本日は高級腕時計 パーツ紹介~”ムーブメント”バリエーション~オメガ 編をお送りいたします。

高級腕時計のムーブメントは、職人の手作業によって数百ものパーツを組み合わせて製作されており、シンプルなニ針のモノから永久カレンダー、トゥールビヨン等の超複雑機構まで、数多のバリエーションが存在しています。また、各機能を実現しているだけのモノでなく、芸術品と呼ぶに相応しい程の美しい仕上げが施されたモノが多くあり、その造形美に心打たれて購入を検討される方も少なくありません。

そこで複数回に渡り、各ブランドの主要ムーブメントを代表的なモデルと合わせてご紹介していきたいと思います。

今回は、”オメガ“に搭載されている主要ムーブメントをお届けいたします。是非とも最後までお楽しみください。

ムーブメントのご紹介

①Cal.321

Cal.321
スペック(仕様)
直径 27mm 厚さ 6.74mm
振動数 18,000振動 登場年 2019年
石数 17個 駆動方式 手巻
構成 3針+クロノグラフ パワーリザーブ 約55時間
“Cal.321″の特徴
レマニア社製「Cal.27 CHRO C12」を基に製作され、月面着陸時に着用していたとされる、手巻きムーブメント「Cal.321」の復刻。
オリジナル「Cal.321」を忠実に再現しつつ、香箱真を追加することにより、主ゼンマイの長さを伸ばし、パワーリザーブを約55時間に延長。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/omega/speedmaster-337988/

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/omega/speedmaster-calibre321-275605/

➁Cal.3861

Cal.3861
スペック(仕様)
直径 27mm 厚さ 6.87mm
振動数 21,600振動 登場年 2019年
石数 26個 駆動方式 手巻
構成 3針+クロノグラフ パワーリザーブ 約50時間
“Cal.3861″の特徴
手巻きムーブメント「Cal.1861」をMETAS認定のマスタークロノメーター仕様に変更。
コーアクシャル脱進機、シリコン製ひげゼンマイ(フリースプラングテンプ)を採用することにより、15,000ガウスの耐磁性の実現、メンテナンス周期の改善およびパワーリザーブを延長。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/omega/speedmaster-limited-edition-318366/

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/omega/speedmaster-moonwatch-professional-296523/

➂Cal.8800

Cal.8800
スペック(仕様)
直径 26mm 厚さ 4.6mm
振動数 25,200振動 登場年 2016年
石数 35個 駆動方式 自動巻
構成 3針+デイト パワーリザーブ 約55時間
“Cal.8800″の特徴
METAS認定のマスタークロノメーター仕様で、両方向巻き上げ式ローターを備えた自社製自動巻きムーブメント。
コーアクシャル脱進機、シリコン”Si14″製のフリースプラングテンプを採用することにより15,000ガウスの耐磁性の実現およびメンテナンス周期を改善。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/omega/seamaster-244590/

➃Cal.8900

Cal.8900
スペック(仕様)
直径 29mm 厚さ 5.5mm
振動数 25,200振動 登場年 2015年
石数 39個 駆動方式 自動巻
構成 3針+デイト パワーリザーブ 約60時間
“Cal.8900″の特徴
METAS認定のマスタークロノメーター仕様で、両方向巻き上げ式ローターを備えた自社製自動巻きムーブメント。
シリコン”Si14″製のフリースプラングテンプによって15,000ガウスの耐磁性を実現し、2重香箱を採用することで約60時間のパワーリザーブを確保。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/omega/sea-master-198278/

⑤Cal.9900

Cal.9900
スペック(仕様)
直径 32.5mm 厚さ 7.6mm
振動数 28,800振動 登場年 2016年
石数 54個 駆動方式 自動巻
構成 3針+クロノグラフ+デイト パワーリザーブ 約60時間
“Cal.9900″の特徴
METAS認定のマスタークロノメーター仕様で、コラムホイールとコーアクシャルエスケープメントを備えた自社製自動巻きムーブメント
・簡易に操作可能なタイムゾーンファンクションを採用し、シリコン”Si14″製のフリースプラングテンプによって15,000ガウスの耐磁性を実現、さらには2重香箱を採用することにより約60時間のパワーリザーブを確保。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/omega/sea-master-planet-ocean-260316/

⑥Cal.8806

Cal.8806
スペック(仕様)
直径 26.0mm 厚さ 4.6mm
振動数 25,200振動 登場年 -
石数 35個 駆動方式 自動巻
構成 3針 パワーリザーブ 約55時間
“Cal.8806″の特徴
METAS認定のマスタークロノメーター仕様で、両方向巻き上げ式ローターを備えた自社製自動巻きムーブメント。
シリコン”Si14″製のフリースプラングテンプを採用することにより、15,000ガウスの耐磁性の実現、メンテナンス周期を改善
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/omega/seamaster-diver-300m-325637/

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/omega/railmaster-1957-trilogy-251701/

⑦Cal.9906

Cal.9906
スペック(仕様)
直径 32.5mm 厚さ 6.4mm
振動数 28,800振動 登場年 -
石数 44個 駆動方式 手巻
構成 2針+クロノグラフ+デイト パワーリザーブ 約60時間
“Cal.9906″の特徴
コラムホイール機構、コーアクシャルエスケープメント搭載の自社製手巻きムーブメント。
シリコン製ヒゲゼンマイによって15,000ガウスの耐磁性を実現し、直列配置の2つの香箱を備えたことで、約60時間のパワーリザーブを確保。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/omega/speedmaster-217408/

⑧Cal.9300

Cal.9300
スペック(仕様)
直径 32.5mm 厚さ 7.6mm
振動数 28,800振動 登場年 2011年
石数 54個 駆動方式 自動巻
構成 2針+クロノグラフ+デイト パワーリザーブ 約60時間
“Cal.9300″の特徴
スイスクロノメーター検定協会(C.O.S.C.)認定のクロノメーターで、コラムホイール機構、コーアクシャルエスケープメント搭載の両方向回転自動巻きムーブメント。
シリコン製ヒゲゼンマイ、並列に設置された2つの香箱を備え、約60時間のパワーリザーブを確保。
代表モデル

*出典元:https://www.commit-watch.co.jp/buyer/watches/mens/omega/speedmaster-255597/

⑨Cal.9904

Cal.9904
スペック(仕様)
直径 -mm 厚さ -mm
振動数 28,800振動 登場年 2016年
石数 54個 駆動方式 自動巻
構成 2針+クロノグラフ+デイト+ムーンフェイズ パワーリザーブ 約60時間
“Cal.9904″の特徴
METAS認定のマスタークロノメーター仕様で、コラムホイールとコーアクシャルエスケープメントを備えた自社製自動巻きムーブメント。
シリコン”Si14″製のテンプによって15,000ガウスの耐磁性を実現し、2重香箱を採用することで約60時間のパワーリザーブを確保。
代表モデル
『スピードマスター ムーンフェイズ』「Ref.304.93.44.52.03.001」

*出典元:https://www.omegawatches.jp/watch-omega-speedmaster-moonphase-co-axial-master-chronometer-moonphase-chronograph-44-25-mm-30493445203001


⑨Cal.1932

Cal.1932
スペック(仕様)
直径 -mm 厚さ -mm
振動数 36,000振動 登場年 2022年
石数 45個 駆動方式 手巻
構成 2針+スプリットセコンドクロノグラフ+ミニッツリピーター パワーリザーブ 約60時間
“Cal.1932″の特徴
【ブランパン】と共同開発された、クロノグラフとミニッツリピーターを一体化した【オメガ】史上最も複雑な手巻きムーブメント。
シリコン製ヒゲゼンマイにより15,000ガウスの耐磁性を実現し、チャイム機構や不正操作を防止するためセキュリティ機能を搭載。
代表モデル
『スピードマスター クロノチャイム』「Ref.522.50.45.52.03.001」

*出典元:https://www.omegawatches.jp/watch-omega-speedmaster-chrono-chime-co-axial-master-chronometer-chronograph-45-mm-52250455203001

まとめ

いかがでしたでしょうか。

素晴らしい様々なムーブメントをご紹介させていただきましたが、【オメガ】と言えばなんといっても名作として必ず名前の挙がる「Cal.321」ではないでしょうか。この名作が生まれたのには、やはり礎となった【レマニア】社の存在感は計り知れないものがありますが、これを見事改良し、作り上げた【オメガ】の技術力は目を見張るものがあります。この機会に、あまり注目されることの多くないムーブメントに着目して愛機を探してみてはいかがでしょうか。今回、代表モデルとしてご紹介したモノの中には、既にディスコン(廃番)となっており、正規販売店では購入出来ないモノも多くございますので、是非ともお近くにいらした際は、コミット銀座へお立ち寄りください。

今回も、本記事がお気に入りの高級腕時計を見つける一助となることを願っております。

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