不動の人気を誇る【ロレックス】
高級腕時計をあまり知らない人から玄人まで、幅広い層にその知名度を誇る
「キング オブ ロレックス」と称されるブランドです。
そんな【ロレックス】は、ファッションにおいてどのようなイメージか?
王道、安定感、ステータス、高級ブランド、、、
もちろん全て当てはまりますが、【ロレックス】は実用性を重要視して作られた腕時計。スタイルや用途に合わせてそのラインアップは多岐に渡り、多くのファッショニスタが【ロレックス】をコーディネートに取り入れて楽しんでおります。
しかし、一方で高級腕時計ビギナーの中には、「とりあえず【ロレックス】を着けていれば、安心」という方も多く、実際どんなモデルを選んで良いのかわからない方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、【ロレックス】ビギナーに向けて、選び方の基礎となる「種類」と「カテゴリー」についてご紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。
【ロレックス】の種類
1905年に誕生した【ロレックス】。その歴史は100年以上にわたり、時を経て数々の名作が生み出されてきました。まずは、誕生年から【ロレックス】のラインアップを見ていきます。
【ロレックス】 モデル別誕生年
1926年:オイスターパーペチュアル
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1928年:チェリーニプリンス
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1940年年代:エアキング
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1945年:デイトジャスト
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1953年:エクスプローラー・サブマリーナー
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1955年:GMTマスター
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1956年:ミルガウス・デイデイト・サンダーバード
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1963年:コスモグラフ デイトナ
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1967年:シードゥエラー
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1971年:エクスプローラーⅡ
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1978年:シードゥエラー4000
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1982年:GMTマスターⅡ
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1992年:ヨットマスター
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2004年:ターノグラフ
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2007年:ヨットマスターⅡ
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2008年:ディープシー
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2012年:スカイドゥエラー
現代でも【ロレックス】の基幹モデルとして高い人気を誇る『デイトナ』や『エクスプローラー』『サブマリーナー』などは50年以上も前から誕生していますね。そして今なおモデルチェンジを繰り返し、進化を続けている事が、人気の理由の一つということがわかります。
歴史を知るからこそブランドの見えない価値が分かり、歴史を知った上でモノを見ることで見え方が変わってきます。モノを選ぶ上で歴史を知ることも大事なことではないでしょうか。
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【ロレックス】のカテゴリー
続いてモデル毎の「カテゴリー」をご紹介します。【ロレックス】では《スポーツウォッチ》《ドレスウォッチ》《ドレスポウォッチ》の3つに区分されます。それでは早速見ていきましょう。
1.《スポーツウォッチ》
広義にはスポーツ時に装着する想定、あるいはスポーツテイストを色こく反映した時計のことを指しますが、高級時計ブランドにおいては後者の意味合いが強く、加えて耐久性や防水性など、プロフェッショナル仕様のハイスペックを備えているのが特徴です。カジュアルなスタイルはもちろん、昨今のビジカジスタイルにも合う汎用性抜群のモデルと言えます。
【ロレックス】における《スポーツウォッチ》
■エクスプローラーⅠ&Ⅱ
■サブマリーナー(デイト&ノンデイト)
■GMTマスターⅠ&Ⅱ
■コスモグラフ デイトナ
■ミルガウス
■ヨットマスター&ヨットマスターⅡ
■シードゥエラー・シードゥエラー4000・ディープシー
【ロレックス】における《スポーツウォッチ》は通称”スポロレ”と呼ばれ、人気モデルが数多く存在するカテゴリーです。その中で、更にシーン別*「海」「陸」「空」の3つに区分されています。サーフィン、ダイビング、登山、バイク、車、旅など、趣味のライフスタイルに合わせて着用できるのも【ロレックス】の醍醐味の一つです。
シーン別カテゴリー:海
『サブマリーナー』
【ロレックス】の《スポーツウォッチ》の中で圧倒的に高い人気を誇る『サブマリーナー』。現代のダイバーズウォッチの礎を築いたモデルでもあります。【ロレックス】の中でも歴史あるモデルだけあって、ヴィンテージ市場でも高い人気を誇るモデルが多数存在しています。スーツからカジュアルまで、汎用性の高さはダイバーズウォッチの中でもズバ抜けています。
『シードゥエラー・ディープシー』
『サブマリーナー』の上位モデルである『シードゥエラー』。防水性能は『サブマリーナー』が300mに対して、『シードゥエラー』のコンプリケーションモデルである『ディープシー』においては驚異の3900mを誇ります。このカテゴリーの中では最も高いスペックを備えており、マリン系スポーツスタイルはもちろん、アウトドアスタイルまでアクティブなファッションスタイルの方におすすめです。
『ヨットマスター・ヨットマスターⅡ』
セーリングやマリンスポーツを愉しむセレブリティ向けに作られたラグジュアリーモデル『ヨットマスター』。スポーツテイストとエレガンスを融合したデザインは、大人の余裕を感じさせる高級感漂うモデルです。ビーチやリゾートスタイルはもちろん合いますが、デニムスタイルなどカジュアルな装いにも格上げアイテムとしておすすめです。
シーン別カテゴリー:陸
【エクスプローラーⅠ&Ⅱ】
入門ウォッチとしても人気の『エクスプローラー』は、普遍的で完成されたデザインで、まさにタイムピースと呼ぶに相応しいモデルです。汎用性は言わずもがな、1本持っていると心強いパートナーになること請け合いです。『エクスプローラーⅡ』は上位機種となりますが、どちらも高い人気を誇ります。スポーツモデルでありながらビジネスシーンにおいても活躍するモデルです。
『コスモグラフ デイトナ』
【ロレックス】人気ナンバーワンと言っても過言ではないモデル『コスモグラフ デイトナ』。1963年に誕生し、プロのカーレーサーのニーズに応えるよう設計されたモデルです。『コスモグラフ デイトナ』は、【ロレックス】唯一のクロノグラフを搭載し、スポーツテイスト溢れるモデルとして国内外問わず愛されています。
『ミルガウス』
高い耐磁性を誇る『ミルガウス』。イナズマ針やブルーサファイアクリスタルなど、『ミルガウス』にしか採用されてされないデザインや素材が特徴です。モデルの特性から考えると、その耐磁性から、IT系やエンジニアの職種向けのように感じますが、現代のビジネスマンにとってPCは必需品。働く人にとって強い味方のモデルと言えます。
シーン別カテゴリー:空
『GMTマスターⅠ&Ⅱ』
短針を単独で操作することが可能なムーブメントを搭載し、3カ国の時間を把握できる機能を持つ『GMTマスター』。3パターンのベゼルカラーは黒ベゼルの他に、赤青ベゼルの”ペプシカラー”や”バットマン”と呼ばれる青黒ベゼルも展開します。発色の良いベゼルカラーは、ファッションアイコンとしても高い人気を博しています。
『エアキング』
パイロットウォッチとして必須である高い視認性、高い機能性が備えられており、ペットネームを持つモデルとして愛されている『エアキング』。当初はドレスウォッチとして誕生しましたが、2014年に一旦生産終了。その後2016年からスポーツテイストを色こく反映したコレクションとして復活しました。モデル名の通り『エアキング』がパイロットウォッチと言っても全く違和感はありませんね。
2.《ドレスウォッチ》
フォーマルシーンには欠かせない《ドレスウォッチ》。シンプル、且つ上品でラグジュアリーな印象を放つ【ロレックス】の《ドレスウォッチ》は、下記の4モデルが挙げられます。スーツスタイルはもちろん、ドレッシーな大人の魅力を演出するモデルが揃います。
【ロレックス】における《ドレスウォッチ》
■チェリーニ・プリンス
■デイトジャスト
■デイデイト
■スカイドゥエラー
『チェリー二・プリンス』
イタリア、ルネッサンス期の金細工士、ベンヴェヌート・チェッリーニの作品に感銘を受け制作された『チェリーニ コレクション』。クラシックとエレガンスが融合した【ロレックス】の《ドレスウォッチ》です。すでに生産終了となった「プリンス」はドクターウォッチとして名を馳せ、【ロレックス】初となるシースルーバック仕様で、ノンオイスターケースのレクタンギュラー仕様と、当時話題をさらったモデルです。
『デイトジャスト』
流行に左右されないデザインと機能を兼ね揃えた『デイトジャスト』。ダイヤル3時位置の小窓に日付表示する、初の自動巻防水クロノメーターとして誕生しました。そのミニマルなデザインから、シーンを選ばず幅広い層から愛される【ロレックス】の基幹モデルです。
『デイデイト』ゴールドやプラチナのレアマテリアルのみで展開される【ロレックス】の最上級モデル『デイデイト』。最大の特徴である12時位置の曜日表示やプレジデントブレスレットは、ハイエンドモデルならではの象徴とも言えるでしょう。そのエレガンスを極めたデザインは、【ロレックス】フリークから憧れのモデルとされています。
『スカイドゥエラー』
頻繁に旅行する人に向けたエレガントモデル『スカイドゥエラー』。アニュアルカレンダーとデュアルタイム表示が搭載されております。旅スタイルは機能面を重視したアウトドアスタイルがおすすめですね。そんなアウトドアスタイルに、旅気分を優雅に演出する時計といえば、このモデルがぴったりです。
3.《ドレスポウォッチ》
最後にご紹介するカテゴリーは、《ドレスウォッチ》と《スポーツウォッチ》両方のテイストを併せ持った《ドレスポウォッチ》です。両者いいとこ取りのモデルは、ファッションの観点においても”おいしい”モデルと言えるでしょう。遊びの効いたデザインに注目です。
【ロレックス】における《ドレスポウォッチ》
■ターノグラフ
■サンダーバード
*正式名称はデイトジャスト
『ターノグラフ(デイトジャスト)』
フルーテッドベゼルのような美しいカッティングに、5分刻みにアラビア数字とバーのプリントが施された『ターノグラフ』。ダイヤル6時位置の「TURN-O-GRAPH」、秒針、カレンダー表示の赤色がアクセントになり、スポーティーな印象も兼ね備えたモデルです。
『サンダーバード(デイトジャスト)』
回転式ベゼルを搭載した、特別仕様の『サンダーバード』。『デイトジャスト』の派生モデルという位置付けですが、アメリカ空軍のアクロバットチーム「サンダーバーズ」隊長、ドン・フェリス大佐の引退記念モデルとして特別発注されたことに由来します。
そのユニークな誕生エピソードになぞられて、現在でも『サンダーバード』の愛称で親しまれております。ベースの『デイトジャスト』に加えて、スポーツウォッチに採用される回転ベゼルが備えられ、スポーティーなニュアンスが含まれているため、ドレスでもないスポーツでもない《ドレスポウォッチ》と呼ばれています。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか?
【ロレックス】を着ける上では、是非とも3つの「カテゴリー」を意識してみて下さい。
《スポーツウォッチ》
《ドレスウォッチ》
《ドレスポウォッチ》
そうすることで時計選びの基準が確立され、「自分の本当のスタイル」が誕生し、ファッションとして楽しむことに一役買ってくれるでしょう。そして、趣味やライフスタイルに合わせて着用することが、楽しい時計ライフを送る最大の秘訣です。
例えば、、、
<オンスタイル>
「ドレスウォッチ」×「ビジネススタイル」「ビジカジスタイル」
「スポーツウォッチ」×「ビジカジスタイル」
「ドレスポウォッチ」×「ビジネススタイル」「ビジカジスタイル」
<オフスタイル>
「ドレスウォッチ」×「モードスタイル」「ストリートスタイル」
「スポーツウォッチ」×「ミリタリースタイル」「アウトドアスタイル」
「ドレスポウォッチ」×「アメカジスタイル」「ワークスタイル」
etc..
【ロレックス】は豊富なラインアップから自由に選べて、実用性もあり、ファッション性も高い腕時計ですね。
今回も、この記事がご自身のお気に入りの一本を選ぶ際の一助となれば幸いです。
ではまた!