高級腕時計をお持ちの方もそうでない方も、誰もが一度は「どのモデルが人気なんだろう?」と考えたことがあるかと思います。「人気の王道モデルが欲しい!」「人と被らないモデルが欲しい!」など、皆様それぞれの動機があるなか、実際にどれが人気なのか!?は、リアルタイムに情報を得なければなかなか手に入りません。

そこで今回は【オメガ】のモデルを対象に、コミット銀座(以下:当店)で直近1年間に取り扱った上位5本を公開いたします!是非とも一緒にランキングを想像しながら、楽しんでご覧ください。

第5位
『スピードマスター 東京2020』「Ref.522.30.42.30.03.001」

第5位には、2020年の東京五輪開催を記念して、2020本の限定モデルで登場した『スピードマスター 東京2020』「Ref.522.30.42.30.03.001」がランクイン。

サンブラッシュ仕上げが施されたブルー文字盤×同色のベゼル×18KWG(ホワイトゴールド)インデックスの組み合わせが、スポーティーながらも高級感のあるこちらは、ケースバックに東京五輪のシンボルマークが刻印された、限定品ならではの特別仕様となっています。ブルー以外にもオリンピックのシンボルマークになぞらえてイエロー、ブラック、グリーン、レッドと計5色ございますので、使い勝手を考慮してお好きなカラーを選ぶのも良し、またはコレクションとして全色集めてみるのも良しと、楽しみが詰まったモデルです。

第4位
『スピードマスター クロノグラフ CK2998』「Ref.311.32.40.30.02.001

第4位には、世界2998本限定として2018年に登場した『スピードマスター クロノグラフ CK2998』「Ref.311.32.40.30.02.001」がランクイン。

元はモータースポーツ用として1957年に発売されていた「Ref.2915」から始まり、その2年後の1959年に宇宙との関わりが深いモデルとして、初代『CK2998』が誕生しました。今回ご紹介のモデルは、そんな初代モデルをオマージュして誕生し、白と黒を基調とした文字盤に、差し色の赤いクロノグラフ針が映えるスポーティなデザインとなっています。39.7mmと程良いサイズ感のケースに、名作とも称される手巻きムーブメント「Cal.1861」を搭載し、カッコ良いデザイン性だけではなく、機能性にも優れた1本に仕上がっています。

第3位
『スピードマスター ’57 クロノグラフ 38.6MM』「Ref.311.10.39.30.01.001

第3位には、1957年に登場した『スピードマスター』ファーストモデルの復刻版として2017年に登場した、世界3,557本限定モデル『スピードマスター ’57 クロノグラフ 36.8MM』「Ref.311.10.39.30.01.001」がランクイン。

クラウンガードのない38.6mmのケースや、”ブラックトロピカルダイヤル”と称される経年変化したような文字盤、”ブロードアロー”の針などが特徴的なデザインのこちらは、ヴィンテージの風合いがうまく再現されたモデルです。ムーブメントには手巻き式「Cal.1861」が搭載され、裏蓋には高い防水性を象徴する”海獣シーホース”の刻印が刻まれております。【オメガ】のヴィンテージウォッチは高値で取引されていることも多い為、手にしたくてもなかなか難しいといった方は、”復刻版”となるこちらのモデルを選んでみてはいかがでしょうか。

第2位
『シーマスター 300 スペクター』「Ref.233.32.41.21.01.001

第2位には、映画”007″シリーズ史上初めて”ジェームズ・ボンド”が劇中で着用した、世界7,007本限定の軍用時計『シーマスター 300』「Ref.233.32.41.21.01.001」がランクイン。

リキッドメタル製のブラックセラミックベゼルは、軍特有の”12″を表記しない仕様で、裏蓋には限定本数を表すシリアルナンバーと”007″ロゴが刻印されています。センターセコンドは、先端が丸く”棒飴”のように見えることから名付けられた、通称”ロリポップ”仕様の針が搭載され、どこかヴィンテージの雰囲気を感じさせてくれますね。限定モデルならではの希少性の高さはもちろん、スタイリッシュなデザインでカジュアルスタイルに合わせやすい1本です。

第1位
『スピードマスター キャリバー321 クロノグラフ 39.7MM』「Ref.311.30.40.30.01.001

栄えある第1位は、名機「Cal.321」を搭載した復刻モデル『スピードマスター キャリバー321』「Ref.311.30.40.30.01.001」がランクイン。

1965年、米国初の宇宙遊泳時に”エド・ホワイト”が着用していたことで一躍有名となった、『スピードマスター』の3rdモデルを踏襲したデザインのこちらは、ホワイトエナメルのタキメータースケールや、ポリッシュ仕上げがされたブラックセラミック製ベゼル、ブラックダイヤルが特徴的な1本となっています。ちなみに、『スピードマスター』で「Cal.321」を搭載したモデルのうち、シースルーバックを採用した初のモデルでもあります。それほど多く二次流通市場に供給されていない印象ではありますが、高騰していた一時期に比べて相場が多少落ち着いていますので、狙っていた方は今がチャンスかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

数量限定モデルが多くランクインした結果となりましたが、そのほとんどが過去の意匠を踏襲しながら、機能・性能は現代に則したモノへとアップデートされたモデルとなっていました。それは、過去販売されていた【オメガ】の時計の完成度が高かったことを意味しており、今後も引き継がれていくのではないかと思います。そして、オリジナルに近づけば近づく程、人気が出る可能性も高く、希少性も高くなっていく。このことからも、今のうちに【オメガ】の時計に注目しておくと、良いかもしれませんね。

とにもかくにも、やはり高級腕時計は実物を見ることが一番です。是非ともお近くにいらした際には、コミット銀座へお立ち寄りください。

引き続き、皆さまに有意義な情報やサービスを提供できるよう、スタッフ一丸となって精進してまいります!

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