みなさん、こんばんは。

 

 

一時期の茹だるような暑さと比べると、朝晩はだいぶ過ごしやすくなりましたね。台風やゲリラ豪雨などの一抹の不安要素もあるものの、基本的にはお出かけ日和の日が続くと思いますので、ぜひ当店へも足を運んでいただければ幸いでございます。

さて本日は、2022年秋の新作として発表された『ノーチラス』「Ref.5811/1G-001」が久しぶりの入荷となりましたので、そちらをご紹介したいと思います。ここのところ、特に市場での流通個体が少なく感じますので要注目です!ぜひ最後までご覧ください!!

 

 

「Ref.5811/1G-001」
『ノーチラス』18KWG

 

SS(ステンレススチール)ケースの『ノーチラス』「Ref.5711」の意匠を受け継ぎ、18KWG(ホワイトゴールド)を使用した41mmケースにブルーソレイユ文字盤を配して、2022年秋に発表された新型『ノーチラス』「Ref.5811/1G-001」。

【パテックフィリップ】と【ティファニー】のWネームで登場した「Ref.5711/1A-018」の発表を最後に、幕を閉じたかと思われた『ノーチラス』でしたが、翌年に何の前触れもなく突如として登場し、腕時計愛好家たちが歓喜したことは、記憶に新しいかと思います。

 

 

ケース径は「Ref.5711」シリーズの40mmから41mmへとサイズアップしましたが、元祖『ノーチラス』である初代「Ref.3700」に採用されていた、2ピース構造に原点回帰していることもあり、ケース厚は8.3mmから8.2mmへとサイズダウンしております。ただ、原点回帰と言いつつも、リューズがねじ込み式へアップデートされるなど、現在の【パテックフィリップ】の技術力をしっかり盛り込んだ仕上がりとなっています。

 

 

「Ref.5711」を始めとする『ノーチラス』に数多く採用されていたブルー文字盤ですが、どこかクラシックな雰囲気を漂わせる色味が多い印象でした。しかしながら「Ref.5811/1G-001」の文字盤を見てみると、従来より色鮮やかで、光の当たり具合や見る角度によって見え方が異なる等、非常に美しい色味となっています。

 

 

重量は「Ref.5711/1A」が約120gと、比較的軽量であったのに対して、素材に18KWG(ホワイトゴールド)を採用したことで、約210gと倍近くの重さになっています。腕に載せた時に多少の重さを感じますが、着用感に関してはさほど変わりなく、むしろ着用時の高級感や重厚感がグッと増しています。

 

 

スケルトンバックから鑑賞いただけるムーブメントは、2019年以降に製造され、「Ref.5711」にも搭載されていた「Cal.26-330 S C」。ハック機能(秒針ストップ)が付き、日付変更の禁止時間帯が無くなりました。『ノーチラス』にハック機能が付いて実用性が上がったことで、より欲しいと思った方も少なくないのではないでしょうか。

 

 

ブレスレットにも新機能が採用され、バックルの付け根部分の両サイドを容易に2mmずつ延ばすことが可能となりました。従来の『ノーチラス』ではサイズの微調整が出来なかったため、追加で1.5コマ幅のコマを入手する必要がありましたが、それが不要になったのは嬉しいポイントですね。たかがコマと思いがちですが、18KWG(ホワイトゴールド)仕様のコマともなると費用もそれなりに掛かりますからね。

 

 

シールが剥がされており(バックル部分に一部シール残りあり)、コマ調整済みの未使用品でございます。ちなみに保証書日付は2024年ということで、メーカー保証期間がほぼ5年残っています。(※2024年5月1日以降の販売個体から、メーカーでの保証期間が2年から5年に延長されています。

 

気になる販売価格は、、、

と言いたかったのですが、本記事公開直前に多数のお問い合わせをいただき、販売が終了してしまいました。本当に申し訳ございません!!

 

商品詳細をご覧になりたい方はこちら

 

市場での出回りも少なく販売価格も抑えられていましたので、お探しの方には非常にオススメの個体でありましたが、やはり入手困難なモデルということもあり、探されている方が多くいらっしゃいました。次回の入荷は未定ではありますが、次なる個体の入荷に努めて参りますので、首を長くしてお待ちください!!

最後になりましたが、残念ながら「Ref.5811/1G-001」は即販売へと至ってしまい心苦しいところでもありますので、現在当店で在庫している高年式、かつポリッシュ無しに近い美中古品で、付属品完品のオススメ『ノーチラス』を2本簡単にご紹介したいと思います!

 

 

「Ref.5712/1A-001」
『ノーチラス プチコンプリケーション』SS

 

プチコンプリケーション搭載の人気モデル「Ref.5712/1A-001」。

こちらは保証書日付が2021年9月と、比較的高年式のオススメ個体です。為替変動の影響もあってか、一時期の相場観と比べると100万円ほど安い印象です。

 

気になる販売価格は、15,950,000円(税込)

 

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 そして、もう一本は、、、

 

 

「Ref.5711/1A-011」
『ノーチラス』SS

 

爽やか、かつポップな印象のホワイト文字盤を搭載した「Ref.5711/1A-011」。

こちらも保証書日付が2017年6月と、比較的高年式の個体でシリアルタグも付属しているなど優れた一本。ちなみにホワイト文字盤を搭載した『ノーチラス』は為替による影響を受ける前から、全体的に相場が上がっている印象ですので、狙っていた方はお早目にお問合せいただくことをオススメいたします。

 

気になる販売価格は、14,520,000円(税込)

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

正規店はもちろんのこと、二次流通市場においても入手困難な状況が続いている『ノーチラス』。皆さまからの声をお伺いしていると、高い需要に対して供給数が極端に少なくなっていますので、今回ご紹介の「Ref.5811/1G-001」を筆頭に今後もじわじわと価格上昇していくことが予想されます。購入したいとお考えの方は、ぜひ一度私宛にご連絡いただければと思います。お客様に合ったモデルをご提案させていただきます!

さて、気が付けばもう9月になっていますが、次にふと気が付いた時には年末を迎えている気がします。(笑)そのくらい必死にお客様に喜んでいただけることだけを考え、日々努力して参りたいと思います!これからも魅力的なモデルを適正価格にてご用意していきますので、お楽しみに!!

では、また!

阿部泰治のパテック論