映画やテレビなどで活躍する俳優の腕時計にフォーカスする「Actor’s Watch」。
第177弾の今回は、ノーマン・リーダスの腕時計をご紹介して参ります。
2010年に放送がスタートしたドラマシリーズ『ウォーキング・デッド』(2010-2022)。ゾンビが大発生した世界での人間ドラマとサバイバルを描いた本シリーズで、粗暴ながら情に厚く、身体能力に長けたキャラクター、ダリル・ディクソンを演じて大ブレイク。海外だけでなく、日本でも大ヒットしたドラマですので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
今回の「Actor’s Watch」は、そんなノーマン・リーダスにまつわる腕時計をご紹介して参ります。
ロレックス
デイトナ【Ref.116508】
『ウォーキング・デッド』の主役、元保安官のリックを演じたアンドリュー・リンカーンと、ダリルを演じたノーマン・リーダスの2ショット。こちらは2016年に行われた全米オタクの祭典「サンディエゴ コミコン」でのヒトコマです。
この写真でノーマン・リーダスが着用している腕時計は、ロレックス デイトナ(Ref.116508)。この腕時計は、彼が公私に渡って身に着けている姿が何度も目撃されているお気に入りのロレックス。ロックスターのようなワイルドなルックスには、ゴールドとブラックのデイトナがよく似合っています。ちなみにこの二人、休日には一緒にランチに行く仲だそうです。
デイトナ【Ref.116519】
続いては、2000年初頭の日本の映画雑誌に掲載された、若き日のノーマン・リーダスのイケメンなグラビア写真から。『処刑人』(1999)でブレイクを果たし、『ブレイドⅡ』(2002)などのハリウッド大作にも出演するようになった頃のノーマン・リーダス。その腕に着けられているのは当時の最新モデル、ロレックス デイトナ(Ref.116519)ではないかと思われます。
無精ヒゲは今と変わりないものの、シュッとした輪郭とクールな眼差しで、当時は人気の若手イケメン俳優のひとりとして映画雑誌の表紙やグラビアを多く飾っていたことを思い出します。ちなみにこの腕時計は2015年頃のインタビューなどでも着用しており、彼が長く愛用している一本であることは間違いなさそうです。
カルティエ
ドライブ ドゥ カルティエ【Ref.WSNM0009】
続いては、2016年にカルティエの記事広告に登場した、「小綺麗なダリル」とでもいうべき、キメ顔のノーマン・リーダス。デニムシャツにジャケットという、彼にしては大人っぽく落ち着いたファッションに合わせられた腕時計は、カルティエ ドライブ ドゥ カルティエ(Ref.WSNM0009)でした。
2016年はドライブ ドゥ カルティエが発表された年。コレクションのリリース年に広告に起用される俳優は、その商品のイメージを決定づける重要な存在と言えます。ドライブ ドゥ カルティエは、カルティエの数少ないメンズ専用コレクションで、「野生の本能と自立心が強いエレガントな男性に向けて作られた」と謳われるモデル。ノーマン・リーダスは、まさにそのイメージに相応しいスターと言えるでしょう。
セイコー
ワイヤード コジマプロダクション 限定コラボモデル【Ref.AGAT729】
左から、ノーマン・リーダス、ゲームクリエイターの小島秀夫監督、『ウォーキング・デッド』のニーガン役を演じているジェフリー・ディーン・モーガンという、実に豪華な3ショット。ノーマン・リーダスは小島監督が製作した大ヒットゲーム『デス・ストランディング』でメインのキャラクターを演じており、また、小島監督は『ウォーキング・デッド』の大ファンということで実現した夢の共演です。
3人が着用している腕時計は、セイコー ワイヤード コジマプロダクション限定コラボモデル(Ref.AGAT729)。小島監督のスタジオ、コジマプロダクションのマスコットキャラクター「ルーデンス」を文字盤と裏蓋に配した限定クロノグラフです。クォーツ駆動のファッションウォッチながら、コジマプロダクションのファンが購入しているだけあって手放す人は少なく、なかなか中古市場に出回らない希少品になりつつあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したゴールドとプラチナの2本のロレックス デイトナは、昔の映画雑誌のグラビアから、最近のインタビュー動画まで、彼が長きに渡って着用している姿が確認されているお気に入りの2本。腕時計に関して、ノーマン・リーダスは一途なデイトナ愛を貫いているようです。
2022年に完結を迎えた『ウォーキング・デッド』ですが、2023年からは、ダリルを主役にしたスピンオフシリーズ『ウォーキング・デッド: ダリル・ディクソン』の放送がスタート。2024年の夏にはシーズン2の放送が予定されており、まだまだ彼が演じるダリル人気の勢いは続きそうです。
そんなノーマン・リーダスですが、つい最近(2024年5月)に「大阪コミコン2024」に登場。『ウォーキング・デッド』撮影の裏側を語ったり、ファンとの交流でイベントを大いに盛り上げました。
大阪コミコンで私が嬉しかったのは、彼がブレイクするきっかけとなった『処刑人』(1999)の3作目、『処刑人3』製作の噂が本当であると彼の口から語られたこと。ショーン・パトリック・フラナリー演じる兄と、ノーマン・リーダス演じる弟のマクナマス兄弟が、法で裁けぬ悪人に天誅を下す『処刑人』は、私が個人的に大好きな映画の一本。しばらくは、父と子の聖霊の御名において『処刑人3』の完成を待ちわびる日々となりそうです。
ではまた!