高級腕時計をお持ちの方もそうでない方も、誰もが一度は「どのモデルが人気なんだろう?」と考えたことがあるかと思います。「人気の王道モデルが欲しい!」「人と被らないモデルが欲しい!」など、皆様それぞれの動機があるなか、実際にどれが人気なのか!?は、リアルタイムに情報を得なければなかなか手に入りません。

そこで今回は、【ロレックス】のセミヴィンテージ(型番が5桁のモデル)を対象に、2024年下半期のコミット銀座(以下:当店)取り扱い数上位5本を公開いたします!是非とも皆様も一緒にランキングを想像しながら、楽しんでご覧ください。

 

 

第5位

シードゥエラー「Ref.16600」

 

第5位には、前モデル「Ref.16660」のスペック、デザインを継承し、1988年頃(R番)~2009年頃(V番)まで製造されていたロングセラーモデル「Ref.16600」がランクイン。

外観は前モデル「Ref.16660」とそれほど変わりませんが、新ムーブメント「Cal.3135」を搭載し、耐久性やメンテナンス効率が向上しています。また、ダイビングスーツの上からでも装着出来るように備えられた”フリップロック”(ブレスレットの延長)や、飽和潜水時に混入するヘリウムガスを排出する”ヘリウムエスケープバルブ”など、プロダイバーのための潜水ツールでありながら、オン・オフ問わず使用出来るデザインを併せ持った人気モデルです。

 

 

第4位

サブマリーナー 「Ref.16613」

第4位は、1989年頃(R番)~2009年頃(V番)まで製造されていたロングセラーモデル「Ref.16613」がランクイン。

製造年数が長かったことから、ブレスレットやケースのブラッシュアップ、夜光塗料の変更など、マイナーチェンジがいくつも施されています。また、青ベゼル×青文字盤の配色から、通称”青サブ”と呼ばれており、数多くあるコンビモデルの中でも、とりわけ人気が高いモデルです。中でも経年変化によりブルー文字盤が”紫”に変色したバイオレットダイヤルの個体は、見た目のカッコ良さや希少性も含めて、特にオススメです。

 

 

第3位

エクスプローラーⅡ「Ref.16570」ホワイト文字盤

 

第3位には、GMT機能やデイト表示等の実用性に優れた『エクスプローラーⅡ』「Ref.16570」がランクイン。

SS(ステンレススチール)製のスポーツモデルの中では、『デイトナ』と同様に黒文字盤と白文字盤がラインアップされているこちらは、年代によってダイヤルの質感が異なるものや、経年変化により夜光が焼けた個体など、その様々な違いから好みの風合いを探す楽しみがありますね。後継機にあたる「Ref.216570」および「Ref.226570」では、ケースサイズが42mmへと大型化されていますので、日本人の腕に馴染みやすい40mmサイズというのは、今後増々需要が高まるのではないでしょうか。

 

 

第2位

エクスプローラー「Ref.14270」

第2位は、シンプルな装いであることから、高級腕時計の入門機としても選ばれることの多い『エクスプローラー』より「Ref.14270」がランクイン。

“冒険家のために作られた時計”のコンセプト通り、堅牢性の高いケースや視認性に優れた文字盤など、使い勝手が非常に良いこちらは、オン・オフ問わず着用できる汎用性の高さと、手にとりやすい価格帯も相まって非常に人気の高い一本です。ネクストヴィンテージモデル筆頭株としての注目度も高く、特にシングルバックルとケースサイドに横穴が開いた”初期個体”は、「資産性を重視して選びたい!」という方にも、おすすめの個体です。

 

 

第1位

デイトナ「Ref.16520」ブラック文字盤

栄えある第1位は、1988年頃(R番)~2000年頃(A番)に製造された『デイトナ』4代目にあたる「Ref.16520」黒文字盤がランクイン。

こちらは、クロノグラフムーブメントの名機と名高い【ゼニス】社の”エル・プリメロ”をベースとした自動巻ムーブメントを搭載しており、【ロレックス】の中でも1、2位を争う人気を誇っています。製造時期によって個体差があり、通称”パトリッツィ(ブラウンアイ)”と呼ばれるインダイヤルがブラウンカラーに褪色した個体などは特に希少性が高く、高額取引されているモノも数多く存在しています。その仕様の多さから「よく分からない!」という方も多いです。まずは信頼できる鑑定士やスタッフに確認してから購入することをおすすめします。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

やはり巷で人気が高いと囁かれている『デイトナ』強し、といった結果ではありましたが、定番モデルの『エクスプローラー』や『サブマリーナー』なども流石の人気を誇っていましたね。

セミヴィンテージモデルはマイナーチェンジが施されている個体が多く、年代毎にその雰囲気や時計の価値も大きく変わります。更には、相場が下がりにくく、流通量が増えることのない”数に限りある廃盤モデル”となりますので、今後に期待出来る注目株とも言えるでしょう。しかしながら、どれでも良いという訳ではもちろんございませんので、売買をご検討の際は、まず当店までお気軽にご相談ください。お客様のご要望や状況に応じて、適切にアドバイスさせていただきます。

本記事が皆さまの売買における参考になれば幸いでございます。次回以降の取り扱い数ランキングもお楽しみにお待ちください!

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