co.」ニューヨーク旗艦店に【 パテックフィリップ 】サロン誕生

2008年には、ニューヨーク5番街にあるTiffany&Co.」の旗艦店の中に米国内初の【 パテックフィリップ 】サロンがオープンしました。そして5年後の2013年には、5周年を記念してアニュアルカレンダー「Ref.5396G」の「Tiffany&Co.」特別仕様が100本限定で発表されています。

黒文字盤にブレゲ数字のインデックス、夜光入りのリーフハンド。そして極めつけに6時位置のムーンフェイズ上に「Tiffany&Co.」の文字が入っております。また、ケースバックには“Patek Philippe ・A Shared Vision ・ 2008-2013 ・Tiffany & Co” と5周年の限定モデルにふさわしいイングレービングがされております。なかなか市場で見ることも少なく、現在では1,500万円くらいの市場価値はあると思います。

新着紹介

最後に新着モデルのご紹介をしたいと思います。

ローズ(サーモンピンク)の文字盤が美しい、ゴンドーロ「Ref.5124G-001」のWネームです。

6時位置のスモールセコンド上にWネームと見て分かる「Tiffany&Co.」の文字が入り、保証書には「Tiffany&Co.」のニューヨークサロンで販売されたスタンプが押されております。

Wネームであることがもちろんオススメではありますが、こちらの時計には【 パテックフィリップ 】純正のフォールディングバックルが付いた仕様となっており、ダブルでオススメの時計です。

商品はこちら⇒⇒⇒≪ 希少モデル PATEK×Tiffany ゴンドーロ ≫

まとめ

今回は「Tiffany&Co.」とのWネームにフォーカスして話をしましたがいかがでしたでしょうか。やはりどのモデルを見ても「カッコいいな」のひと言に尽きてしまいますかね。(笑)

なかなか市場では見つけることも出来ないモデルたちではありますが、見つけた時は是非とも試着・購入検討をして頂ければと思います。

また、コミット銀座でも取り扱ったことが無いモデルも多数ございますので、是非ともお持ちの方はご自慢だけでもしに来ていただければと思います。(笑)

阿部泰治のパテック論