皆様こんにちは!

先週に引き続き、時計と革靴シリーズになります。今回も【高級時計メーカーを高級革靴メーカーに例えてみた】Part2ということでご案内させていただきます。

Part1では『世界3大時計』『高級革靴メーカー』で例えましたが、今回は『世界5大時計』と言われる【ブレゲ】、【A.ランゲ&​ゾーネ】。そして時計界でも常に中心となっている【ロレックス】を併せてご紹介していきたいと思います。

前回に引き続き、こちらはあくまで私の個人的な見解になりますので、皆様その点は暖かい目で見て頂ければ幸いです。

BREGUET【ブレゲ】

最初にご紹介するのは時計界の歴史を大きく前進させたBREGUET【ブレゲ】でございます。

『世界5大時計』の1つとして知られているBREGUET【ブレゲ】は、1775年に天才「アブラアン・ルイ・ブレゲ」によってパリで創業されました。

時計の歴史を200年早めたとも言われるBREGUET【ブレゲ】は、世界3大機構でもある

トゥールビヨン / ミニッツリピーター / パーペチュアルカレンダー

など様々な革新的技術を生み出し、他の時計メーカーに多大な影響を与えています。そして発明した技術は今でも多く継承されており、現代の時計機構の約70%を発明・改良したとも言われています。

また、装飾においても、ブレゲ針/ブレゲ数字/ギヨーシェ文字盤など、現代の高級時計では当たり前とされているモノを生み出したのも彼です。

現在はスウォッチグループの傘下となり、今尚その技術力の高さを証明しております。

そんなBREGUET【ブレゲ】を『高級革靴メーカー』に例えるなら

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Berluti【ベルルッティ】

1895年にパリにてアレッサンドロ・ベルルッティが創業した世界最高峰のレザーメーカー。

125年以上の歴史を持つBerluti【ベルルッティ】は、芸術的な美しさを持つシューズを作ることで有名であり、アンディー・ウォーホルやパブロ・ピカソといった世界有数のアーティストからも愛用されています。

そんなBerluti【ベルルッティ】の歴史において、革新的な礎を築いてきたのが4代目のオルガ・ベルルッティでしょう。彼女は現在のBerluti【ベルルッティ】にてアイデンティティにもなっている高級革の「ヴェネチアレザー」の開発や「ヴェネチアレザー」に施す特殊な染色技法である「パティーヌ」を完成させました。

これまでブラックやブラウンばかりであった紳士靴の世界に、グリーン・ブルー・イエロー・レッド・グレーなど、新たな色合いのシューズを「パティーヌ」によって生み出しました。

また、デザイン面でも現代の定番デザインとなった「ウォリアー」や「アンディ」、革新的デザインの「タトゥー」などを発表し、その実力を遺憾なく発揮しております。

オルガが残した

「靴を磨きなさい。そして、自分を磨きなさい」

という言葉には、靴への愛情や美学が込められており、私もこの言葉を知った当時は非常に感銘を受けたことを覚えております。

また、Berluti【ベルルッティ】は公式サイトでも「扉は開かれるためにある」と謳っている通り、幾多の変革を遂げながらも、新たな扉を見つけ絶えず進化し続けています。

そんな革新的且つ芸術的であるBerluti【ベルルッティ】と、時計界の革新的メーカーであり芸術性に秀でたBREGUET【ブレゲ】を連想させることは難しくないでしょう。花の都フランス パリにて創業した両社の今後の動向が楽しみで仕方ありませんね。

A.LANGE&SOHNE【A.ランゲ&​ゾーネ】

続いてはA.LANGE&SOHNE【A.ランゲ&​ゾーネ】のご紹介です。

1845年にフェルディナント・アドルフ・ランゲがザクセン王国の融資を受け、ドイツ東部のグラスヒュッテにA.ランゲ・ドレスデンを創業し、後に屋号をA.LANGE&SOHNE【A.ランゲ&​ゾーネ】に改めます。

順調に成長を続けていた【A.ランゲ&​ゾーネ】ですが、1948年に一度廃業します。その後1990年に復活を果たし、2000年にはリシュモングループに入るという壮絶な歴史を歩んでいるメーカーです。

【A.ランゲ&​ゾーネ】の特徴としては時計の「美しさ」という点が一番最初に挙げられるでしょう。時計好きを唸らせるムーブメントや、気品ある装飾を施したダイヤルなど、高貴なイメージを持つ【A.ランゲ&​ゾーネ】は、雲上時計とされる【パテックフィリップ】とも比較される程評価されています。

そんな【A.ランゲ&​ゾーネ】を『高級革靴メーカー』に例えるなら

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HEINRICH DINKELACKER【ハインリッヒ ディンケラッカー】

【A.ランゲ&​ゾーネ】と同じくドイツで創業したHEINRICH DINKELACKER【ハインリッヒ ディンケラッカー】

1879年の創業以来130年以上、靴1足1足を30名程のマイスターが約300の工程をオールハンドメイドで作り上げる拘り。そのため年間生産足数は僅か8000足で、市場での出回りも他のメーカーと比べると多くありません。

不変的な価値と比類なき作りを有し、

『前進する1m毎に心からの享楽を提供する』

というマインドを持ち続け、今も靴作りに込めています。

質実剛健、気品あふれるモノづくりで「靴のロールスロイス」とも言われているHEINRICH DINKELACKER【ハインリッヒ ディンケラッカー】は、まさに【A.ランゲ&​ゾーネ】を想起させる『高級革靴メーカー』であると言えます。

ROLEX【ロレックス】

時計界でも比類なき存在として君臨しているROLEX【ロレックス】

こちらは幾度となくコラムやYouTubeでご案内しているので、説明は不要かと思います(笑)

知名度・デザイン性・資産性などすべてにおいてトップクラスのROLEX【ロレックス】は、今後も時計業界の中心となることは明白でございます。

そんなROLEX【ロレックス】を『高級革靴メーカー』に例えるなら

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ALDEN【オールデン】

革靴界のROLEX【ロレックス】と言えば、間違いなくALDEN【オールデン】一択でしょう。

ALDEN【オールデン】は1884年、マサチューセッツ州ミドルボロウに、チャールズ・H・オールデンによって設立されました。

極めて上質な素材を用いたトラディショナルなグッドイヤーウェルテッド靴の生産。そして足に問題を抱えた人も快適に履くことのできる医療用矯正靴の開拓。より快適で履き心地のよい靴を製作しています。

また、ALDEN【オールデン】と言えば『コードバン』を連想される方は少なくないはず。

「革のダイヤモンド」とまで呼ばれている『コードバン』は、馬1頭の臀部から僅かな量しか採取することができません。その希少性の高さと鏡のような美しさゆえ、非常に人気のある素材として認知されています。ALDEN【オールデン】が採用する、米ホーウィン社製『コードバン』のしっとりと底光りする輝きと質感は、誰もが魅了される素材です。

数々の名作モデルを生み出し、現在も普遍的な存在として、世間からは認知されているALDEN【オールデン】は、ROLEX【ロレックス】同様に革靴業界の中心的存在であり、人気・知名度・実用性などトップレベルにあるメーカーでございます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

Part1に引き続き、たくさんの素敵な『高級革靴メーカー』のご紹介をさせていただきました。前回同様に今回選ばせていただいた『高級革靴メーカー』はあくまで私の独断と偏見によるものなので、その点はご了承ください。

今回の内容を見ていただき、

「時計好きの方が革靴好きに」

「革靴好きの方が時計好きに」

なっていただければ幸いでございます。

今後に関してはYouTubeでの反応が良ければ継続してやらせていただきたい企画ですので、皆さま動画配信の際にはぜひ高評価をお願いいたします(笑)

ではまた!

コミットtv 八木コラム