みなさま、こんばんは!
つい先日まで行なわれていた時計業界最大の新作見本市『Watches and Wonders Geneva 2024』。今年も様々な新作が登場し、大いに賑わいを見せておりました。そんな見本市の前に時計好き、そしてサッカー好きなら反応せざるを得ないモデルが登場しました!!
*出典元:チューダー公式Instagram
『ブラックベイ クロノ ピンク』
「Ref.79360N-0019」
一番の特徴は、なんと言ってもピンクのカラーリング。これは、新たなアンバサダーである【インテル・マイアミCF】のユニフォームカラーで、彼らのスピリッツを表現したとされています。
*出典元:チューダー公式HP
なおこちらは通常のモデルとは違い、少量生産の予定だとか。そのカジュアルなデザイン性と言い、希少性の高さと言い、人気出そうな雰囲気が漂っていますね。今回はこの限定モデルを詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで楽しんでご覧ください。
『ブラックベイ クロノ ピンク』の概要
*出典元:チューダー公式HP
ケース素材 : 316Lステンレススチール
ケース径 : 41mm
ムーブメント : Cal.MT5813
パワーリザーブ : 70時間
搭載機構 : 時・分・秒表示、クロノグラフ、日付表示
防水性能 : 200m
税込価格 : 792,000円
新作『ブラックベイ クロノ ピンク』の特徴
①ピンクカラーのダイヤル
*出典元:チューダー公式Instagram
新作モデルの一番の特徴は、やはりこの愛らしいピンクの文字盤。現行モデルでは、ブラックやホワイト、シャンパンゴールドなどの文字盤がラインアップされており、それらと比較すると、もはや異色とも言える今回の新作ですが、これは、”デイヴィッド・ベッカム”が共同オーナーを務める”インテル・マイアミCF”のチームカラーを採用したことによるもの。ベッカムと言えば、2017年から同ブランドのアンバサダーも務めており、関係値が深いことでも知られています。ちなみに現在は、世界最高の選手とも呼ばれていたリオネル・メッシ選手や、過去に同じチームで一緒にプレーしていたスアレス選手、ブスケツ選手などのメンバーが”インテル・マイアミCF”に終結してきており、MLS(メジャーリーグサッカー)を大いに盛り上げています。
*出典元:チューダー公式Instagram
また、【チューダー】のアンバサダーの一人、台湾のミュージシャン”周 杰倫(ジェイ・チョウ)”も、こちらのモデルを身に着けており、そのカットが公開されています。ピンクと言っても明るすぎず、落ち着いた印象のこのカラーリングは、大人の男性でも着けやすい魅力的な一本に仕上げられています。
②サッカーの試合時間を意識したクロノグラフ
*出典元:チューダー公式HP
今作は、3時位置に45分積算計と9時位置にスモールセコンドを備えた、ツーカウンター仕様。チームカラーの”ピンク”を全面に押し出すためにも、あえてこの仕様にしたのかもしれません。また、サッカーの試合時間と同じ45分の積算計を用いている点も、ファンの心をくすぐりますね。
③自社製クロノグラフムーブメント「Cal.MT5813」を搭載
*出典元:チューダー公式HP
搭載ムーブメント「Cal.MT5813」は、【ブライトリング】の「Cal.01」をベースに、【チューダー】が開発した高精度調速機構を組み込んだ仕様となっています。ケーシングされていない状態で、平均日差がー2秒から+4秒という高精度を実現。スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の認定ももちろん取得しています。
また、耐磁性シリコンバランススプリングを備えていることで磁気に強く、パワーリザーブも約70時間と、実用性も抜群です。
④【チューダー】ダイバーズを象徴するスノーフレーク針
*出典元:チューダー公式HP
随所に【チューダー】らしいデザインが施されているのも見逃せません。同ブランドのダイバーズウォッチを象徴するスノーフレーク針をはじめ、プッシャーのデザインや、45分カウンターと6時位置のデイト表記を備えたダイヤルは、初期の【チューダー】クロノグラフから着想を得ています。
カラーリングだけで見れば”異色”な存在ではありますが、デザインはクラシカルなものを採用しており、【チューダー】らしいスタイルを貫いていることがわかります。
➄5連ブレスレットと独自のクラスプ
*出典元:チューダー公式HP
ツーカウンターにタキメーターベゼルと、スポーツライクな見た目ながらも、ベルトは5連ブレスレットを採用するなど、ドレッシーな側面も持つ本作。
*出典元:チューダー公式HP
バックルには、工具無しで8mmの長さを5段階で調整できる【チューダー】独自の”T-fit”アジャスティングシステム付きクラスプが採用されているため、より快適な装着感を味わうことが出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一見異色にも思える”ピンク”を採用した本作ですが、詳細を見てみると『ブラックベイ クロノ』の特徴を存分に活かしながら、オリジナリティ豊かな仕上がりとなっているのがわかります。ムーブメントやバックル等の実用的な作りも魅力的で、更には少量生産ということもあり、人気も高まりそうな予感がします。市場に出回った時にどのような動きとなるのか要注目です!
今回も本コラムを見て下さったことで、一人でも多くの方が高級腕時計に興味を持ってくだされば幸いです!
ではまた!