みなさん、こんにちは。

本日は、なかなか入荷自体が少ない【パテックフィリップ】のレディースモデルの入荷がありましたので、ご紹介をさせていただきます。

私が思うところといたしましては、男性と比べて【パテックフィリップ】の時計を女性が買われること自体少なく、ましてや売却される方も少ないのが要因では?と、どうでも良い推測をしております(笑)

今回は、入荷数が少ないレディースモデルの中でも人気の「Twenty-4」が、自動巻とクォーツで入荷しました。

「Twenty-4」コレクションは、1999年に角に丸みを帯びたレクタンギュラー型ケースで【パテックフィリップ】のコレクションとしては初となる、ダイヤモンドをSS(ステンレススティール)素材のケースにセッティングし、個性溢れる婦人用のタイムピースとして誕生しました。

「Ref.7300/1200A-010」TWENTY-4 SS

2018年の新作モデルとして、ケース形状を大きく変更し、自動巻ムーブメントを搭載させた、新コレクション「Twenty-4」

こちらは、ブラック・グラデーションのグレーソレイユ文字盤です。

私の中で「Twenty-4」というと、レクタングラー型のデザインしか思い浮かばなかったのですが、あえてがらっとイメージを変えたラウンドケースに自動巻ムーブメントを搭載してきたところは【パテックフィリップ】の本気度を感じました。ただそこは流石の【パテックフィリップ】 。160個のダイヤモンドをベゼルにセッティングし、レディースモデルならではの華やかさもしっかりと表現しております。

このモデルを実際に取り扱ったのは今回が初めてですが、どこかアクアノートのブレスレットモデルを彷彿させると思ったのは私だけでしょうか

サファイアクリスタルのケースバックからは自動巻ムーブメント「Cal.324 S C」の動きを見ることができます。非常に美しい眺めですね。

使用による細かなスレや多少の小キズはございますが、ポリッシュされていない、しっかりとした状態の時計です。付属品が完備している点も、高ポイントですね。

気になる当店での販売価格ですが、2,398,000円(税込)となっております。

国内正規販売価格が、3,201,000円(税込)ですので、探されている方がいらっしゃったらおすすめの1本です。

「Ref.4910/1200A-001」TWENTY-4 SS

昨年、2020年に新作として発表されたミディアムサイズ(25.1×30mm)の「Twenty-4」は、ブルー・ソレイユダイヤルとグレー・ソレイユダイヤルの2色展開で発表されました。

今回ご紹介する時計は、ブルー・ソレイユダイヤルです。

従来モデルとの変更点として、一番わかりやすいのは文字盤デザインです。従来モデルでは、植字のローマ数字とダイヤモンドインデックスの組み合わせでしたが、こちらのモデルではゴールド製のアラビア数字に、ゴールド製のトラペース(台形)インデックスの組み合わせになっています。時・分針、インデックスには夜光も入っており、夜間での視認性も良いです。

リューズは【パテックフィリップ】を象徴するカラトラバ十字を装飾し、こちらも従来モデルから変更された点です。そして、ケース両サイドには36個のダイヤモンドがセッティングされています。レディースモデルは、豪華な装飾もひとつの大きな魅力ですね。そしてそれがいやらしくなり過ぎないトータルバランスはさすがのひとことです。

フォールディングバックル部分には、まだ保護シールが残ったままです。ブレスレットの調整もされておらず、状態は新品と言えます。

保証書の日付も2021年と比較的直近ですので、状態も含めてオススメの時計です。もちろん、付属品も状態良く完備しております。

こちらも気になる販売価格ですが、1,298,000円(税込)となっております。

国内正規販売価格が、1,694,000円(税込)ですので、新品でのご購入をお考えの方がいらっしゃいましたら、とてもお得であると思います。

まとめ

今回は珍しくレディースモデルのご紹介でしたが、いかがでしたでしょうか。

高級時計そのもの然り、当店のお客様然り、男性比率が圧倒的に高いところではございますが、男性の皆様は、ご自身だけではなく【大切な方】への贈り物としてもお考えいただければと思います。

さて、いよいよ【パテックフィリップ】の新作発表が近づいてきております。

みなさん一番の注目は、どのようなノーチラスの新作モデルが発表されるかだとは思いますが、その他にも新作モデルは何なのか?また他にどのモデルが廃盤になってしまうのか?などなど、この時期は楽しみが沢山ございます。

二次流通市場(中古市場)も含めまして【パテックフィリップ】の動きが以前にも増して活発な今日この頃です。しっかりと良い情報を今後もお届けできるように、日々精進して参りますので、今後ともコラムをお楽しみに。また、当店にもお気軽に遊びにいらして下さい。

では、また!

阿部泰治のパテック論