みなさん、こんにちは。

今回は前回に続き、今年の新作で【パテックフィリップ】の代名詞とも呼べるモデル『カラトラバ』のお話と、当店に新入荷しました、私の大好きな【パテックフィリップ】のモデルをご紹介したいと思います。

【NEW】「Ref.6119R-001」「Ref.6119G-001」 カラトラバ 《クルー・ド・パリ》

*「Ref.6119R-001」 参照:PATEK.COM

こちらの新作カラトラバですが、過去に生産されていた「Ref.3919」。その後に登場した「Ref.5119」へのオマージュから、型番も「Ref.6119」となっているようです。

*「Ref.6119G-001」 参照:PATEK.COM

ギョーシェ装飾のベゼル《クルー・ド・パリ》は、過去のモデルでは好き嫌いが分かれる声がチラホラございましたが、率直に今回の新作は”カッコイイ”と言える仕上がりではないでしょうか。

*参照:PATEK.COM

王道である初代カラトラバ「Ref.96」を彷彿とさせる、美しいケースからラグへのデザイン。そして39mmというケース径が、存在感大となっております。

今まで様々な【パテックフィリップ】のモデルを見て来て、後継機にあたるようなモデルが発表される時に、私が一番納得がいかないと言うか、アップデートして欲しかった事がありまして、それが今回されていることにより、全てが解決し、より完成度が増したと思います。

*参照:PATEK.COM

もう既にお気づきの方もいると思いますが、、、そうです【ムーブメント】です!
このカラトラバには待望の新ムーブメント「Cal.30-255PS」が搭載されているのです。

今まで長きに渡って採用されていたムーブメント「Cal.215PS」はサイズが21.9mmと小さめのサイズであったため、スモールセコンドを採用しているモデルだと、どうしても配置を文字盤センターよりにせざるおえなかったのです。

*参照:PATEK.COM

また、現代にあわせたサイズ感を持ったケース径だと、サファイアクリスタルバックにしてムーブメントを見せるのには無理があったと思います。新ムーブメントの「Cal.30-255PS」は、サイズ径を31mmにすることにより、その問題をクリアしています。

また、ただサイズを大きくしただけでなく、65時間のパワーリザーブ、ハック機能(リュウズを引くと秒針ストップ)が搭載されたのも嬉しい限りです。

*参照:PATEK.COM

18KRG(ローズゴールド)ケースは、素材にあった温かみのあるシルバー文字盤、

*参照:PATEK.COM

18KWG(ホワイトゴールド)ケースは、クールで引き締まった印象のグレー文字盤を採用しています。

このあたりはお好みでのチョイスとなると思いますが、どちらも良さそうですね。
早く実機を見てみたいです。

国内正規販売価格は【 3,399,000円(税込) 】と、納得の価格ですね。

【NEW】「Ref.4947/1A-001」 アニュアルカレンダー・ムーンフェイズ SS

*「Ref.4947/1A-001」 参照:PATEK.COM

先ずこのモデルを見て感じたことは、意外性と驚きです。

何故かと言いますと【パテックフィリップ】のモデルで、4および7から始まる型番(リファレンス)は、レディースモデルであるという認識があったからです。

今もカタログに掲載され、生産されている18KRG(ローズゴールド)ケース「Ref.4947R-001」18KWG(ホワイトゴールド)ケース「Ref.4947G-010」は、見るからにレディースモデルであり、このモデルを男性がはめるのはナンセンスであると個人的に思います。

*参照:PATEK.COM

今回のモデルについては、リファレンスこそ4から始まりますが、デザイン・サイズ感含めて性別問わず着用出来ると思います。

*参照:PATEK.COM

文字盤は、縦横サテン仕上げのデニムをイメージさせるようなキレイなブルーです。

また、更に嬉しい点として、軽量で普段使いに適したSS(ステンレススチール)ケースに、腕馴染みの良さそうな新しい一体化したポリッシュ仕上げのブレスレットを採用おります。

*参照:PATEK.COM

これからの腕元の露出が目立つ季節に、サラッと着用したいモデルです。
こちらも実機を是非とも見たいですね。

【新入荷】「Ref.5960/01G-001」 アニュアルカレンダー・クロノグラフ 18KWG

最後に私が待望していたモデルが入荷いたしましたので、ご紹介させていただきます。

アニュアルカレンダー(年次カレンダー)にフライバック・クロノグラフを搭載した、18KWG(ホワイトゴールド)ケース初採用のモデルです。文字盤の配色は違いますが、ミニッツスケール部分(ホワイト)と文字盤部分(ブルー)の色味を変えることにより、スポーティー且つエレガントな印象となってます。

ストラップはカーフ素材を採用してますが、カジュアルになりすぎないのは【パテックフィリップ】ならではだと思います。【パテックフィリップ】のアンティーク、ヴィンテージを彷彿とさせるギョーシェ装飾入りプッシュボタンの採用も、歴代の「Ref.5960」シリーズには見られなかった変更点です。

アニュアルカレンダー(年次カレンダー)にフライバック・クロノグラフを搭載したムーブメント「Cal. CH 28-520 IRM QA 24H」は、眺めているだけでもワクワクさせられますね。

保証書の日付は2020年6月と、まだメーカーでの保証期間内です。状態は着用はされていない未使用品。もちろん付属品も完備です。

気になる販売価格ですが6,160,000円(税込)です。

国内正規販売価格が7,887,000円(税込)ですので、この状態であればご納得いただける価格だと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

やはり、新作モデルはテンションが上がりますね!

また、以前もコラムで触れた「Ref.5960/01G-001」 アニュアルカレンダー・クロノグラフ 18KWG(ホワイトゴールド)は、私自身がとても好きな時計です。マジマジと時計を見て、改めてこの時計の良さが分かると同時に所有欲が沸きました。接客にも相当熱が入ってしまいそうですので、その辺りは暖かい目で、、、よろしくお願いいたします。(笑)

新作モデルが入荷するのにはまだまだ時間がかかると思いますが、その他モデルも含めて魅力的な【パテックフィリップ】の時計をご紹介出来るよう、今後とも日々頑張ってまいります。

また、お持ちの【パテックフィリップ】の時計をご売却ご検討の際には、是非コミットまでご相談ください。

では、また!

阿部泰治のパテック論