本日は【2024年度版】機械式腕時計 ”インタレスト(再入荷希望)モデル” パテックフィリップ カラトラバ&コンプリケーション&グランドコンプリケーション 編をお送りいたします。
当店では、お客様より再入荷を希望する申し込み(インタレスト)を多数いただいておりますが、巷で人気と囁かれてるモデルはもちろんのこと、予想外のモデルに人気が集まることもございます。
本記事では、そんな普段はなかなか知ることの出来ない本当に人気のモデルを厳選してご紹介していきたいと思います!是非とも最後までお楽しみください!
※2024年6月時点、直近三ヶ月以内に再入荷希望のリクエストをいただいているモデルから選定しています
ご興味ある時計がございましたら、この機会に是非インタレスト(再入荷希望)をご登録ください
①カラトラバ「Ref.3796R」
1982年頃から2000年頃まで製造されていた、ケース径30.5mmの『カラトラバ』「Ref.3796」。
アプライドのゴールド植字インデックス、ゴールドのドルフィン針、アイボリー文字盤の組み合わせが独特な雰囲気漂うこちらは、『カラトラバ』の元祖「Ref.96」の流れを踏襲して、ミドルケースから流れるようにラグが一体化されており、これまで受け継がれてきた良い部分を現代的に落とし込んだ、非常に完成度の高いモデルです。ケースの大型化が進んだ現代ですが、やや小ぶりのケース径が魅力の「Ref.3796」。市場から年々少なくなってきており、全体的に相場が上がっておりますので、早めに押さえておきたいとリクエストをいただいているのかもしれません。
②カラトラバ「Ref.5026G-001」
続いても、1997年から2007年頃のわずか5年間のみ製造された『カラトラバ』「Ref.5026G」。
文字盤のインデックスにアプライドのブレゲ数字、4時位置にスモールセコンドを配した玄人好みのこちらは、ケースは33mm径とやや小ぶりですが、クラシカルな印象のブレゲ針が最大の特徴です。流通量が非常に少ないこともあり、定期的にリクエストをいただくことの多い一本です。
③カラトラバ「Ref.5116R-001」
2013年の18KWG(ホワイトゴールド)のディスコン(廃番)に伴い、登場した18KRG(ローズゴールド)仕様の「Ref.5116R-001」。
36mmケースに、クルー・ド・パリベゼルを配した上品な印象のこちらは、文字盤6時位置に七宝焼によるエナメル文字盤が採用されていることを表す“EMAIL”のレターが配されています。エナメル文字盤ということもあり、製造数が限られており、希少性も高くなっています。デザイン性、資産性に加えて日本人の腕元にもフィットしやすく使いやすい点も相まって、欲している方が多いのでしょう。
④『カラトラバ』「Ref.5196G-001」
2004年に誕生した『カラトラバ』「Ref.5196」。
こちらは、数字の「96」がリファレンス(型番)に付いている、通称”クンロク”と呼ばれる人気モデルで、ケース素材は18KYG(イエローゴールド)、18KRG(ローズゴールド)、18KWG(ホワイトゴールド)、PT(プラチナ)で展開されています。シンプルな文字盤は、カラトラバ十字を模したスモールセコンドがさりげないアクセントになっており、これぞ究極のドレスウォッチと言える一本。洗練されたドレッシーな装いに惹かれ、ディスコン(廃盤)となった今でも多数のリクエストをいただいている人気モデルです。
⑤『カラトラバ』「Ref.5226G-001」
シンプルなデイト付きの三針モデルとして”Watches & Wonders Geneva 2022″で発表された『カラトラバ』「Ref.5226G-001」。
ブラックグラデーションのテクスチャード文字盤に、アプライドのアラビア数字インデックスを配したこちらは、ヌバック仕上げのカーフスキンベルトや、注射器を連想させるシリンジ型の針がヴィンテージの雰囲気を纏った一本。また、ベゼル装飾として採用されることの多かった”クルー・ド・パリ”装飾を、ケースサイドに施すなど、細部へのこだわりも見られます。搭載ムーブメント「Cal.26-330 S C」においては、ハック機能(ストップセコンド)や、日付変更禁止時間帯がなくなった、利便性の高いモノが採用されています。デザイン性、機能性に優れた魅力的なモデルとなっており、リクエストを多数いただいております。
⑥『パーペチュアルカレンダー』「Ref.5140G-001」
続いてご紹介するのは、2006年から2016年まで製造されていた『パーペチュアルカレンダー』「Ref.5140」。
2006年までの約20年間も製造されていたロングセラーモデル「Ref.3940」の後継機として誕生したこちらは、ケース径37.2mmと、先代の36mmから、1.2mm程サイズアップしており、全体的な見た目のバランスが良くなっています。ダイヤルデザインは、バーインデックスが長くなり、インダイヤルの数字と文字が大きくなったことで、視認性がグッと向上しています。シースルーバックから鑑賞出来るムーブメントは、およそ40年前に採用されてから、今もなお現役で活躍し続けている「Cal.240 Q」。ケース厚も9mmに抑えられているため、腕なじみ、収まりともに良く、上品かつエレガントな時計をお探しの方からリクエストをいただいているのかもしれません。
⑦『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』「Ref.5270P-001」
先代「Ref.5970」に搭載されていたレマニア製ムーブメントから自社製ムーブメントへと変わった、初の『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』「Ref.5270P-001」。
レマニア製ムーブメントが毎時18,000振動だったのに対し、「Cal.CH 29-535 PS Q」では28,800振動とハイビート化しており、新たに秒針を止めるハック機能(ストップセコンド)も追加されました。また、うるう年表記を4~5時位置に、デイ&ナイト表記を7~8時位置に配しているため、実用性が向上しています。ケースサイズは「Ref.5970」から1mm大きい41mmへと変更されましたが、角型プッシャーやリーフ針、ラグの形状がしっかりと継承されているのもポイントですね。人気の高いサーモンダイヤルに、PT(プラチナ)モデルのみに採用されているアラビア数字インデックスを搭載し、特別感のある仕上がりとなっていますので、上がり時計としてリクエストをいただいているのかもしれません。
⑧パーペチュアルカレンダー クロノグラフ「Ref.5970P-001」
2004年のバーゼルワールドで発表された、『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』の第四世代にあたる「Ref.5970P-001」。
初代「Ref.1518」、第二世代「Ref.2499」の初期型に見られた角形のプッシュボタンや、文字盤外周のタキメーター、第三世代「Ref.3970」のクラシカルなデザインを引き継ぎながらも、従来の36mmケースから40mmへとサイズアップを図り、新しく生まれ変わって登場しました。PT(プラチナ)仕様のこちらは2009年に発表されましたが、2010年までの僅かな生産期間でディスコン(廃番)となっており、300~500本のみの製造と言われています。また、他の素材を使用した「Ref.5970」とは異なり、6時位置の表記が”SWISS”ではなくタキメーター”120″の数字を配しています。最後のレマニア製ムーブメントのエボーシュである「Cal.CH 27-70 Q」を搭載している点がリクエストをいただいている主な要因なのかもしれませんね。
⑨『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』「Ref.3970」
続いてご紹介するのは、1986年頃から2004年頃まで製造されていた『パーペチュアルカレンダー クロノグラフ』「Ref.3970」。
こちらの「Ref.3970」は、製造初期のインデックスはバトン型、針はリーフ型、後期になるとインデックスはトライアングル型、針はバトン型に変更されるなど、多くのマイナーチェンジが行われているモデルです。特に、裏蓋は重要なポイントで、第一世代はスナップバック(はめ込み式)、第二世代はスクリューバック(ねじ込み式)、第三世代はシースルーバック(クローズドバック付き)となっています。文字盤にはパーペチュアルカレンダー機構とクロノグラフ機構がバランス良く配されており、この美しさには誰もが圧倒されてしまうのではないでしょうか。数ある【パテックフィリップ】のモデルの中でも、上がり時計の候補としてリクエストをいただいております。
⑩『アニュアルカレンダー』「Ref.5036/1G-017」
『アニュアルカレンダー』機構が世界で初めて搭載された「Ref.5035」の後継機で、1998年発表の「Ref.5036/1G」。
1996年に登場した前モデルの「Ref.5035」は、同年の”ウォッチ オブ ザ イヤー”受賞という快挙を成し遂げた歴史を持ちます。今回ご紹介の「Ref.5036/1G」は、アリゲーターストラップ仕様からブレスレット仕様に、更にはダイヤルレイアウトも大胆に変更され、12時位置にパワーリザーブ表示、6時位置にムーンフェイズおよびブランド名が配されました。(「Ref.5035」では12時位置にブランド名、6時位置に24時間表示)37mmのやや小ぶりなケースに、アニュアルカレンダー機構を完璧なレイアウトでまとめた、【パテックフィリップ】の技術力とデザイン力が魅力。【パテックフィリップ】では珍しく、夏場でも使いやすいブレスレット仕様ということでリクエストをいただいているのかもしれません。
まとめ
お客様より再入荷リクエストをいただいている【パテックフィリップ】『カラトラバ&コンプリケーション&グランドコンプリケーション』を厳選して10本ご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。数多くリクエストをいただいているため一部モデルのみのご紹介となりましたが、こうしてまとめてみると、三針のシンプルなモデル、デザイン性が優れたコンプリケーションモデルの人気が高いことが分かりますね。
該当モデルを所有され、売却をご検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ当店コミット銀座の預かり販売・買取をご利用いただければ幸いです。