*出典元:https://www.imdb.com/
映画やテレビなどで活躍する俳優の腕時計にフォーカスする「Actor’s Watch」。
第169弾の今回は、デイブ・バウティスタの愛用時計をご紹介して参ります。
2005年にWWEの世界ヘビー級王座にも輝いたトップレスラーのバウティスタ。2010年頃から、その鍛え上げられた肉体を武器にハリウッドにも殴り込みをかけていた彼は、マーベルの大ヒットシリーズ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)の主要キャラ、ドラックス役に大抜擢。以来『007 スペクター』(2015)、『ブレードランナー2049』(2017)などといった大作への出演が続く彼は、いまやハリウッドには欠かせない筋肉俳優のひとりになっています。
今回の「Actor’s Watch」は、そんなデイブ・バウティスタの腕時計コレクションをご紹介して参りましょう。
ロレックス
ヨットマスターⅡ クロノグラフ【Ref.116680】
*出典元:https:/bossluxurywatch.vn/
元ジェームズ・ボンド俳優、ダニエル・クレイグが変わり者の名探偵を演じるミステリー『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』(2022)。金持ちのインフルエンサー役を演じたデイブ・バウティスタが、本作のプレミアで着用していた腕時計は、ロレックス ヨットマスターⅡ クロノグラフ(Ref.116680)と思われます。
彼は元プロレスラーだけあってご覧の通りの超ド級マッチョですから、40mm前後の腕時計を着けてもレディースサイズのように見えてしまいます。彼がロレックスを着用するなら、ケース径が最も大きい、44mmサイズのヨットマスターⅡ クロノグラフが最もフィットする一本であることは間違いないでしょう。
パネライ
ルミノール クロノグラフ デイライト【Ref.PAM00251】
*出典元:https:/www.bobswatches.com/
デイブ・バウティスタの出世作となった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)。その続編である『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)の公開に合わせ、東京で行われた記者会見に登場した彼が着用していたのは、パネライ ルミノール クロノグラフ デイライト(Ref.PAM00251)でした。
こちらは、パネライの定番モデル「ルミノール」にクロノグラフとタキメーターを搭載した、ケース径44mmの「デカ厚」ウォッチ。モデル名には、シルヴェスター・スタローンが劇中でパネライの腕時計を着用したことで有名になったアクション映画、『デイライト』(1996)への感謝と敬意が込められています。数あるパネライの中から、デイブ・バウティスタがこのモデルを選んだのは、もしかしたら先輩マッチョ俳優、シルヴェスター・スタローンに対するリスペクトなのかもしれません。
ルミノール マリーナ【Ref.PAM00140】
*出典元:https:/timeandtidewatches.com/
2020年3月に放送されたアメリカの映画情報番組『The IMDb Show』にゲスト出演したデイブ・バウティスタ。生い立ちやキャリアについて語る彼が着けていた腕時計は、パネライ ルミノール マリーナ(Ref.PAM00140)と思われます。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)への出演が決まる前はほぼ破産状態で、家や身の回りのモノを売り払って生計を立てていたと語る彼ですが、その後、俳優として大きな成功を収め、お気に入りであるパネライの、しかもラグジュアリーな金無垢モデルを再び身に着けられるまでになったことは、ファンとして実に嬉しい限りです。
オメガ
シーマスター300 スペクター【Ref.233.32.41.21.01.001】
*出典元:https:/bossluxurywatch.vn/
ジェームズ・ボンドを追い詰める寡黙な怪力男、ミスター・ヒンクス役として出演した『007 スペクター』(2015)の記者会見に臨んだデイヴ・バウティスタ。そのぶっとい腕に着けられているのは、オメガ シーマスター300 スペクター(Ref.233.32.41.21.01.001)です。
おそらくオメガのスポンサードによる着用だと思いますが、ケース径が41mmあってもご覧の通り。まるでレディースか子供用の腕時計を着用しているように見えてしまいます。これを見ると、彼が日頃からケース径の大きい腕時計ばかりを愛用している理由がわかるというものです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
はやりマッチョ俳優には、ケース径が大きいヨットマスターⅡ クロノグラフやパネライがよく似合います。これを「選択肢が少ない」と言うべきか「デカ厚時計が良く似合う」と言うべきかは本人次第だと思いますが、手首が細めで大ぶりの時計が全く似合わない私からすれば、実にうらやましい限りです。
*出典元:https://nextbestpicture.com/
近年はアクション映画だけでなく、『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』(2022)といったミステリーや、『ノック 終末の訪問者』(2023)などのスリラーでも主要人物としてキャスティングされることが増えてきたデイブ・バウティスタ。腕っぷしだけが頼りの筋肉バカから、眼鏡が似合う知的マッチョまで、その存在感は唯一無二。
マ・ドンソクと並ぶ、今後が楽しみな「新世代マッチョ俳優」として、これからも動向をチェックしていきたいと思います。
ではまた!